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2021 12/22の拝観報告2(菊乃井本店 ~珠玉の名品と京懐石~)


写真は、玄関。

清水寺を出て、三年坂→二年坂→ねねの道と進み、
11:10頃にやって来たのが、菊乃井本店です。

NHKカルチャーの「菊乃井本店 珠玉の名品と京懐石」でした。
ご主人 村田さんのお話、美術品の鑑賞とお食事で、39,160円。
参加者は18名でした。

玄関で受付をして、2階の広間へ。
大人数だと広間ですね。
また個室の1階にも少人数で行ってみたいです。

まずは11:30からご主人の村田さんから、菊乃井の歴史、美術品の紹介、そしてこの日の献立の説明がありました。

玄関と床の間の掛け軸は伊藤若冲。
棚の硯箱と書櫃は尾形光琳。
花入、向付の寒鰤と雑炊の器は北大路魯山人でした。
この歳になってくると、こういうところでの贅沢が幸せですね。
またお部屋の下座には洛中洛外図屏風が展示されていました。
洛中洛外図屏風ってなかなか手に入らず、こちらは先々代から所有されているものだそうです。

食事も一品一品、どのような想いで、何をどのように使ったり工夫したりして作るのかを聞かせて下さいました。
そもそも村田さんはお話も面白いし、カウンターの懐石とかでないとそのような話は伺えないので非常によかったです。

さて12:00頃から食事です。

       

1:八寸 右上の小川唐墨。唐墨にイカを巻いてタレに1週間漬けるそうです。そんな手間のかかる料理は最近作り手から敬遠され勝ちなんだそうですが、敢えてそういうを出して下さいました。唐墨とイカの旨味がベストマッチでした。
2:雲子蒸しですが、餡がトリュフです。意外と合っており、美味しかったです。
2と3の間にてっさがありました。
厚めに切っておられるので、歯ごたえが最高。
3:寒鰤、辛味大根。辛味大根はそのまま食べると結構辛いのですが、鰤と合わせて頂くといい辛味に。また逆に鰤も脂が乗っているのですが、辛味大根と一緒ならさっぱり頂ける相乗効果がありましたね。
4:ぐじ蕪蒸し。
5:柚子釜焼き。中にエビ、小蕪、金時人参、ホタテなど具材がたっぷり。
6:香箱蟹。見た目もきれいですし、カニは鉄板ですよね。
7:鴨鍋。九条ネギと下仁田ネギの共演。
8:ふぐの白子雑炊。ふぐの白子がたっぷり入っているので、クリーミーでした。
9:キャラメルアイス、蕎麦粉カステラなど。カステラも蕎麦粉で作ると和に寄ってきますね。この和に寄ったカステラが洋のキャラメルアイスとよく合いました。

なかなかの量でしたが(笑)、完食。
とても美味しかったです。
さすがに13年連続ミシュラン3つ星店ですね。
お店の方の気配りもよかったです。

14:40頃に終了し、車に戻って一旦帰宅しました。

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