(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供しています!
皆様、いつも応援いただきありがとうございます。
今日のテーマは
「本当に信じているかどうかは無意識に出る」 です。
タイトルの「本当に信じているかどうかは無意識に出る」は
男子日本代表ヘッドコーチ・ トムホーバス氏とWBC侍ジャパン監督・栗山英樹さんの
対談の中での言葉です。(報道ステーション」2023年7月3日)
対談の内容が、保健室コーチングベーシックコースでお伝えしている
「状態管理」「自己信頼・他者信頼」とつながることが多いので
学校教育、家庭教育の視点から、まとめ直してみました。
■「信じる」は無意識に表現される
お二人が持っている共通するテーマ、それは「信じるチカラ」
子どもたちと接する時、私たちが子どもたちに対して持つ信頼と、
子どもたち自身が自分自身に対して持つ信頼は、
その子の人生のおける成長に大いに左右します。
栗山さんは対談の中で次のように話しています
「何が起こっても、僕は選手を信じる」
同様にホーバス氏もこう話しています。
「信じて、信じて、このバスケットを信じて」
信じることは、単に口頭で伝えるだけではなく、
毎日の行動や会話、そして、それを持続することで形になります。
言葉でどれだけ「信じる」と言っても、本当にそうかどうかは、
無意識に表れてしまいます。
子どもたちは、それをキャッチします。
これは、保健室コーチングベーシックコースで学ぶ
「無意識レベルの相互作用」とも関係しています。
ホーバス氏は、対談の中で、
栗山さんが一貫して選手に対する信頼を示し続けたことに深く感銘を受けた!
と話しています。
WBCで、村上が調子が悪い時でも栗山さんが村上を信じきり、
村上があの場面でヒットを打ったあの場面ですね。
これは教師や大人が子どもに対する信頼を示し続けることの大切さにも
つながります。
子どもが困難に遭遇した時や失敗した時でも、
その子どもを信じ続け、支持し続けること。
■信じれば結果を出してくれるという裏の想いはマイナス
ただ、「信じれば、大人の思ったような結果を出すんだ」という裏の想いをもっての
「信じる」はコントロールであり、それ以外の結果は受け容れませんということになります。
同じように「信じる」と決めても、その結果に左右されてしまうのは、
その裏に「大人の都合による“信じる”」があるから。
無意識は嘘をつけませんね。
子どもはこの違いを、確実に自分の無意識でキャッチします。
大人がそんな裏の想いがあれば、子どもは結果を出せなかったことに
自分を責めてしまうケースもあります。
信じるとは、子どもの「言っていることを信じる」のではなく
「うまくいってもいかなくても、あなたの可能性を信じ続ける」
ということ。
目先の「信じる」か 大きな視点での「信じるか」は全く違います。
さて、ホーバス氏は、
「誰がいて誰がいないかに関わらず、一貫して強固なチームを作る」
「何が起きても揺るがないチームを目指してきた」と話しています。
これは教育(家庭教育・学校教育)の世界でも同様です。
子どもたちはそれぞれ異なる特性や能力を持っていますが、
それぞれが自分の能力を最大限に活用しできる環境を作り出すことが
大人の役目だと思います。
それでは、今回の二人の対談で語られている「チーム」を、
保健室コーチングで伝えている「チーム自分」に置き換えて考えてみましょう
■子どもを信じるには、まずは大人が「チーム自分を信じる」
桑原は、この対談を読んで次のように考えました。
「相手を信じるためには、まず自分自身を信じること、
そして、自分の中のあらゆる自分の側面もチーム自分として信頼するということ」
長くなったので、この続きは次回!
それでは、今日も素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2023年8月4日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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