2016年9月4日(日)、埼玉県の県名の由来である「さきたま古墳群」を訪ねる。JR高崎線の熊谷駅で秩父鉄道に乗り換え、行田市駅で下車。
まずは映画「のぼうの城」で一躍有名になった忍城を見学することに。行田市郷土博物館として本丸が再建されているが、外観とは違って中はお城の雰囲気はまったくなく、展示内容もチープでがっかり。石田三成の水攻めに耐えた浮城として名を馳せているのに肝心のそのあたりの説明が詳しくなく、中世や江戸時代以降の近世の説明がほとんどなので、残念ながら興味が失せてしまった。
ランチは行田市名物のゼリーフライ。忍城近くの「つりがね堂」というお店でゼリーフライとふらい焼きそばを注文。ゼリーを揚げているのかと思ってこわごわ食べてみると、単なるコロッケ。形が銭に似ているから銭フライ、それが訛ってゼリーフライとか。ふらい焼きそばは、小麦粉を溶いてクレープ状に焼いた少し厚めの生地で焼きそばを包んだもの。半分くらい食べると飽きてくる。粉もん好きの大阪人にとっては何とも中途半端な食べ物でした。
そしていよいよ、さきたま古墳群へ。
まずは日本最大の円墳である丸墓山古墳。直径105m、高さ18.9m。かなり高い。石田三成が水攻めの状況を観察するために頂上に陣を敷いたと言うのも頷ける。墳丘へ向かう小道は当時の堤(石田堤)の名残り。
次は金象嵌の銘文が入った「金錯銘鉄剣」が出土した全長120mの稲荷山古墳。
整備工事のために残念ながら墳丘に登ることはできなかった。隣接する博物館に鉄剣の実物が展示されている。
このほか、古墳群最大の前方後円墳である全長138mの二子山古墳、全長90mの将軍塚古墳など9基の大型古墳が群集する。
世界遺産登録を目指しているらしいが、生目古墳群と同じく日頃のメンテナンスが行き届いておらずに草ぼうぼう、博物館のビデオ説明も20年前のものを垂れ流し、ファミリーが楽しめる場所でもなく、考古学や古代史に興味ある人がワクワクするような場所にもなっていない。帰りに乗ったタクシーの運転手曰く「街の人は誰も世界遺産に登録されるなんて思っていない」って。
↓↓↓↓↓↓↓電子出版しました。ぜひご覧ください。
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ランチは行田市名物のゼリーフライ。忍城近くの「つりがね堂」というお店でゼリーフライとふらい焼きそばを注文。ゼリーを揚げているのかと思ってこわごわ食べてみると、単なるコロッケ。形が銭に似ているから銭フライ、それが訛ってゼリーフライとか。ふらい焼きそばは、小麦粉を溶いてクレープ状に焼いた少し厚めの生地で焼きそばを包んだもの。半分くらい食べると飽きてくる。粉もん好きの大阪人にとっては何とも中途半端な食べ物でした。
そしていよいよ、さきたま古墳群へ。
まずは日本最大の円墳である丸墓山古墳。直径105m、高さ18.9m。かなり高い。石田三成が水攻めの状況を観察するために頂上に陣を敷いたと言うのも頷ける。墳丘へ向かう小道は当時の堤(石田堤)の名残り。
次は金象嵌の銘文が入った「金錯銘鉄剣」が出土した全長120mの稲荷山古墳。
整備工事のために残念ながら墳丘に登ることはできなかった。隣接する博物館に鉄剣の実物が展示されている。
このほか、古墳群最大の前方後円墳である全長138mの二子山古墳、全長90mの将軍塚古墳など9基の大型古墳が群集する。
世界遺産登録を目指しているらしいが、生目古墳群と同じく日頃のメンテナンスが行き届いておらずに草ぼうぼう、博物館のビデオ説明も20年前のものを垂れ流し、ファミリーが楽しめる場所でもなく、考古学や古代史に興味ある人がワクワクするような場所にもなっていない。帰りに乗ったタクシーの運転手曰く「街の人は誰も世界遺産に登録されるなんて思っていない」って。
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古代日本国成立の物語 ~邪馬台国vs狗奴国の真実~ | |
小嶋浩毅 | |
日比谷出版社 |