農は國の大本なり
犬の朝の散歩コースにある碑です。
ほんの4、50年前までは、国民の八割方が農家だった時代、信念を持ってこの言葉は響いていました。
今や農業など第一次産業のGDP比率は、1.5%
大真面目にたった1.5%の農業を守るために他の産業を犠牲にしていいのかと言う政治家もいます。
そう言いながら、貿易立国を看板に国が力を入れてきた家電や自動車などの耐久消費財のGDP比率は、1.6%
毎度、経済対策の話などを聞くとき以下のGDP構成の内訳のことは、頭に入れておいた方が良さそうです。
(紙上講座「5 分でわかる経済統計の見方」の第 2回「GDPとは?」より )
http://www.energia.co.jp/eneso/keizai/research/pdf/MR1407-2.pdf
かといってこれは、決して経団連と農協の力の差の問題ではありません。
また農協の近代産業化や輸出の拡大をはかれば解決する問題でもありません。
端的に言えば、単一量産型近代化政策と無限複合型大自然の恵みの闘いです。
貿易黒字が出るたびに、アメリカから高額兵器や国債、詐欺まがいの金融商品や余剰農産物を買い続けてきた日本ですが、いついかなる時でも、第一次産業、大自然の恵み、食のあり様が「国の大本」であることに変わりはありません。
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