大山鹿さんの晴れ後、丹沢、金時、高尾、そして、C級グルメ

山野草、山頂からの絶景、希少動植物、また、C級グルメ紹介など

菊多 春の食材

2013-04-29 13:54:50 | 旅行
2013年4月29日 晴れ時々曇り
南から暖かい風が吹いてきて天気が崩れそうな予感がします。大山鹿も3連続の釣行は流石に断念しました。それと言うのも、3日も続けて山女魚を釣り荒らしたら、菊多の山女魚たちが根こそぎ居なくなってしまいそうな予感がしたからです。今日は菊多の里の春の食材を探してみました。山間部ではタラの芽が採れたことは4月27日の山女魚釣行ブログでお知らせしましたが、今日の捜し求めた春の食材は山ウド(山独活)です。山独活はタラノキ属で、タラの芽の親戚となりますから、独特のタラの芽の様な風味を楽しめます。風味自体はタラの芽の10倍以上薫り高く、かつ、20倍位味わい深い逸品です。良くスーパーで売っている独活は白い茎を楽しみますが、山独活は葉芽や茎など全て頂くことが出来ます。勿論、独活のようにサット湯掻いて酢味噌で頂くことも出来ますが、今回はいろいろな独活料理に挑戦してみました。また、コゴミ(屈)の旬も味わいました。
先ずは、山の沢近くに自生した独活さんと屈君で、今日の食卓に上がりました。


両者共通の料理としては天ぷらです。何れも春の香りを楽しむことが出来ました。香りや味ではやはり山独活に分がありそうです。しかし、屈は春に食べるだけでは無くて、葉が開いたところも綺麗ですからガーデニングの材料にも使われるようですよ。


屈の御浸しです。味は余りしませんが歯ざわりが良く、シャリっとした食感を楽しむことでしょうか。このお浸しは屈を湯掻いた後にメン汁に漬け込んでおきましたから、出汁も利いて美味しかったですよ。


山独活のお味噌汁です。独活の薫りが強く感じられる逸品です。皆さんも騙されたと思って試してください。芹の卵とじに匹敵する春の汁物です。


そして、本日の真打は山独活の胡麻和えです。胡麻が山独活の尖がった味を円やかに纏めてくれる逸品となります。これで名水もドンドン行けちゃいますよ。今日、一番の春の絶品の様な気がしました。山で採ってきて直ぐ料理しましたから、高級料亭では味わえない一品ですね。これからは、特級グルメとしようかしら。鳥の写真もそこに行かないと撮影できませんが、これと同じように旬の食材も出向かないと食べられませんよね。正しく、特級グルメ三昧の3日間でした。


今日で菊多の里を撤収しますが、この3日間は春の息吹を旬に感じることが出来ました。
さて、連休の残りはどんな事が待っているのでしょうか。乞うご期待です。