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2013 10/12の拝観報告3(清水寺 成就院)


写真は、門前の池ともみじ

圓通殿を出て、さらに側道を登っていきます。
千体地蔵の奥にあるのが、塔頭の成就院です。

今回は「東山区ふれあい文化財観賞会」の内の1つに、ここ成就院が入っていました。
毎年この時期の開催されるイベントで、3か所を1000円でまわれる、そして1つはレアものがあるという企画です。
昨年は泉涌寺 即成院、三十三間堂と寶樹寺(ここが非公開文化財より先行公開)でした。

1人で5名まで申し込めるので、2×5名で計10名でした。
これを電話で申し込んだ時、全員の氏名を聞かれたので慌てました。
電話をしたのが、申し込み開始日の8/19。
東京旅行の最終日、豊洲のキッザニア東京から電話したので、いきなり参加者の氏名を全員分って言われてもね(笑)。

さてここのお庭については、もういいでしょう。
本編にもありますが、年に数回特別公開されていますので。

ここで大西英玄住職が説明をしてくださいました。
まだお若そうな感じでした。
そしてこの方は昨日述べた、大西良慶和上のお孫さんらしいですね。

成就院の書院にも3つぐらい大西良慶和上の書がありました。

ゆっくりとお庭をみせて頂き、清水坂を下ります。
皆さんが行かれる本堂などはスルーなところが、アマデウス会らしいですね(笑)。

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知恩院4 大方丈、小方丈(東山中央散策28)


写真は、小方丈と前庭

重要文化財の大方丈と小方丈は通常非公開ですが、2013/10/12の京都市文化財保護財団の会員事業で内部を拝観しました。
また2014年春の非公開文化財特別公開では大方丈のみが、2014年秋、2015年春の非公開文化財特別公開では大方丈と小方丈の両方が特別公開されました。

大方丈は将軍の公務に使用するための部屋です。
襖絵は金地の豪華絢爛なもので、狩野信政や狩野尚信らのものです。

大方丈は11間構成です。
中央は仏間で阿弥陀如来像がお祀りされています。
仏間の左側は“鷺の間”。
向かって左手前は“松の間”で27畳。
手前中央は“鶴の間”で54畳もあります。
右手前は“仙水の間”または“下段の間”といい27畳。
合わせて108畳です。
さらに鷺の間の左に”柳の間”、手前の松の間の左手に”梅の間”がありますが、公開はされていません。

この“下段の間”の奥、仏間の右手は1段高い“ 中段の間”で、天井は折上格天井です。
このさらに奥、後方左手は2段高い“上段の間”で、天井は”二重”折上格天井です。
ここには武者隠しもあります。

仏間の奥、後方中央は“竹の間”です。
後方左手は“菊の間”で、ホンモノの“抜け雀”の襖絵があります。
経年変化による剥落で雀が縁を残して見えにくくなっていますが、それがちょうど抜け出て飛んで行ったようにも見えます。

大方丈の左手後方に小方丈があります。
小方丈は6間からなります。
こちらの襖絵も狩野信政や狩野尚信らのものですが、比較的私的な空間ですので地味な水墨画です。
左手前が“蘭亭の間”、中央手前が“雪中山水の間”、右手前が“雪景の間”。
右手後方が“上段の間”なので、“雪景の間”より1段高いです。
中央後方は“羅漢の間”、左手後方は“花泉の間”です。

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