かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き

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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

木の葉が沈んで石が浮く

2014年03月11日 | 議論、分析ばかりしてないで攻めてみろ!

    木の葉が沈んで石が浮く

 

アメリカの司法制度を評した言葉です。
    (佐藤欣子『取引の社会』中公新書)

 

 

物事の道理よりも、高い弁護士を雇う力のある者のほうが勝つ。

もちろん、すべてがカネで決まっているわけではないけれども、

映画などで知るレイプ裁判の事例などみると、あまりにもムゴい。


こうした社会観は、そのまま「銃社会」の論理でもある。

力で押してくる相手には、自らも武器を持って身を守る権利がある。

でも武器を持てないもの、カネを出せないものは

まったく立つ瀬が無い。


幸い日本には、そのような論理を受け入れるような文化はない。


でも政治を中心に、アメリカの国際紛争解決の手法

「木の葉が沈んで石が浮く」論理に日本が巻き込まれていく。


アメリカ国内の一部の産業への保護主義政策(TPP)に、

アメリカが引き起こす戦争に。

 


私たちは、決してそんな文化は持ち合わせていない。

 

 

コメント
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