高校では既に9割以上が電子辞書の時代になりましたが、毎年のことながら、「紙の辞書はなくても大丈夫なのか」、「両方持っていた方が良いのか」、様々な問い合わせをいただきます。
電子辞書の普及度は年々、状況が変わりますが、今年は以下のようにインフォメーションさせていただくことにしました。
Q&A 紙の辞書も必要ですか?
A1、迷うくらいなら両方持たれることをおすすめします。
紙の辞書は、電子辞書に比べて故障や電池切れなどの心配がないばかりか、
10年、20年たっても使える「タフで頼もしい」決して損することのないものです。
それだけでなく、捨てがたい紙そのものの質感も大きな魅力です。
A2、かといって予算は出来るだけおさえたい多くの人,
電子辞書だけでも大丈夫。
すでに世の中はデジタルの時代です。
かつて紙の辞書にこだわっていた先生でも、電子辞書を否定する先生はなくなりました。
電子辞書のみで、紙の辞書を持っていなくても心配はいりません。
受験などの学習効率、とりわけ英語学習では圧倒的に電子辞書が有利です。
A3、学校としてよりも担当の先生ごとに考えは違います。
担当の先生がきまってから,購入しても遅くはありません
K高校のある先生は、生徒ができるだけ違う辞書を持っていたほうが
授業が面白くなるといいます。
A3、学校としてよりも担当の先生ごとに考えは違います。
担当の先生がきまってから,購入しても遅くはありません
K高校のある先生は、生徒ができるだけ違う辞書を持っていたほうが
授業が面白くなるといいます。
またT高校のある先生は、『新明解国語辞典』の魅力を
とことん引き出す授業をしてくれます。
とことん引き出す授業をしてくれます。
こちらにおかれている辞書はどれも実績のある間違いのない辞書ですが、
どんな先生につくかがわかってから購入されても遅くはありません。
といった表現でこれまでずっとお店では案内させていただいてきたのですが、
実は、この3番目のことが年を経るほどにひと際大事なことだと思われてきました。
実は、この3番目のことが年を経るほどにひと際大事なことだと思われてきました。
繰り返される電子辞書の議論も、すでに実績と機能から言えば、紙の辞書では太刀打ちできないほどの差がついて勝負はあったかのように見えます。
ところがその議論のなかには、辞書を引いて調べることの面白さ、学び身に付けるべきことの大事なことがすっぽり抜け落ちているように思えてなりません。
それをまさに、
ネット社会、いつでもどこでも調べれば何でもわかるような時代ですが、 調べて比べることの面白さや、一つの解説表現の奥の深さは、先のK高校やT高校の先生の授業を体験してこそ学べるものです。
K高校のある先生の、生徒ができるだけ違う辞書を持っていたほうが授業が面白くなるという例や、T高校のある先生のように、『新明解国語辞典』の魅力をとことん引き出す授業をしてくれる例のなかにあらわれています。
ネット社会、いつでもどこでも調べれば何でもわかるような時代ですが、 調べて比べることの面白さや、一つの解説表現の奥の深さは、先のK高校やT高校の先生の授業を体験してこそ学べるものです。
どんなに優れた辞書であってもネット情報であっても、その使い方、活用方法をしっかりと学び体験しないと、その場で出くわした疑問の答えを、目にした説明だけで、あたかもすべて諒解したかの誤解をしてしまうような姿が想像されます。
要は紙の辞書であれ電子辞書であれ、先生がその活用方法を十分熟知し、その先にはメディアリテラシーを身につけるようなことが、ひと際重要な時代になってきています。