姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

忍者ハットリ君のことばに学ぶ(なーんてカッコいいけど?)

2006年01月05日 | Weblog
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 昨晩放送された映画「忍者ハットリ君」を見ました。(録画しておいたものです) SMAPしんごちゃん,役者としてもタレントとしてもステキなオーラを感じます。

 この映画を見ていて,心に落ちたせりふがあったので,紹介します。

 「どうせできっこない」・・・これが,ハットリ君の主ケンイチ少年の口癖です。そんなケンイチ少年に対して,ハットリ君は「できなことがかっこ悪いんじゃない。はじめから諦めてやろうとしないことがかっこ悪いでござる」と話す。
 
「どうせできっこない」ということばは,ケンイチ少年のこれまでの経験から彼自身が作り上げた「マイナスの信念」です。そのことが,潜在意識に刻み込まれていたのでしょう。潜在意識に刻み込まれたマイナスの信念は,その人の行動やことば,考えに無意識のうちに大きな影響を与えます。

 しかし,ケンイチ少年は,ハットリ君との出会いによって,この「マイナスの信念=思い込み」をはずしていきます。その信念がはずれた瞬間,ケンイチ少年はとてつもない自分の中の力を発揮します。

 これって,まったくNLPでも言われていることと同じです。マイナスの信念は,人が進化しようとする時や変化していこうとする時にその行動や思考を邪魔します。ケンイチ少年は少年であるこの時期に,この思い込みをはずすことができ,幸せだったと思います。
 姫自身も,多くのマイナスの信念に苦しんでいます。もっとも,「苦しむ」という選択をしてるのは,自分自身ですが。だから,目の前の生徒達がそれぞれに持っている「マイナスの信念」を「変化させる手助け」をしたいと思っています。 そんな自分に「自分のマイナスの信念がクリアできない自分に生徒の思い込みを変える手伝いができるのか」という心の声がありました。でも,その答えはこうです。
 「私は自分の中のマイナスの信念に気づいています。その信念を持っていることによる苦しみを経験しています。だから,生徒の苦しみに共感することができるのです。」

 生徒が持っているマイナスの信念が変わっていく時,彼らの行動もことばも,思考も変化します。そのことが大切な中学生という時期を輝くものに変えていくエネルギーになっていくと思っています。そんな変化の手伝いができるような力をもっともっとつけていきたいと願う姫です。
重い話になっちゃったでござる(←?)もうひとつ,ハットリ君の名セリフがあるので紹介するでござる。

「掟だから,(伊賀の里へ)帰るのではないでござる。それは,拙者が掟を守ると決めたからでござる。自分で決めたことだから,それに責任を持つのでござる」
 人は常に選択をして生きているのでござる。行動も,感情も,ことばも。その選択は,誰かに言われたものであったとしても,その行動を決めたのは自分なのでござる。

 そう思って生きていくと,これまたつらいことも多いのでござるが,自分の行動や感情やことばに敏感になることができるのでござる。 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
りこさんへ ()
2006-01-08 21:14:03
 りこさん,コメントありがとう。

 養護教諭になろうとしているんですね。



 今,養護教諭という職業はとても難しい立場に立たされています。でも,すばらしい仕事です。どうぞ,こどもたちと楽しく輝いた日々を送る自分をイメージして,夢をかなえてくださいね。



 人間葉選択して生きています。本当にそうですね。



 学生のうちに,呼んでおくといい本があります。私も,学生時代に出会いたかったと思っている本です。

 よかったら読んでみてください。



「7つの習慣ティーンズ」

 これから,現場に出たときに,子ども達につたえるべきエッセンスが詰まっています。そして,自分自身の生き方に示唆を与えてくれます。



 
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アクアさんへ ()
2006-01-08 21:09:21
 アクアさん,こちらこそ,今年もよろしくお願いします。

 私も実は,この自分を引っ張るマイナスの信念を感じることがあります。自分が変化しようとか進化しようとする時に,深いところで私を引っ張ります。



 潜在意識ってすごいですね。

 

 でもそのマイナスの信念がもつ肯定的な意図も認めてあげることも大切なのかなと思います。守ってくれてありがとうって伝えて,そこからへんかするのかな???
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できる自分の絵を見つづけよう (aqua(アクア))
2006-01-08 00:04:23
姫先生 

あけまして おめでとうございます

今年も先生のブログ楽しみにしています



さて、マイナスの信念=できっこない

これはNLPを学んでいても、私は無意識にわいてくる時があります。



例えば、今、自転車の練習をしている5歳の長男が

以前、練習した時に失敗して転んだことがあります。

次に練習した時に「また、転んじゃうから」とか「怪我するから」と言いながら、自転車に乗りたい自分と、失敗して乗れない自分を思い浮かべていています。



NLPerの私は「できる自分」を思い浮かべるように声をかけているのですが、、、。

しかし、ここだけの話、実は親である私も子どもが怪我をするのが怖くて、つい、失敗して転んでしまった子どもの絵を思い浮かべてしまいます。



なりたい自分に近づくサポートは、見守る親が子どもをできる人として信じて「できるー!」と一声かければOK。

至ってシンプルなのかも。



ハットリ君が発したメッセージを感じる事ができた先生の感性、素敵ですね。





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初めまして★ (りこ)
2006-01-05 23:11:05
埼玉に住んでる19歳です。

養護教諭を目指して大学で勉強中です。

姫先生のブログに出逢って3ヶ月くらいたちますがコメントするのは初めてです♪

姫先生の生徒への想いとかすてきだな~って思うし、授業の内容とかも勉強になります☆NLPにもすごく興味を持ちました!いつも楽しみに読ませて頂いてます(^^)



私もはっとりくんを見て、姫先生と同じくこの言葉が心に響きました☆この映画を見た多くの子どもたちの心にも届いているといいなぁと思います♪

人は常に選択をして生きている・・・今・ここからどんな自分を始めるか、全て自分の選択で自分を変えていけるんだ!というのが最近の私のモットーです☆
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