goo

新徳寺(壬生・島原散策11)


写真は、屋根が照り起くり(てりむくり)の本堂。

幕末に上洛した浪士組の清河八郎が、隊士に尊王攘夷の演説をした場所として有名です。
臨済宗の寺院ですので、”新徳禅寺”と表記されていることもあります。

アクセス
壬生寺の表門を出て、左斜め前方にあります。

通常は非公開ですが、2013/9/28の「そうだ 京都、行こう」の“はじまりの地 壬生の古地図歩き”で内部を訪問しました。
また元旦にも本堂に上がり、本尊拝観ができるそうです。

表門を入り、左手の庫裏からあがって本堂へ。
臨済宗の寺院なので、本堂は6間構造
手前に“鞘の間”が6畳ずつ3間。手前の3間は10畳、12畳、10畳。奥の3間の中央は内陣です。
全部で60畳はあるので、浪士を集めて演説出来そうな大きさです。
内陣の正面には本尊は准胝観音菩薩、右手には地蔵菩薩(屋根葺地蔵)、左手には不動明王像があります。
屋根葺地蔵(やねふき)とは、昔ある老女の家が大風で壊れました。
そこに若い法師が来て、魔法のように屋根を直してくれました。
その法師がお地蔵さまだったとわかり、以来「屋根葺地蔵」と呼ばれ信仰するようになったということです。

また内陣の右の仏間には、如意輪観音像がお祀りされていました。

さらに本堂内には、土方歳三、近藤勇、坂本龍馬、清河八郎に山岡鉄舟らの肖像画がありました。

本堂の左手裏側には小さな枯山水庭園があります。




コメント ( 2 ) | Trackback ( )