原作は児童文学者、大川悦生(98年没)著「おかあさんの木」(ポプラ社刊行)。
表から40年を経ましたが、その間幾度も小学校中学年から高学年の国語教科書に採用されてきたお話です。
映画では、おかあさんとこどもたちのお話を中心に、戦時下に生きた普通の人々の物語が描かれます。
最近、朝8時になるとラジオ「ありがとう・浜村淳です」を付ける習慣になっています。
その中で、良い映画紹介をしてくれるので「おかあさんの木」は絶対観ようと思いました。
涙なしでは観れない、感動の映画です。
戦争の悲惨さ、7人もの子供を戦地に送りだす親の気持ち、回を重ねていくごとに変わっていく気持ちがよく分かります。
最後の五郎を送りだす「非国民」だと言われてものシーンは・・・涙が止まりません。
いろいろ評価はありますが現代と違って母親の楽しみは子供の成長だったに違いありません。
その子供を一人ひとりと戦争に送りだし、戦死したとの情報だけで納得できるものではありません。
子供が一人づつ送り出した後に植えた木の本数が7本!!
1本1本に語りかける親の心情に涙・涙・・・
親っていつの時代も子供はかけがえのないものですネ。
私も、亡くなった母親を懐かしく思い出しました。
時間があれば、観て欲しい映画です。