どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ン~

2016-02-05 01:17:33 | 日記

 

シャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下になりそうだ。これで一件落着となってもらいたいものだ。多分いい会社になるだろう。例えば、サンヨーはハイアール傘下になり、アクアブランドで現在成長中だ。ソニーのパソコン部門も独立したら、なんか良くなってきている。まあソニーから独立した人は小さくとも光る人しかいないような気もする。

多分なのだが、日本のブランドは日本国内だけで完結していたからうまくいっていたのだろう。それが経営危機になると、保守的になりすぎて小さくまとまりがちになる。そこでさらにヒットも産まれずズルズル落ちてゆく。国内だけを見ているフシが強すぎたからそうなった。リアルには国内でも様々な需要があり、海外ではさらに多様である。そこを全く拾えなかったのは、国内需要と成功体験だろうと言われている。

まあ日本人トップがダメすぎるということなのだ。実際、事業部を分割して子会社化し、意思決定の迅速化を図るのが流行した時期があった。だがそれは失敗した。事業部制も実は失敗していた。これが情けないことに、迅速化できるはずの子会社社長や事業部長の意思決定を本社がひっくり返すから、どうしようもならなくなるのだ。そのくせ本社は責任を取らないわけだ。

戦略と戦術を履き違えるからこうなる。

さて東芝はどうなることか。東芝ライティングの技術はお墨付きだったし、その発表されている照明のスペクトル分布なんかは結構見ていた。製品のデーターが見れるのはいい会社だと思っていたし、技術力は折り紙付きだった。だがこの迷走っぷりを見ていると、えらく情けない。トップが政府におもねり過ぎたのが原因だろう。



日銀当座預金の、過剰分マイナス金利で銀行界に騒動が起きている。その前にこの当座預金に0.1%の金利が付いていた。それでは今の普通預金の金利はいくらか?メガバンクは0.02%だ。変なところでセブン銀行の0.05%は普通預金しか扱いたくないという姿勢がある。決済銀行なのだ。一般の当座預金金利は当然これより低いし、メガバンクの1年定期も0.025%と低い。もちろん3年もの以降になるとオリックス銀行やあおぞら銀行とかじぶん銀行など新興勢力が高い金利になっているが、新興勢力ならではとしか言いようがない。

実は、この日銀当座預金の金利とこの普通預金や定期預金との金利差が、銀行への補助金ではないのかと言われてきた。ただそれが目立たなかったのは、2008年リーマンショック以降、金融パニックが起こりつづけていたからだ。

その上損失補填という意味合いもある。だが当座預金が大きければ大きいほど儲けるのは正しいのかという話になる。特に安全神話のあるメガバンクはそうだ。企業努力もあるのだろうが、税金で黒字にしている側面はある。その上で安定した儲けがあるのに貸し剥がしとかを平気でやるのはどうなのかという、倫理的な問題があったわけだ。その上税金を投入された銀行まであるわけだ。それがこれでいいのかとなる。

リーマンショックから立ち直ったと思われていても、このプラス金利は続いたわけで。いつかは終わらせなければいけないものだった。そこを部分的にマイナスにしたのは、実は進歩だ。

どの銀行も大なり小なり、常に税金を投入されてたのだ。それが過剰な部分だけマイナス金利になると経営に問題があると言い始める銀行と、マジメに地方活性に取り組んで融資を増やしているから当座預金残高が低いだけなのに、過剰部分とみなされる額が他行より多く見積もられるのではないのかと考えている銀行と、反発が大きいようだ。

バンカーが平等主義を唱えているのが、すでにおかしい。横並びで頭が腐っているとしか言いようがない。

気持ちはわかる。だがその考えは、大過去だろう。金融庁は地銀再編を狙っていた。だが今は、淘汰を考えていると思う。

 

 

何かおかしいよ。

日本は共産主義国家だったのかな。