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2024 7/7の拝観報告4 最終(松竹座 七月歌舞伎)
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写真は、一等席 9列10番から見た舞台。
地下鉄なんば駅で下車して、15:30頃にやって来たのが大阪松竹座。
七月歌舞伎の夜の部です。
今回は中村時蔵さんが「萬壽」を、梅枝さんが「時蔵」を襲名される記念の公演でもあります。
まずは16:00から義経千本桜の三段目のうち、まずは木の実と小金吾討死。
いがみの権太が出てくる義経千本桜の三段目は度々上演されており、僕もこれで3回目。
この演目はもうディテールも入っていますw
主馬小金吾が中村歌昇さんで、お守りする六代君は歌昇さんの長男の中村種太郎くん。
さらに茶店で遊んでいる権太伜善太郎は次男の中村秀乃介くん。
もちろんいがみの権太は片岡仁左衛門さん。
出てこられるだけで、舞台が締まりますね。
あんなカッコイイ80歳、見たことないです。
主馬小金吾が討ち死にして、その首を持って帰るのが鮓屋弥左衛門の中村歌六さん。
歌六→歌昇→種太郎、秀乃介で、播磨屋3代勢ぞろいでした。
さらにすし屋ですが、長いのでここまで16:50で10分休憩。
17:00からは義経千本桜 すし屋です。
ここで弥助(こと三位中将維盛)の中村萬壽さん登場。
使用人の低姿勢ぶりから、維盛となった時の威厳の空気感がさすがです。
終盤出てくる梶原景時 の坂東彌十郎さん(鎌倉殿の13人での北条時政役)。
背が高いので、悪役映えしますねw
18:30に終了。
ここから30分の幕間なので、食事タイム。
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写真は、叙々苑の上カルビ弁当(4,600円)と叙々苑サラダ(650円)。
梅田のルクアの10階にある叙々苑に事前にお弁当を発注し、15時にpick upしました。
叙々苑には何度か行ったことがありますが、お弁当を戴いたことがなかったので今回はコレに。
お肉がメッチャやわらかくて、もちろん美味しい!
手拭き、爪楊枝は当たり前で、紙エプロンや消臭タブレットまで付いているのはさすがです。
19:00からは舞踊の演目の汐汲。
蜑女苅藻の中村扇雀さんの舞が優美でしたね。
今まで見た扇雀さんは立役か「おばちゃん」役で、あまりマジの舞踊は観たことがありませんでしたが、体幹のブレない、手先まできれいな踊りでした。
また相手役の此兵衛は萬壽さんの次男の中村萬太郎さん。
次の八重桐廓噺にも出てこられます。
19:25に終了。
ここから20分の休憩。
ってことで、僕はおやつタイムw
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写真は、新宿高野のpetifハピネス~2色メロン~ 972円。
こちらにしました。
京都にはないお店。
他のお店で桃のパフェのようなのもありましたが、背が高くて戴くまで現状保存しておく自信がなく断念w
でもこちらも果物たっぷりで、スポンジもメロン味。
クリームも濃厚で甘すぎず、非常に美味しかったです。
そして19:45から八重桐廓噺 嫗山姥。
こちらも1度見たことがあるので、あらすじはOK。
大体のあらすじが分かっていれば、初見でも十分楽しめます。
ただ複数回観てディテールまで分かってみるとさらに面白いのも間違いないです。
主役の荻野屋八重桐は中村時蔵さん、萬壽さんの長男。
ちょっと出てくる煙草屋源七(坂田蔵人時行)は尾上菊之助さん。
これから菊五郎2人体制(お父さんと)ですねw
腰元のお歌が先にも出られていた中村萬太郎さん(萬壽さん次男)。
なので今回は萬屋勢ぞろいですw
今回気づいたのは源七の妹役 白菊の片岡孝太郎さん。
基本女形なので、殺陣を見たことがありませんでした。
今回は女性ながら殺陣の場面があったのですが、所作がきれいでした。
動きのキレもいいですね。
最後の方で沢瀉姫の中村壱太郎さんを悪役の太田十郎の中村鴈治郎さんが引きずって来た時は、「実の親が息子を引きずって来た」のが面白かったですw
20:35に終了。
毎回ですが、歌舞伎は観終わってみてよかったな~~~って思います。
次は12月顔見世・・・の前に、もう1回ありそうですw
大阪からなので、帰宅したら22時でした。
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和楽
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写真は、外観。
和楽は築250年の武家屋敷を利用した海外の方向けの侍体験の施設です。
アクセス
市バスのみぶ操車場で下車します。
バス停前に団地がありますが、それとは後院通を挟んで反対側に渡ります。
信号のある超細い道(車1台がギリギリ)があるので、この蛸薬師通を進みます。
進むほどにこの道は広くなります。
交差点から約120mの左手に和楽の表門があります。
市バスのみぶ操車場で下車します。
バス停前に団地がありますが、それとは後院通を挟んで反対側に渡ります。
信号のある超細い道(車1台がギリギリ)があるので、この蛸薬師通を進みます。
進むほどにこの道は広くなります。
交差点から約120mの左手に和楽の表門があります。
江戸時代、二条城近くの奉行所に監獄があり、その監獄の番役人の邸宅だったそうです。
2024年1月のOtonamiでの「京都 和樂 築250年の武家屋敷で書家・清高院月蓮氏に学ぶ書道と水墨画 −道着に身を包んで−」にて、こちらで書道と水墨画の体験をしました。
表門を入ると右手に蔵、正面に主屋、左手は元は馬小屋でしたが、今は剣の体験をする広場になっています。
主屋に入ります。
こちらの邸宅の特徴は中央にまっすぐ通り庭があり、その右側が公邸、左側が私邸になっているところです。
まずは左手の私邸から。
3畳の玄関間に上がり、右手に進みます。
4畳の控えの間には陣屋にあるような提灯の入った箱が並んでいました。
4畳間の奥に6畳の二の間と8畳の一の間が並んでいます。
一の間の床の間は長押には手斧で飾り彫りされています。
一の間の奥には苔がきれいで、お社のあるお庭があります。
私邸の二の間で書道と水墨画の体験をしました。
体験後に公邸側も見せて頂けました。
主屋に入って右手の3畳の玄関間に上がります。
玄関間には正面と左手に襖があり、まずは正面に入ります。
正面には8畳の三の間、その左手に8畳の二の間、さらにダリ手に8畳の一の間が並んでいます。
玄関間の左手に進むと二の間、一の間に並ぶ4畳の廊下の様な鞘の間があります。
つまりそれぞれの間を仕切って使う場合、鞘の間から入れば他の間を横切らず各部屋に直接入れる仕様に出来ます。
この公邸側の広間で坐禅や茶道体験などをされるそうです。
一の間の外にも石燈籠のあるお庭があります。
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