JBプレスになかなか良い記事がありました。
誰も知らない乳がんに最もかかりやすい年代
ちょっとショッキングなタイトルです。乳ガンで亡くなる可能性が高いのは90代です。実際は閉経期から増えはじめ、65~79歳で一旦死亡率は下がり、それ以降は急激に上がります。
ちょっと個別に見てゆきましょう。健康長寿ネットのグラフがあります。
まあ80歳を超えてガンが発見された場合、普通は手術なんてしないでしょう。だから乳ガンでの死亡率が上がるとも言えます。
大腸がんのデーターでも同様の傾向が見られます。なぜか乳がんが出ていません。理由は他のがんより5年生存率が高い事でしょうか。ただここでは年齢調整死亡率と言う聞き慣れない言葉が出ています。このページの注釈から引用します。
ここの解説のグラフは一部対数グラフになっています。比較するとき注意が必要です。
どちらにしてもガンはある一定の年齢を超えないと発症しにくいものだと言う事です。免疫機構を通り抜けて大きくなる事が必要だからです。このためある一定の時間がないとガンとして発見されない訳です。場合によっては成長したが消滅する事もあります。
ただ1975年から見ると急激にガンが増えているように見えます。胃がんは撲滅対象だったので横ばいになっていますが、他のがんは上昇しています。この中で大腸系のがんが増えているのが見えます。この理由としてはまず、食生活の欧米化が言われています。食物繊維を取らなくなった、日本人の体質に合っていない食生活になった、そこで便秘なり何なりの作用でガンが増えると言ったものです。多分間違いは無いでしょう。肝臓がんは飲酒量の増大ですね。
さてここでアフリカの話しになります。実はこの話し、第一報ではアフリカの話しになっていました。それが世界では、と話しが少し変わって詳細な説明がつきました。
CNNですね。世界のがん患者、今後20年で1.5倍に WHO
なぜ話しがアフリカからだったかと言えば、アフリカのイメージが最悪だった事と、それ以上にアフリカに住む人たちの高齢化が始まっている、そのギャップだったと思います。アフリカはかなり安定して来ています。それがこの報告になっているだけです。
ただ自然に恵まれて自由なイメージのアフリカで、文明ががんを引き起こしていると言うイメージは出来やすいです。リアルは食品が高く、食料生産もままならない土地なのですが、安定して来て長生きが出来るようになれば、がんが増える、そういったあたりまえのことなのです。
人が死ぬって言う事も、本当は誰もが知っている事なのですが。
誰も知らない乳がんに最もかかりやすい年代
ちょっとショッキングなタイトルです。乳ガンで亡くなる可能性が高いのは90代です。実際は閉経期から増えはじめ、65~79歳で一旦死亡率は下がり、それ以降は急激に上がります。
ちょっと個別に見てゆきましょう。健康長寿ネットのグラフがあります。
まあ80歳を超えてガンが発見された場合、普通は手術なんてしないでしょう。だから乳ガンでの死亡率が上がるとも言えます。
20代後半の方から乳がんが急増すること自体は間違いありませんが、グラフからすると、20代の方の乳がんは罹患率として数万分の1程度になります。40代で600分の1なのです(あくまで罹患率で、40代の方の死亡率は数千分の1まで下がります)。
さてここで記事にある、大腸ガンを見てみます。
大腸がん罹患(りかん)率は、40代が「数千分の1」、50代で「1000分の1」、70代で「数百分の1」です(参考:「日本における大腸がんの現状」)。
大腸がんのデーターでも同様の傾向が見られます。なぜか乳がんが出ていません。理由は他のがんより5年生存率が高い事でしょうか。ただここでは年齢調整死亡率と言う聞き慣れない言葉が出ています。このページの注釈から引用します。
日本社会の構成年齢は、以前に比べ、最近の方が高齢者の割合が高くなっています。よって、年代別に単純に死亡率を比較すると、あるがんが実際に増えていなくとも年代を追って死亡率が見かけ上、高くなります。すなわち、死亡率が高まっているのががんの増加によるものか、高齢化によるものかが判断しにくくなります。そのため年代ごとの年齢構成構成の違いに影響されない死亡率を比較する必要があり、それを年齢調整死亡率と呼びます
ここの解説のグラフは一部対数グラフになっています。比較するとき注意が必要です。
どちらにしてもガンはある一定の年齢を超えないと発症しにくいものだと言う事です。免疫機構を通り抜けて大きくなる事が必要だからです。このためある一定の時間がないとガンとして発見されない訳です。場合によっては成長したが消滅する事もあります。
ただ1975年から見ると急激にガンが増えているように見えます。胃がんは撲滅対象だったので横ばいになっていますが、他のがんは上昇しています。この中で大腸系のがんが増えているのが見えます。この理由としてはまず、食生活の欧米化が言われています。食物繊維を取らなくなった、日本人の体質に合っていない食生活になった、そこで便秘なり何なりの作用でガンが増えると言ったものです。多分間違いは無いでしょう。肝臓がんは飲酒量の増大ですね。
さてここでアフリカの話しになります。実はこの話し、第一報ではアフリカの話しになっていました。それが世界では、と話しが少し変わって詳細な説明がつきました。
CNNですね。世界のがん患者、今後20年で1.5倍に WHO
患者増加の主な原因としては、世界的な人口の増加と高齢化を挙げている。IARCのクリストファー・ワイルド所長は「がんの問題は治療だけでは解決できない。予防や早期発見に力を入れる必要がある」と話す。
なぜ話しがアフリカからだったかと言えば、アフリカのイメージが最悪だった事と、それ以上にアフリカに住む人たちの高齢化が始まっている、そのギャップだったと思います。アフリカはかなり安定して来ています。それがこの報告になっているだけです。
ただ自然に恵まれて自由なイメージのアフリカで、文明ががんを引き起こしていると言うイメージは出来やすいです。リアルは食品が高く、食料生産もままならない土地なのですが、安定して来て長生きが出来るようになれば、がんが増える、そういったあたりまえのことなのです。
人が死ぬって言う事も、本当は誰もが知っている事なのですが。