大好きな、敬愛するジェントル上司が入院しました…
経過観察していた部位に異変があり、急遽手術になったからです。
いくら数年前にタバコをやめたからといって、
「それまでにドンだけ吸ってたんだってことだよなぁー
」
と自嘲気味に、そして気丈にお話されていたけれど、ワタシも心配でなりません。
「もし開けてみてうんとひどかったら、仕事なんてすぐ辞めちゃうからな。責任なんてカンケーないからな。」
そう言われて、「そんな簡単に辞めることになりませんからダイジョウブです!」と返したけれど、
ここまで何十年も余暇なくハードにお仕事をされて、これから自分の時間も好きに持てる年齢になって、
それを全て治療に費やすなんてかわいそうすぎる。
治療の必要がないとしても、日々、仕事の忙殺で一生を終えるのも理不尽なハナシだ。
いっそ、会社なんてさっさと辞めて、本当に自由に過ごしてもいいかもしれないね。
若い頃のようにバックパックの旅だってしたらいい
そのためにもまずは治ってもらわなくちゃ。
もし上司が、治ったあかつきに死生観が変わって「仕事なんてもうしない。」と思ったとしたら
ワタシはそれを理解して受け入れようと思う。
LINEによると、幸いに、手術は腹腔鏡で無事に済んだそうです。
数メートル歩いては息が切れる、と書いてありました。
昨日の今日だよ、無理に決まってんじゃん。
焦っても仕方ないよ。
明日、会社のお見舞金を届けに行くマキちゃんと一緒に、病院に行きます。
どんなお見舞いを持っていこう?
「LINEもメールもいらないよ、本だけはたくさん持ったから」と上司。
貴重な病院生活で読書を楽しむと決めたらしい。
主が不在の散らかった机の引き出しからは、ワタシじゃ1行も読めないような難しい本がゴロゴロ出てくる。
経済戦略の本だったり、戦国武将の本だったり…
池上彰は読むかしら?と手にとってみても、「もしかして思想が真逆だったら不快よねぇ」と棚に戻したくなるし、
中途半端な自己啓発本も説教臭くてウザイかもしれない。
「50代からの人生を考える」…これも縁起でもないわ。
ムズカシイ…
おっさんの読む本がわからない
ワタシは本屋さんで30分も悩み、前から気になっていた「駅伝・青学」の監督の本を手に取りました。
これなら、上司には「フンッ
」だとしても息子に回せばいいわ。
悪いことは書いてないだろう。
その他に、適度に事件があって適度に希望があるようなお話の本を2冊…
駅を舞台にした人間模様と、社内運動会を通して見えてくる群像劇…
あー、わかんない!
面白いかはわかんないけど、いつも読む本より優しくてさらっと読めるならそれもいいじゃないか。
あなたは病人なんだから
明日これを持ってお見舞いに行こう
とっても心配だけど、心配を顔に出さずに穏やかに行こう。
息が切れるというのだからいつものように笑わせちゃいけないね(笑)
どうか、元気になりますように。
心からお願いします。