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2014 1/25の拝観報告5 最終(華開院)
写真は、門前
正林寺を出て、まずは電話をします。
この理由は後程。
御在宅を確認して、タクシーで向かったのが、円町にある華開院(けがいいん)です。
達磨寺こと法輪寺の隣にあります。
ここも1月の臨時総会の際に、スーメテさまから教えて頂きました。
このお寺も拝観寺院ではないので、日野富子のお墓をお参りさせて頂くということで電話をしました。
普通は、
僕:「いついつがいいのですが」
先方:「その時間は大丈夫です」
僕:「ではよろしくお願い致します」、
という流れになるのですが、
先方「その時間がご希望なのは分かりましたが、その時に居られるかは分かりませんので、また来られる直前に電話をしてください」と言われました。
ということで、最初に確認のお電話をしたのです。
恐らくここの御住職は、非常にマジメな方なのだと思います。
最初からおられるつもりだったのでしょうけれど、万一臨時の用事で出かける可能性まで考慮してこのようにおっしゃったのであろうと、お会いしてから思いました。
また詳細は今後の本編で掲載します。
ここの墓地には日野富子のお墓がありますが、案内もなにもないので案内がないと見つけるのは不可能ですね(笑)。
ちょうど塀を隔てた隣が法輪寺の達磨堂です。
法輪寺には度々来ているのですが、当時はすぐ隣に日野富子のお墓があるとは夢にも思っていませんでした。
また尼門跡寺院の光照院や三時知恩寺の歴代門主のお墓もありました。
ご住職によると、尼門跡寺院は実質偉い門跡さまの生活の場だったので、境内にはお墓を造らなかったそうです。
そういえば宝鏡寺の歴代の門跡さんのお墓も、真如寺にありましたね。
こういうところでいろいろな知識が増えて繋がってくるのは、非常に楽しいです。
最後に本堂には真如堂の本尊と同木から円仁が造ったといわれる阿弥陀如来坐像がお祀りされているのですが、それは電話の段階で却下されていました(笑)。
もうここ終わりで16:00過ぎでしたので、この日はこれで帰宅しました。
朝から願行寺→萬福寺 宝善院→正林寺→華開院。
う~~ん、超マイナーツアー(笑)!
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正林寺
写真は、阿弥陀堂(右)と本堂(左)
正林寺(しょうりんじ)は清水寺の南側にある浄土宗寺院で、かつてここに平重盛(清盛の嫡男)の邸宅がありました。
平家滅亡後は九条兼実の山荘となっていました。
アクセス
清水寺のある五条坂(東山五条)をさらに南に進みます。
すると馬町の交差点に差し掛かります。
ここを左折して渋谷通の坂を登ります。
最寄りのバス停は馬町です。
坂を約400m登った右手に、正林寺の大きな楼門があります。
楼門をくぐり、石畳の参道を進みます。
すると右手に小松谷保育園の門があり、この中に正林寺の伽藍があります。
門の手前左手に庫裏があるので、こちらで御朱印は頂けます。
本堂をお参りする際も、こちらに一声かけた方がいいでしょう。
門から中に入ります。
境内というか園庭に入り左を向くと、正面に阿弥陀堂、左手に本堂の大師堂、右手に鐘楼と喜運寺があります。
本堂(大師堂)に入ります。
本堂の左手の部屋は保育園の部屋ですので、園児が走りまわっている音が聞こえます(笑)。
内陣中央には圓光大師(法然上人)像、右には開基の九条兼実公像、左は鎮西上人・聖光房像がお祀りされています。
また法然上人の月命日である毎月25日には、阿弥陀堂内が開放されます。
内部には立派な阿弥陀三尊像がお祀りされています。
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