ナプリ風ババもどきのレシピが大体完成しました。「クッキングパパ」のレシピに近いですね。日清製粉のレシピは何なんだろうか?
卵2個(今回は卵黄2個と卵1個)
中力粉50g
砂糖30g
バター30g
ドライイースト10g
塩少々
バターを溶かして砂糖と軽く混ぜます。
バターのあら熱を取ってから卵を入れます。
よく混ぜて全体溶けたらドライイーストを入れます。今回はサフの赤。結構溶けにくいですが、後半かなりきれいに無くなりますのでご安心を。
高糖度用のイースト(サフの金)とかを使う場合は、それぞれの使用説明書を参考にしてイースト量を決めてください。
小麦粉を投入します。今回は内麦の「ゆきちから」を使用しています。強力粉ですが中力っぽい粉です。強力粉でもかまわないと思います。強力粉と薄力粉を混ぜて中力粉にするより、アーモンドプードルと混ぜたりした方が面白いと思います。
なお小麦粉なのですが、ものによってかなりバラツキがあります。最終的に絞り金で絞って出すので、柔らかい生地でもだめですし固い生地でも難しくなります。粉の量は少なめに入れて練ってから、すこしづつ入れて固さを見ながら入れた方が失敗が無いと思います。追加でいれる場合はほんの少しづつ入れた方が良いでしょう。
よく練ります。三分ねって三分休んでを三回続ければ良いでしょう。練り過ぎと言う事はありません。出来るだけ練りましょう。しかし発酵が始まったら終了です。
練り機能のあるフードプロセッサーをお持ちの方はそちらが良いでしょう。しかし生地の分量が少ないからフープロはきついか…。
練り終わりました。
一時発酵終了です。室温で大体2倍になるのが目安です。今回平均18度で四時間かかりました。22度は最低欲しい所です。今回は少し発酵が進み過ぎのようです。
気泡抜きのために少し捏ねます。
アルミカップを用意します。バターの分量が多いので、カップに油を引く必要がありません。
今回底と高さが大体同じな、四号のカップを入手しました。しかしですね、小さすぎてカップを外すのが大変。指じゃ無理。ピンセットでネチネチと取り出します。なのできれいに揃わないです。
絞り金で、生地をカップに入れます。大体カップの半分程度。ですが生地が粘るんですよ。小麦粉を練っているからそうなのですが、とにかく生地が切れません。引っ張って伸ばしながらカップに入れてゆきます。
二次発酵前です。明らかに生地をいれるのに失敗した奴がいます。もうこれは慣れです。がんばってください。
2次発酵終了です。室温で倍にふくれるまで入れます。今回22度で1時間でした。
ここの調整で、少し重い仕上がりや軽い仕上がりに調整できます。重いとマドレーヌ風になります。
予熱したオーブンで、160度20分焼きました。もう少し短くても良さそうです。
焼き上がりの断面です。私はこの程度が好きだな。フワッッフワのブリオッシュ風も良いのですが、ちょっと物足りない気がします。
シロップは、砂糖80gに水200ccを煮て作ります。本来ババはシロップに漬け込んでしまうのですが、それだとシロップがもったいないし、かといってシロップが無いとちょっと卵臭さが取れません。
ブランデーを少し入れて、シロップ完成です。アルコールを飛ばしたい向きは最初に入れて煮てください。多分シロップにジャムを入れたりしてシロップをアレンジしても楽しいかもしれません。
なおシロップですが、常温で腐らないほどの砂糖の濃度です。ナポリではババをシロップに入れたビン詰めが売られているようです。保存が利きます。
また焼いた物はバターが多いので冷凍が効きます。なので解凍してシロップをかけて食べるのも良いでしょう。
底にひたひたのシロップで漬けます。シロップをケチっています。
逆さまにしてシロップを下に流します。
またひっくり返して、上からシロップをかけて放置します。
最後に網で余分なシロップを落として出来上がりです。
シロップの甘さを調整したり、イロイロ出来ると思います。上にアプリコットジャムを塗ったり、緩くホイップした生クリームを添えても良いと思います。そうするとサヴァランになるか。
基本的に失敗が少ないのが特徴です。そして材料が少ない、ここが一番です。いろいろリジナルを作れるレシピです。