どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

150円以下のレトルトカレー番外編、究極の貧民カレー

2016-02-11 23:01:40 | 日記

 

さて150円以下のレトルトカレーは、実は個性的です。そして安い。なので応用が利きやすいです。

貧民カレーというのでは以前紹介したレトルトのミートソースを使ったのが一番誰もが納得するものだと思いますが、さらに安くするとカレーでカレーを作るというものになります。レトルトカレーで、お手製カレーを作るというものです。

とは言っても手は入れるからお手軽ではありません。レシピ的には2食分、女性なら3食分です。

まず一番安いレトルトカレーと一番安い鶏胸肉210円とジップロックを用意します。

 

 

ジップロックの中に鶏肉を入れてカレーを入れて、袋を閉じて多少モミモミします。

要は漬けるのです。味を染み込ませます。この時に冷凍野菜を入れると後先楽になると思います。肉を入れてモミモミ、冷凍野菜を入れて空気抜き程度に軽くトントンでしょう。

今回は煮込もうと思ったので、肉はホールで漬けましたが、肉を切って漬けたほうが効率はいいです。

 

 

タマネギ1個を炒めます。このタマネギ一個を大雑把に切るのが手作り風です。真面目に切ってはいけませんん。

 

 

タマネギの芯に熱が通ったら、カレー粉小さじ半分と肉投入です。カレー粉が大体まじる程度に炒めます。なおカレー粉の量はお好みなのですが、ここではあんまり入れないほうがいいです。カレーにカレーを足すので、バランスを崩しやすいです。今回はわかっているカレーなので中途なく最初っから入れていますが、仕上げに入れたほうが無難でしょう。

 

 

肉を漬けたカレーと、新しくもう一袋を加えて煮ます。多少水分が飛ぶので水を加えながらとろみは見て行きましょう。

 

 

神戸物産の冷凍食品の芽キャベツが余っていたので、ここぞとばかりに投入。あとは弱火で加熱、沸騰したらしばらく休んで、また加熱・沸騰を3回くらいやって出来上がりです。味の調整にカレー粉を入れてもいいです。

ただ現実的には、肉は細切れにして冷凍野菜とともにカレーに一晩漬ける。タマネギを少しじっくり炒って(透明感が出たくらいに)、漬けたものを入れてカレーを入れて、10分煮込むくらいでいいと思います。

 

 

ということで美味しくいただきました。ただ、冷凍食品の余りをぶっこんでしまって、ミックスベジタブルと冷凍ロールキャベツが入ってしまいました。結構ゴージャスになってしまいました。おまけに煮込みすぎていい感じじゃないですね。

 

レトルトカレーって懐が深すぎてわかりにくいところがあります。なので野菜をちょっと足して煮ただけでも確実に高級に跳ね上がります。タマネギ+だけで全然変わりますし、カレー粉を少しだけ加えただけでも世界が変わるのです。でもバランスが狂いやすいです。なのでタマネギなんですね。タマネギのクッションは大きいと思います。

 

ということで、この安くて手抜きというのは結構いけます。2種類のレトルトカレーのハイブリットとかも結構いいです。ただ肉を入れたり野菜を入れたりするコストを考えれば、90円以下のレトルトカレーでないと難しいかなと思います。さらにお手製カレーに、この値段帯のカレーを入れるとグっと美味しくなります。もうちょっと正確に言えば世間受けが良くなります。元々が美味しいんですが。もともと。でも世間受けが、ああ~。

ということで、150円カレー最終回です。皆様正しく手抜きしましょう。カレーにおいては世間と人は、全くのポストモダンなんで、何を好きとか嫌いとか全く言えない気がして、だったら今食べているものを羅列してしまおうと思ったのが、今回のお題の参加です。

でも進めるうちにどうもなんかメーカーって恐ろしい努力だよなと気がついてしまった。メーカーに対する冒涜かもしれない。でもこれって使えるから。

昔っからある方法だが、60円以下のレトルトカレーがある今では最貧の「手作りカレー」だ。そしてそれはうまい。ぜひご賞味あれ。

デフレのあだ花だな。

 

 


今日も何もないが大通りにふくろうを手にした女性がいた

2016-02-11 20:36:35 | 日記

 

今日は天気が良かったが、家の中でジトジトしていた。

だが白鳥の北帰行が始まっている。今日のような風も少なく天気のいい日は、巨大な群れを見ることができるかもしれない。そこで高松の池に出てみた。

スズメが相変わらず可愛い。

 

 

どうも子供とはぐれた親鳥らしい。ずっとウロウロしていた。

 

 

残念ながら天を埋め尽くす白鳥は現れなかった。

 

 

多分今日最大の群れ。

 

 

いい夕焼けです。

 

 

細く三日月が出ていた。

ニューズウイークの岩本沙弓氏のコラム「現場主義の経済学」で、「マイナス金利は実体経済の弱さを隠す厚化粧」という記事がある。昔日経新聞を購読していた時期があって、その時の思い出とかぶる部分があって、生々しい。

 

「2000年に入ったころには徐々に貸出し先もなくなり、私の在籍していた中規模程度の米系商業銀行でもすでに数百億円単位の金額を(日銀当座預金に・M野注)0%で積んでいた記憶があります(外資でも在日支店は日銀当座預金を保有します)。つまり、当座預金に金利が付いているから日銀当座預金の残高が積み上がるわけではなく、適当な貸出先が見つからなければ金利が付いてなくても当座預金の残高は増えるということです。

 また、これまでの金融政策と全く違うという点で言うなら、2002年9月18日に公表された日銀による株式購入もあげられます。当時も今も先進国で中央銀行による株の買い入れをしているのは日本だけですので、異次元と言えるでしょう(ECBの資産購入もカバード債やABSです)。」

公定歩合が0%の大台に乗せたのが1995年9月8日、ゼロ金利に成ったのは1999年2月12日で、日銀が「無担保コールレート(オーバーナイト物・銀行間の貸し借りの金利一夜限りの超短期)を0.15%以下にすると言い出して、日銀総裁が「0%でもいい」といったことがきっかけです。なおこの期間に金利自由化に伴って公定歩合という言葉はなくなり、無担保コールレートや日銀当座預金などの政策金利の操作で市中の金の流通量を操作することで、経済政策を実現しようというマネタリスムの方法に変わったわけです。ところが、そうして市中に金を溢れ返らせても、貸し出すところや運用するところがないわけで、本来は運用したい金が日銀当座預金に溜まっていたわけです。まあここには銀行の運用安全基準の強化なんかもあって、銀行規模ごとの自己資本率や日銀当座預金残高の最低額が決まってしまうわけで、一概に悪いこととは言えないのですが、銀行としては運用できない金は問題なわけで、そこで金融自由化の流れ、つまり銀行が証券・保険業務ができ手数料収入を得られるようにする流れができたわけです。ただリーマンショック以降はその流れに制限がかかるようになってきているというのがあります。

08年10月31日から開始された日銀当座預金の+0.1%の付利は、リーマンショックに対する銀行救済と、金融自由化が浸透していなかったから一時しのぎで行っていたというフシが大きいです。


機会収益を逃すまいと、少しでも高い金利があれば(海外も含め)そちらで運用しようとするのが銀行です。したがって、90年代に法定準備預金で必要とされる以上の金額を日銀の当座預金に積むようなことをすると、決して大袈裟ではなく「無駄金を積みやがって」と資金担当者は罵倒されたものです。現在のように、一金融機関が何千億円も金融機関全体では250兆円もの資金を毎日、日銀当座預金に残すなど当時からすれば隔世の感があるわけですが、この時の無駄なお金という意味合いだけが残り、業界では日銀当座預金に積まれた残高を今でも通称で「ブタ積み」と呼んでいます。」


銀行は手足縛られた状態で仕事をしていたということでしょう。

 

 

しかし市中には貸し出したくともかせる相手がいないという状態が20年も続いてしまった。逆に貸せるという相手がいたら果敢にチャレンジしていたのも銀行です。例えばソフトバンクでしょう。ユニクロもそうです。ライブドアもそうでした。急成長した企業のほとんどが金余りを有効に使っていたというのは事実です。だがそんな大物はそうそういるわけではないし、ある一定以上の大さになると株式や社債で資金調達しますから、銀行の貸出は頭打ちになるわけです。

日銀が資金供給をするのはなんのためなのか。日本国内の実体経済にこそ回すのが目的ではないのか。金融政策で出来ることは限られているとの至極当たり前かつ謙虚な原点に立ち返ることが必要かと思われます。」

実体経済が弱すぎるところに金をジャバジャバつぎ込んだところで、景気は良くならない。そんな当たり前のことを書いているだけなのです。もう一つ、有力な人や事業があっても、プレゼン能力が低すぎて貸し出せないということが多いのも事実でしょう。豆腐の相模屋なんて、実際のところ誰も金を貸し出さない業種なはず。でも急成長したのは間違いなく鳥越専務の力だった。ガンダムと豆腐をくっつけたのはイノベーティブかどうかは判断が苦しいが、そこで銀行を動かしたのは確実に個人の力だ。

 

 

ということでいきなり梟の写真です。喫茶米山に行ったらお休み。帰りがけに新規開拓でもしてみるかと思ったのだが、貧乏性で躊躇しているうちに大通りの端っこ近くのクリエイトビルの前に梟を腕に乗せた女性が立っている。ナンジャと思ったら、どうもフクロウカフェがあるという。一応店名を書いとくか。クリエイトビル地下、ふくろうカフェRicky.

ネコカフェのフクロウ版なのだが、この数年大都市で流行っている。だがまさか盛岡にあるとは。1年前からあるという。一時間1000円でワンドリンク、アルコールだと1200円が基本。午後7時には無料の餌やりタイム(他の時間は有料)がある。基本的に高い。

触ることのできる別室があって、これが楽しい。ただなぜかモモンガやハリネズミやウサギがいて、こいつらの匂いが気になったが、やっぱりふくろうを腕に乗せたり肩に乗せたりして、「ゆけ~」とかいうのは楽しいな。残念ながらふくろうは飛ばないけどね。おさわりは、なんとも言えないな。羽毛が柔らかすぎるのでなんか触った感じがしないしかといって風切羽とかだとえらく硬いし。そもそも鳥だからあんまりお触りはしないほうがいいので、かなりじれったい。

なお後ろにいるのはチョウゲンボウ。ふくろうではないが、こいつに触れるというのは楽しすぎる。この感覚がわかる人は少ないと思うが、触れないものに触るというのはなんとも言えない。フクロウのフワフワ感が少し少ないので、何か触った気分にもなる。とは言っても猛禽でも鳥って繊細な骨格だからなあ~。やっぱり躊躇するよ。

やっぱり犬最強。

仙台より早かったというのは、チと驚く。盛岡ってこの点少し変わってるんだな。

 

 

飲食コーナーでは、程よいバランスでふくろうが止まっていました。

 

 

シロフクロウが美輪明宏みたいになっています。北極周辺が生育域なので、チト暑いようです。

5回通うと、FKおさんぽ(ふくろうお散歩)ができるようです。FKと外でお散歩です。写真撮影し放題ですので、コスプレの方にはなかなかにいいかもしれません。チョウゲンボウも現在調教中で、飛ばして遊ぶことができるようです。プチ鷹匠でしょうか。

ただコスト的に厳しいですね。私には。一番きついのは禁煙でしょうか。


今年はなんなんだろ

2016-02-11 01:01:55 | 日記

 

とってもお天気がいい。うん、仕事にならんよ。ホント。冬の写真を撮らないといけないんだけど、もうそろそろ納品なんだけど、もう完全にアウトですね。先日先方が来盛しまして「こりゃ無理!」と納得いただけたのが救い。

おかげで今日はネット見て過ごしました。

 

 

このところ話題になっている、やまもといちろう氏と某企業のバトルがすごいことになっていて目が離せない。

実はかなりヤバイ案件だ。やまもといちろう氏は言わずと知れたブロガー、独自の情報網がある。そしてネット社会で100戦練磨の切り込み隊長と呼ばれている。

その某企業が東証マザーズに上場する前に、すでに怪しいと指摘していたのだが、会計監査も証券幹事も無視して上場、すると税務調査で横領が発覚したのが昨年12月10日、たった一ヶ月しかいなかった役員が1億4000万横領したことが判明。横領の手口は架空取引だった。内部調査が発表されたのが今年1月28日。そこにはキャバクラ豪遊と恐喝にあって3000万以上の金を払っていたという事実が出ていた。ただ誰から恐喝を受けていたのかという事実は出ていなく、そこに不透明さがあると指摘したのだ。

この会社にはファンが多いらしい。そこがまたえらい騒動を引き起こしている。

ただね、この企業が新興IT系だということで、問題への対処がお粗末だという可能性がある。でも、ネットには精通しているはずの彼らが、なぜズルズルとした対応しかできないのかという不自然さを強く感じてしまう。ネットでの対応は、見切り発車でも迅速な対応が重要。この場合だと、横領が発覚した時点で謝罪と経過報告、可能な限り早い内部調査と徹底的な開示が重要になる。その上で、現時点での対応策と今後についての説明が必要になる。つまり12月の時点で横領した役員へ刑事告発をすると言って、内部調査終了と同時に刑事告発していないといけない。その上で、この役員だけが問題だったならやまもといちろう氏を名誉毀損で訴える手続きに入るべきで、そう発表するべきなのだ。

今までネット対応で失敗した企業は全てこれをやらなかった。そしてこの企業もまた、その過ちを犯そうとしている。だがネットに疎い会社ならともかく、そうではないのだ。

ネット対応が進んでいない企業でも、例えば大塚家具の内紛なんていい例だろう。会長と社長のバトルはネットニュースを中心として即時に発信されていた。内紛劇を互いに発信することで、結果として情報開示になっていた。ドロドロの憶測ばかりの週刊誌の餌食にならず会社の価値を毀損せずに済んだ。それ以上に話題になったので「お詫びセール」までして、売上を上げて見せた。

 

 

やまもといちろう氏のネット対応の凄まじさも感心した。これは普通の人はできない。ツイッターのフォロワーが少数の人に対してのコメントが凄まじすぎる。偽アカウントにも対応しているということだ。それもいちいちだ。なぜ偽アカというのかといえば、普通やまもといちろうを知らないわけないだろう。いや知らないにしても検索するだろう。それから発言するだろ?

ネット対応の鏡だ。しかし、よほどの確信があるのだろう。自分の集めた情報を、公開までしている。

そしてなのだが、この会社ではツイッターのコメントが承認制を使って情報を選んでいる可能性まで指摘されてしまった。この状況では、一番悪い方法なのだ。可能な限り迅速にいいも悪いも対応しなければいけない。なのに承認制にしたら、何かあると人に思わせてしまう。ネットでは最もやってはいけないことをやってしまっているようだ。

私としては、ネット対応で後手に回るIT企業というのは考えにくい。よっぽどのオタクならともかくとして、ここまで会社を大きくした経営者としてはおかしい。

考えられるのは、暴力団ではないということだ。私は暴力団よりめんどくさいバックがあると考えている。

これほど面白いネタはない。社長の上に誰かがいないと出来ないことだからだ。多分刑事告発の前に警察がすでに動いていないといけない案件だと思う。

年明けの経済ネタは何とも言えないカオスだ。

 

 

イールドカーブという概念、短期から長期の金利を並べるとカーブを描くというものだ。長期は信用が必要だから、利率が高い。短期は明日とかだと、やすくなる。だが世界中で金融緩和を推し進めているので、ここが少しおかしくなっている。

日銀が銀行当座預金の過剰部分をマイナス金利にした。このマイナス分がどこに向かうのかが焦点だった。国内の消費はイマイチだし今後も見込めない。安定した大企業ほど内部留保が大きく金を借りることはない。それでは中小企業はといえば伸びている企業ほど手堅く、新興企業は信用がない。まあその前に担保を前提にした信用というのが、崩れているのだが。

そのお金は短期的に債券市場、特に国債に向かうのは当然だった。ただQEで日銀がかなりの日本国債を買っていたため、国債市場が崩れていた。結果10年ものの国債の利率が0%となってしまった。イールドカーブがおかしくなってしまったのだ。

ただこのイールドカーブの異常は、不景気の前兆とも言われている。でもこの金融緩和で、それがどこまで適応できるのか、全然わからない。だが短期的には異常事態なのは間違いがない。

これがどう出るのかは、3月を越えないとまだわからない。

あの企業だが、もしもこの状況を予測していた(想定できたとは思うが)野村証券は、かなり罪深いことをしているぞ。