どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ついに風邪をひく

2016-11-22 22:16:16 | 日記

 

気をつけていたのだがついに明らかに風邪をひく。今までも引きかけたことがあったのだが、なんとか抑えられた。それが今日は何かがおかしいと思って体温を測ると37度3分。泳ぎにゆく予定をやめる。

ただ最近の風邪をひくパターンが見えた。大酒を飲んだ後だ。気をつけよう。

 

 

カニエ・ウエストを新しい音楽だと紹介された時に、「古すぎる。ミニマルとフュージョンのラップじゃないか。新しいとは思えないぞ」といって顰蹙を買ったことがある。今でもその考えは変わらないが、そんな要素をまとめ上げてしまう彼は最高のリノベーターだと思う。まあ現代音楽にまで手をつけた人間にとっては、よっぽどのことがない限り新しいとは思えないわけで、辛口になってしまうわけだ。

蛇足になるが、騒音としか聞こえない現代音楽や音楽ジャンルのノイズの中にも明快に音楽性というのがある。その音楽性を聞き取れるかどうかというのは大きい。町の騒音も偶然音楽になることがある。有名なのはニューヨークだろう。一枚の岩盤の中にある地下道やら道路やらの振動が、高層ビルを共振させ、常に重低音が鳴り響いているという。音楽はメロディーや構成の中にあるだけではない。そのせいか、ストリートミュージシャンとかアマチュアの上手い人を聞くと、悲しくなる時がある。ものすごくうまいのに、彼の中の音楽性が見えてこないのだ。昔から一流と2流の音楽家の違いは何かというのを考えているのだが、この音楽性がどうかなのだろう。

カニエ・ウエストは好きではないが、明らかにギフテッドだ。そのカニエがコンサートを1時間半遅らせた挙句2曲だけ歌って政治的メッセージを言い出して、コンサートを放棄した。そして今日緊急入院した。

何が起きたのだろう。「俺は投票しなかったが、投票したらトランプに入れただろう」といったそうだ。もしかするとこれがヒントになるのかもしれない。恐慌を起こしているのだ。何に対して?トランプ大統領へだ。このところおかしかったという。それは彼が黒人だからだ。トランプ氏のマイノリティへの発言が続いていたが、現実に大統領になったら自分にも危害が及ぶと考えているのかもしれない。いや彼には麻薬でもやらない限りないと思うが、彼を弾圧できる政治家はいないとおもうのだが。

だがアメリカ大統領選の頃から、イスラム教徒のトランプ支持率は高かった。これはアメリカ国籍を持っているイスラム教徒があえて支持したと言われている。ヒスパニック系の有権者でトランプ氏に投票した人も、恐怖で投票したのだろう。社会的弱者として、将来を考えて投票したのだ。

6月にアメリカ人の教師と話をした時に、彼の友人のイスラム教徒はみんな恐慌状態になっているといっていた。国籍を持っている人までも恐怖に怯えているという。それではヒスパニックなんかもっとすごいだろう。黒人も、昨年から警察官とのイザコザが続いている。

投票に行かなかった。それが恐慌の理由だろうか。カニエだったらどこにでも住めると思うのだが。

そのトランプ氏だが、例の不動産教育の「トランプ大学」の件で和解した。とりあえず大統領になる前の禊は果たした。そしてだが、ニューヨークのマンハッタンのど真ん中のトランプタワーに住んでいる分、ニューヨーク市の警備費用が一日1億1千万かかっているという。道路封鎖とかできれば簡単なのだが、それが全くできない場所だ。おかげでこんな経費がかかっている。多分彼の持っているケロッグ氏の娘の豪邸に引越ししてもらった方が警備費は圧倒的に安くなるだろう。

 

 

リビアでペットのサルが、女子学生を襲って顔に傷つけスカーフを剥ぎ取った。どうも公衆の面前だったようでイスラム的にはアウトだ。問題は彼女がスレイマン族だったこと。これで有力部族カダファ族とスレイマン族の抗争が勃発した。まずスレイマン族の男たちがペットを飼っていた男とその周りの男とサルを殺す。するとカダフィ族が報復する。そしてそしてとつながって、迫撃砲を持ち出して死者20名負傷者50名以上に及んだ。

うん。まるで太平記を読んでいるようだ。日本はどうか?モンスターペアレンツ問題が過激化すれば、多分こうなるのだろうな。法的に損だからやらないだけで、損でなければ、迫撃砲を持っていれば、あるだろうね。


味覚というのは人それぞれだ

2016-11-22 00:40:40 | 日記

 

今日飲み比べたコロンビアコーヒーは盛岡で一番安い、大矢コーヒーのものであった。ダメージフリーのコロンビアは久しぶりだった。

逆に衝撃が走った。このところ飲んできたコロンビアにダメージがないものがなかったのだ。いい豆を買っていますとういう自家焙煎コーヒー店にあるわけで、お値段はそれなりにする。それでは利益率がどうなってんだろうという大矢コーヒー店のグラム280円にダメージがあったら、コロンビアではダメージは避けられないという結果になる。だが一番安いのにダメージがないのだ。

 

 

豆の個性ということではダメージも個性なのだが、ダメージというのは収穫後に起きることなのだ。例えばレッドチェリーで乾燥させる場合、収穫後急速に乾燥させる必要がある。天日乾燥できるのはブラジルだけで、加熱乾燥は果肉の柔らかさから考え難い。他の地域では早く果肉を向いて除去した方がいいのだが、ここで産地で考え方が違う。インドネシアのようにレッドチェリーを池に半日つけてから一気に脱核までする地域もある。多湿地帯では果肉除去が遅れれば遅れるほど、マメに果肉の匂いがつくのだが、果肉が発酵した匂いとなるとどうしようもない。その上カビの発生までなるとそれはモカになる。そういった製造管理過程がどうなのかという話であって、実は品種も産地も土地もない話なのだ。やろうと思ったらクリアーで土臭のないマンデリンはあるわけで、エチオピアでも可能なのだ。

 

 

安定供給という点では、ダメージコントロールというのはとても難しい話だ。農産物であるコーヒーにはとても大きい。だがそれをわからないで個性というと、店としてはどうなのだろうか。来年は、ダメージフリーになったら味がガラっと変わるわけで。ある程度の幅で味を安定させなければいけないというのが、店の仕事だと思う。それがわからないでコーヒーを使う人の多いことが問題なのだと思う。

 

 

舌をテキストにしてはいかんよ。舌は舌なのだ。わからないことは言葉にしてはいかんのだよ。

だからこれは言いたい。商社の言葉を鵜呑みにして出している店が多すぎる、ということだ。自信がないからそうなる。そして仕入れたのをさも個性ですというのは気持ち悪い。

コーヒーは大昔から商流が少し変だ。不味いのを買ってしまってそれを流してしまう商社や、それでもなんとかしてしまうロースターで成立していた。そこに自家焙煎コーヒーショップが入ることでカオス化しているように思える。

最後に、コーヒー豆のダメージは単品では個性とかそう言えるのだが、ブレンドになるとかなり難しくなる。ダメージコロンビアとモカの組み合わせは意味がないでしょう。ダメージはダメージで足されてしまうわけだ。ブラジルと果肉臭のあるコロンビアでは味を損なう可能性がある。そこから脱出しようとすると、深入りになる。コーヒーの苦さとカラメル様の甘さでと、加熱時間で匂いを飛ばすのだ。これはこれで間違ってはいない。そういった店はダメージを理解しているからだ。

ダメージが安定供給にいかに問題かというのがわかっていないと、わけのわからない個性と言い切るのだろう。

テキストで自分をごまかしてテキストで客を納得させるのは、いいことではないぞ。わからないものを売るのはとてもよくない。