どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

午前中は雨でした

2016-11-16 00:59:45 | 日記

 

雨上がりの高松の池にゆく。気温が高く15度までなった。

 

 

今週で高松の池の紅葉も終わりだろう。

 

 

 

私を見るとキンクロハジロがよってくるようになった。多分錯覚だろう。そもそもこの岸近くにいるようになってしまった。ホシハジロももう少し参加してほしい。



今世界政治で起きていることは、反グローバル化だと言われているが、かなり違うような気がする。一つは移民の問題だ。イギリスは大都市、特にロンドンの地価高騰が問題になった。ロンドンには庶民派住めなくなったのだ。これを移民の流入のせいにする向きもあった。アメリカは、移民に寛容だったのと、不法移民を平気で使う雇用者がいたことと、そもそも白人が驕っていたということがある。

フィリピンはイマイチ謎なのだが、ブラックマーケットが大きすぎたためかもしれない。その層と権力者が癒着していると疑われていた可能性はある。インドは明らかにヒンヅー主義の結果だったのだがシン大統領はこのところのパキスタンとの関係以外は穏健に過ごしていると思う。

タイではなぜタクシン派が出たのかというのがある。これは国王の周囲から出る既得権益が大きかったためという考えがある。国王周辺のそれこそエスタブリッシュメントたちから力をそいで、農村へ分配したのがタクシン派だったが、農村保護がいきすぎてしまい経済に問題を起こしてしまった。そのための赤黄色対立で、現在のクーデター政権になっている。

最近ではエスタブリッシュメントを既得権益と翻訳する人が多いが、実際のところはエリート層という側面がある。今あげた国の全てがその意味ではエスタブリッシュメント出身者が起こしたムーブメントだ。口は悪いがドゥテルテだってフィリピンではエリート階層にある。

もしかするとエリート達の闘争なんじゃないのかと。そう考えるところはある。



喫茶響にゆく。コロンビアがついに政府と反政府ゲリラとの和解につなげた。この和解案は一旦国民投票で消えたのだが、ゲリラ側に譲歩させその財産を被害者に保障させることで、決着がついたのだ。

コロンビアコーヒーは復活するのかと尋ねた。そうコロンビアマイルドといって、30年前にはダメージなしの全てにおいて中庸のリッチな素晴らしいコーヒーを産出していた。それがゲリラがいなくなるので国内流通が改善されるのではないのかと思って聞いたのだ。

急傾斜地に農園はある。比較的規模の小さい、日本では考えられない面積の2haとかの農園が多い。だが世界的に見れば小さい農園になる。そこで収量を確保するため密植にしてしまう。旧来の品種ではなくハイブリット種を使うようになって味は落ちたが、密植には都合がよく矮性種を主体に育てるようになった。生産量は増やせるようになった。だが、高い標高に比べて気候が温暖で湿潤で、年がら年中豆を収穫できる。そこに豆につく害虫が年がら年中発生する。なので害虫防除がどうしても出来ない状態にある。それが品位を下げる原因になっている。急峻地での矮性種も問題になる。降水量が多い地域での矮性種は、収穫には便利だが密植と合わせて枝の間の風の通りが悪く、病気が蔓延しやすい。だからさらにハイブリット種の研究になる。

ただ私にとってはコロンビアというブランドがあると思っていた。

ブランド意識はないという。ブレンド用だけでも需要は大きく収量が問題になる。国策でもその方向で、最高級のコロンビアマイルドを出そうという農園は、そもそも収量が50トン以上の農園があるのかどうかという国では、寡聞にして知らないという。国家としてコロンビアコーヒーのブランドは考えていない。そういっていた。

そこには生産の問題とか経済の問題とか色々あるのだ。



コーヒー農園といえば貧困という話になっているが、ブラジルとかはそうなってはいない。近代化しすぎて問題があるくらいに機械化されている。それではコスタリカとかホンジュラスはどうなのかとか考えてゆけば、少し違う。

搾取の前に、その土地に住まなければいけない人たちの近くにコーヒー農園がある。これが現実なのではないのか。だがそれも今後の近代化で変わってゆくだろう。



スーパームーンの次の月です。大きめにトリミングしておきました。地平線より30度程度なんでボケています。