1、DVDBOOK魅惑のオペラ 特別版ワーグナー「ニーベルングの指輪」全4巻
ダニエル・バレンボイム指揮 ハリー・クプファー演出
バイロイト祝祭劇場
小学館
これを本のランキングに入れてよいものかどうか疑問はあるものの、今年はこの映像との出会い、衝撃はあまりにも大きかった。
金融危機という社会情勢の変化も、金銭と契約で成り立つ社会の崩壊というこの楽劇のテーマがダブり、第一位にもってくるに値する作品。これをきっかけに他の「指輪」のDVDも観てみたが、演奏・演出ともにこの演奏は突出していた。金額的にも全巻で18,585円という高額のお買いものなので、重みも増す。
2、坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』
あさ出版 定価 本体1,400円+税
この本について、今年はどれだけ多くの人と語りあっただろうか。
また新しい出会いも生んでくれた本。
実質、書籍の第1位といって良い本です。
3、柳澤桂子『よく生きる智慧』
小学館 定価 本体1,600円+税
こういう深い詩の良い本は、今、最も新鮮な感動につつまれているが、どのように感じたのか、どのように伝えたいのかをうまく整理して書いて、なおかつそれを伝える相手にたくさん出会わないと、時間とともにランクが下がってしまう傾向にある。
4、井上ひさし『ボローニャ紀行』
文芸春秋 定価 本体1,190円+税
単なる紀行文のような装丁からは想像つかないほど内容密度の濃い本。地域づくりや大学のあり方、文化のあり方を考えるたくさんのヒントに溢れている。
5、塩見鮮一郎『江戸の頭 車善七』
河出書房新社 定価 本体720円+税
かつて三一書房から出ていたこの著者の本は手が出なかったが、本書をきっかけに弾左衛門の世界にものめり込んだ。『弾左衛門とその時代』『弾左衛門の謎』など続けて読んだが皆面白い。お店の出足はいまひとつといった感じだったが、最近になって動き出してきた。
6、池田清彦+養老孟司 『ほんとうの環境問題』
新潮社 定価 本体1,000円+税
池田清彦+養老孟司 『正義で地球は救えない』
新潮社 定価 本体1,000円+税
私もアル・ゴアの『不都合な真実』にはのせられた方ですが、最近このふたりに代表される論調が急速に増えてきた。環境問題の欺瞞性を暴くということだけでなく、ものの考え方そのもので学ぶところがとても多かった。
7、田中優子『カムイ伝講義』
小学館 定価 本体1,500円+税
ブログで紹介したように、カムイ伝の謎解きではなく、歴史のオーソドックスな教科書として最適な本。
8、オペラ名作鑑賞 ヴェルディ「アイーダ」
ミラノ・スカラ座/オペラ映画
世界文化社 定価 本体3,600円+税
今年は、このアイーダの感動に始まって、ワーグナーの指輪に終わる年であったといっても過言ではない。オペラというよりも、総合芸術の魅力をあらためて知ることができた。
9、原丈人『21世紀の国富論』
平凡社 定価 本体1,400円+税
本書については、ブログ「未来人とかみつけ岩坊の往復書簡」で、継続して考察していく予定。
10、吉田太郎『世界がキューバの高学力に注目するわけ』
築地書館 定価 本体2,400円+税
ほんとうは、『200万都市が有機野菜で自給できるわけ』築地書館と今年出会ったことがきっかけ。フィンランドのモデルばかり注目されているが、お金のかからないシンプルでわかりやすいことではキューバの方が凄い。
他に佐野眞一や日垣隆、勝間和代や斎藤一人などの本も入れたいところですが、インパクトの度合いで考えると、上記の選択で自分なりには納得できる。
ダニエル・バレンボイム指揮 ハリー・クプファー演出
バイロイト祝祭劇場
小学館
これを本のランキングに入れてよいものかどうか疑問はあるものの、今年はこの映像との出会い、衝撃はあまりにも大きかった。
金融危機という社会情勢の変化も、金銭と契約で成り立つ社会の崩壊というこの楽劇のテーマがダブり、第一位にもってくるに値する作品。これをきっかけに他の「指輪」のDVDも観てみたが、演奏・演出ともにこの演奏は突出していた。金額的にも全巻で18,585円という高額のお買いものなので、重みも増す。
2、坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』
あさ出版 定価 本体1,400円+税
この本について、今年はどれだけ多くの人と語りあっただろうか。
また新しい出会いも生んでくれた本。
実質、書籍の第1位といって良い本です。
3、柳澤桂子『よく生きる智慧』
小学館 定価 本体1,600円+税
こういう深い詩の良い本は、今、最も新鮮な感動につつまれているが、どのように感じたのか、どのように伝えたいのかをうまく整理して書いて、なおかつそれを伝える相手にたくさん出会わないと、時間とともにランクが下がってしまう傾向にある。
4、井上ひさし『ボローニャ紀行』
文芸春秋 定価 本体1,190円+税
単なる紀行文のような装丁からは想像つかないほど内容密度の濃い本。地域づくりや大学のあり方、文化のあり方を考えるたくさんのヒントに溢れている。
5、塩見鮮一郎『江戸の頭 車善七』
河出書房新社 定価 本体720円+税
かつて三一書房から出ていたこの著者の本は手が出なかったが、本書をきっかけに弾左衛門の世界にものめり込んだ。『弾左衛門とその時代』『弾左衛門の謎』など続けて読んだが皆面白い。お店の出足はいまひとつといった感じだったが、最近になって動き出してきた。
6、池田清彦+養老孟司 『ほんとうの環境問題』
新潮社 定価 本体1,000円+税
池田清彦+養老孟司 『正義で地球は救えない』
新潮社 定価 本体1,000円+税
私もアル・ゴアの『不都合な真実』にはのせられた方ですが、最近このふたりに代表される論調が急速に増えてきた。環境問題の欺瞞性を暴くということだけでなく、ものの考え方そのもので学ぶところがとても多かった。
7、田中優子『カムイ伝講義』
小学館 定価 本体1,500円+税
ブログで紹介したように、カムイ伝の謎解きではなく、歴史のオーソドックスな教科書として最適な本。
8、オペラ名作鑑賞 ヴェルディ「アイーダ」
ミラノ・スカラ座/オペラ映画
世界文化社 定価 本体3,600円+税
今年は、このアイーダの感動に始まって、ワーグナーの指輪に終わる年であったといっても過言ではない。オペラというよりも、総合芸術の魅力をあらためて知ることができた。
9、原丈人『21世紀の国富論』
平凡社 定価 本体1,400円+税
本書については、ブログ「未来人とかみつけ岩坊の往復書簡」で、継続して考察していく予定。
10、吉田太郎『世界がキューバの高学力に注目するわけ』
築地書館 定価 本体2,400円+税
ほんとうは、『200万都市が有機野菜で自給できるわけ』築地書館と今年出会ったことがきっかけ。フィンランドのモデルばかり注目されているが、お金のかからないシンプルでわかりやすいことではキューバの方が凄い。
他に佐野眞一や日垣隆、勝間和代や斎藤一人などの本も入れたいところですが、インパクトの度合いで考えると、上記の選択で自分なりには納得できる。