ハルウィンが日本に定着してもう何年だろう。スヌーピーのピーナッツブックスで知ってはいたが、こんな変な感じに盛り上がると少し気味が悪い。
と、オレンジのシャツに紫のフリース、黒のチノパンという出で立ちで隣の大学に行ってみると、仮装者は3名発見できた。一人はアラブ風、一人は落ち武者、大根はなんだったんだろう。むしろ女子がお菓子会を開いている方が目立った。
なお私のファッションに気がつく人は皆無でした。
上田のハロウィンはまあこんな具合でした。
それでは本場ではどうなのかといえば、かなり変わった例があった。カナダのニューブランズウィック州バサースト町では、2005年にハロウィン制限条例ができた。「14歳を超えた人物が、トリック・オア・トリートで戸別訪問すること」を禁止。さらに、午後7時以降の「戸別訪問」や「顔を覆う仮装」も禁止だという。
この時に条例ができた経緯がよくわからないようだ。だが高齢化が進んだ町で、10代後半の子供達が夜中まで騒いでいるのを高齢者が嫌がったと言われている。さらに驚くべきことに、なんで15歳以上の子供が仮装してはいけないのかと、苦情があったため、この条例が発見されたということだ。現町長も副町長もこの条例を知らなかった。どうも議会すら認識していなかったようだ。ただ住民はよく覚えていて、7時には子供達が通りからいなくなる。
喧々諤々の議論があったようだが、副町長は悪い条例ではないと認識しているようで、町長はハロウィンが楽しめない町ということで若い人が入ってこない町になることを恐れている。
「条例というより、地域のガイドライン的なものの方がふさわしいと思う。そうすれば地域ごとに『ハロウィーンはこうやって祝おう』と決める機会になる」
この議論は、今の日本に必要かもしれない。日本のハロウィンは若者の祭りだが、今の所コンセンサスができていない。コンセンサスがあるはずの地域でも問題になるケースがあるというのは考えなければいけない。
1992年にアメリカルイジアナ州で起きた、ハロウィン日本人留学生殺人事件のような例もある。まあこれは事故としか言いようのないほどの、ひどい話だ。ただ日本でのハロウインが、カーニバル的になりつつあるのであるならなんらかの様式が必要になるだろう。それこそコンセンサスなのだが。
場所を限定するとか、空き店舗を使って着替えの場所を提供するとか、商店街が試みる可能性はある。本格的貸衣装があってもいいな。大通り商店街とホテルと組んでやるとか。
今日はお昼から雨が続いた。6ミリの降水量だが今の時間も細く細く、時に大きく降っている。寒冷前線が通過したためだが気温は比較的高めになっている。とは言っても最高気温が8・3度だった。こうして一雨ごとに冬へと向かってゆく。
でも今年はイチジクが盛岡でも食べられるほどに熟している。さすがに生食では無理だが、コンポートとかにすればかなりいけるようだ。温暖化のいいところだろう。だが今まで植えていても食べられなかったので、誰も収穫しようとしない。
ビワの木は葉を膏薬として使うためか古い木もあったりするが、イチジクはなんで古い木があるのかよくわからない。
来週アメリカ大統領選がある。クリントン氏がリードしていたが私用メールアドレス事件関連で、いきなり失速している。どうなることか。
ただこの私用メールアドレスなのだが、どうも話が変なようだ。
「クリントンはメールを電子端末の画面上より印刷して紙で読む方を好んだため、本文や添付ファイルを印刷して外交文書用郵袋で外交保安局のエージェントが彼女の事務所か自宅に届けていた。一方、アベディンは多くの国務省職員と同様、省内のネットワークの使い勝手が悪いと感じており、大量の文書を印刷するのに手間取っていた。そのため時折、送受信したメールを国務省のメールアカウントからYahooかクリントンの私用サーバーへ転送し、そこから印刷していた。」
つまりどう言ったことかといえば、クリントン氏は余程の場合でなければモニターでメールを読む習慣がなかった。紙で出力されたものを読んでいた。だが国務省のメールシステムはどうもそう言った仕様にはなっていなかった。印刷するのがめんどくさかったようだ。
なぜ紙に残すのがめんどくさくなっていたかというのはよくわからないが、多分紙に残されるとまずいという概念があるのだろう。もしくはペーパーレス社会ということでプリントアウトができないシステムになっていた可能性もある。でも弁護士出身のクリントン氏は紙に残されていないと信用できなかったのだろう。
紙になるかならないかで、システムの考え方が変わる。そしてアメリカの報告書は長大だ。その添付ファイルを読むのはモニターと紙ではどちらがいいのか。キンドルとかそう言ったシステムに落とし込まなければどうしようもないと思う。私も紙を要求したい。600ページとか平気であるのがアメリカの書類だ。とてもではないが99ページ目と250ページ目を参照するとかという芸当は、モニターでは時間がかかる。今の所紙が早い。でも機密文章だから紙にできない。ということで、私用メールアドレスを迂回して紙で届いたという話なのだ。
で、さらに政府関係者がその事情をよく知っていて、アペディン氏に転送をお願いしていたという話なのだ。
なおアメリカの国会図書館は、紙以外は認めていなかったはずなのだが。今はどうなのだろう。
クリントン氏が紙に出力されたものしか読まないというのは、流儀だと思う。だがその点で使えないシステムというのはどうなのかと。G-Mailしか使わない人には決してわからない、個人サーバーを用意する意味とかもわからないのだろう。重要メールは紙で出力して保存、というのは基本だと思うのだが。そして、その分量がおかしいレベルだということだけは言いたい。
国家というシステムを全幅で信頼している人にとっては、逸脱なのだろう。
株はやっていないが、もしもクリントン氏が大統領になったらトランプがツイッターで叫びまくるわけで、ツイッターの株が上がる可能性がある。何しろ大炎上ですから。そしてフェースブックですが、アカウント登録メッセージがウザすぎて、必要のないフェース関連は見ない方向で。