(2013年の記事)
保健室コーチング3日間集中講座 無事終了しました。
全国から 職種を超えて たくさんの方が 参加してくださいました。
新年早々の 3連休
参加する方は少ないかもしれないけど 基礎講座2日間ではできないことを よりベーシックコースに近い形でやってみたいな~という気持ちで 開催しました。
しかし募集を開始してみるとほんとうにあっという間に 定員に達し 急きょ 定員の増員、広い会場に変更し対応しました。
養護教諭以外の方の参加もあり、そのことが また違った視点からの気付きにつながったりして 本当に深い学びの3日間となりました。
1日目
保健室コーチングの背景理論としての「脳科学 NLP」を理解し、基本的な考え方、内的状態を決定づける条件を体感していただきました。
受講生さんを3つのグループに分け アシスタントさんがリーダーシップをとり 実際のワークの取り組みの指揮、そして シェアリングをしていただきました。
私は シェアの時間を 全体的に見ているという立場でした。
ワークの細かい説明や グループ内でのワークの進行、采配、アドバイス、シェアは アドバンスの方にお任せしました。
アドバンスコースを修了し、現場で実践を重ねている「保健室アドバンスコーチ」のすごさを再確認した いや 予想以上のその底力に 感激しました。
そして、講座開催の3日前に 直観的に分けたグループのメンバーでしたが、
おもしろいほどに 本質的な課題が同じであるということ、
また それが そのグループのリーダーであるアシスタントさんの課題とよく似た傾向であり アシスタント自身もそれに気づいて苦笑いという場面も多々ありました。
2日目
保健室で使っていただけるワーク(言語、五感、フィジカル)三昧の1日でした。
出てくる 出てくる・・・・
人間理解をするために 一番の近道は 自分自身が変化を体験することです。
人間は 自分しか体験できませんから、自分自身の課題を投入することで 人間の仕組み こころの仕組みを 府に落とすことができます。
ワークの合間 合間に 自分の状態(相手をどう扱っているか)によって 相手が感じる反応がどう違うかを 体験していただきました。
特に「人の体に触れる」という アプローチ(子どもたちの体に触れるフィジカルアプローチ)では
「相手を助けたい」という想いや「私が何とかしてあげなければ」「あなたのために」という想いは 結果として相手の体を緊張させてしまったり
余計に不快感を増幅してしまったりすることが起きるということを 受講生さんたちは実感されたようでした。
3日目
参加者自身がご自身と向き合うためのワーク(そのまま保健室での子どもとのコミュニケーションや子供の内的理解に活用できるワークです)をご用意しました。
こんなシンプルな質問から 奥深くにある「想い」「願い」がでてくることに 驚かれる方も多かったようです。
そして、内面にある本当の願いが掘り起こされて 前日までとは表情が全く違ってしまうと
そして、第1講でやるには ちょっと早いかなと感じた「目標設定ワーク」を 第3講で行いました。
そして、このワークをベースに 個々のワークで出てきた様々な内的課題をテーマに 特別ワークをさせていただきました。
人間の体がもっている記憶や思い込み、思考パターンを「見える化」するワークです。
人がとめても 自分の想いが明確であれば どんどん前に進めるのに 周りの声が気になった途端に 迷いが生じる方
周りの声ではなく意識を『目標』だけに 集中したら あっという間に自分の手の中にお宝をゲットしちゃいました。
自分が提供する価値を低く見積もれば 動くことができるけど
自分が提供する価値相応に見積もれば 迷いが生じてしまう。しかし 決めて動き出してしまえば ものすごいパワーで目標を達成してしまう方
決めることのパワーのすごさ
行動する前に あれこれ 思考する(多くは正論に聞こえるやらないための言い訳)のではなく とにかく動き出してみることの大切さ
体が出してくる恐怖や混乱を 意志で乗り越えていく 大切さ
それらはすべて 日常の中で取り組んでいく課題です。答えは いつも自分の日常にあります。
こうしたことを 人の支援にかかわる人が 自分で体験することは 実際の現場で 人に対する観察力や洞察力 柔軟性として 必ず力となります。
最終ワークを終えて
冷えていたからだが 温かくなったという方もありました。
人間ってすごいですね。
いつも講座でお伝えしているのは
何かのスキルや手法やメソッドがすごいのではなく
人間そのものがすごいということ
何を学ぼうと どんな資格を持とうが 手法やメソッドが人を変えると思っているうちは
人間そのものの可能性を本気で信じていないのかもしれません。
参加してくださった皆さん
素晴らしいアシストをしてくださった アドバンスコーチの皆さん
本当にありがとうございました。
3日間の面白エピソードや参加してくださったみなさんの感想などは これから順次アップしていきます。
3日間の様子を激写した スライドショーはこちらから