どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

3週間ぶりに泳ぐ

2017-07-02 01:20:12 | 日記

 

今日は泳ぎにゆく。昼までに仕事が終わったからだが、少し雨がパラついて家の中にいると心がくじけそうになる。思い切って外に出ると、天気予報等でも午後はまともには雨が降らないはずだとわかっているのだが、少しパラつくたびにくじけそうになる。そういえばフデリンドウの実がなっていたはずだからそれを取ってこようと、目的を新たに追加してたどり着くと、フデリンドウは草刈りで狩られていた。

3週間ぶりだからなぁ。もうこの時点でやめたくなるのだなぁ。憲法にある「文化的で健康な生活」を自ら放棄したくなる。

 

 

でも屋外はすがすがしい。そう今日は総合プールの屋外サブプールの公開初日なのだ。水はさすがに冷たい。だが例年ほどではない。この1週間の暑さが影響しているのだろう。そう、プールの水を満杯にするには時間がかかるし、水質の安定を確認するまで公開はできない。お風呂と違うのだ。なので気温の影響がかなり出ている。

気温は25度程度だったが、水温もそれくらいな感じだった。

でもだなあ、久しぶりで少し冷たいプールということで、思いっきり力みすぎた。今上半身が痛い。背中が特に痛い。でも力んだ割には全然前に進まない。全く進まないのだ。水はひたすら重いし、頭を押さえつけられたような感じがする。

やっぱりお日様の下で泳ぐのは、いいなぁ。

 

 

太鼓とバラ。何か面白い感じだった。

日経ビジネスオンラインのコラム「世界観測 北村豊の「中国・キタムラリポート」の「残留農薬で警告「中国人は子供を産めなくなる」という記事に少し面白いところがあった。

このタイトルで中国の農産物は農薬だらけで、毒なんだなぁと感じる人しかいないだろう。実態は少し違う。

農薬をその効果に基づいて区分けすると、除草剤、殺虫剤、殺鼠剤、殺菌剤などに分類される。全世界の農業生産で毎年必要とされる農薬量は350万トンであり、そのうち、中国、米国、アルゼンチンの3国で70%を占め、中国だけで世界の農薬使用総量の半分を占めている。2014年における中国の農薬使用量は180.69万トンであった。」

さあ恐ろしくなったでしょ?

2005~2009年のデータに基づいて推計すると、耕地1ヘクタール(ha)当たりの農薬使用量が、米国は2.2kg、フランスは2.9kg、英国は3.0kgであったのに対して、中国は10.3kgで、米国の4.7倍だった」

もっと恐ろしくなったでしょ?

<注1>同記事の表によれば、農薬使用量は、日本:13.1kg、ニュージーランド:9.5kg、コロンビア:15.3kg、最大のバハマは59.4kgとなっている。従い、10.3kgの中国が最大ではない。」

あれ?

過去20年間に、米国とドイツの農薬使用量は比較的安定しているが、英国、フランス、日本、イタリア、ベトナムの各国は農薬使用量をそれぞれ44%、38%、32%、26%、24%削減した。これに対して、中国の農薬使用量は過去20年間に136.1%増加した。」

さてこの数字をどう見るのか。これだけでは全くわからないので「2013年8月16日発行の科学週刊誌「Science」の特集記事『Pesticide Planet』」を読まなければいけないのだろうが、推測だけはできる。氷河期に氷で覆われた地域は植生が貧弱なので、除草剤の量は減る。日本は除草剤の比率が高そうだ。バハマの突出した量は理解しがたい。ただコロンビアと合わせて考えれば特定の作物がある可能性があるが、麻薬系かコーヒーかなのだがバハマの量がおかしすぎて、理解しがたい。タックスヘイブンという特殊事情かもしれない

それではなぜ削減できた国があって中国が使用量を増やしたのかだ。まず経済が勃興したが故に、見た目のいいものが売れたということだ。このための農薬量が増えたということだ。これは中国の農民が貧しいからそうなっただけだ。それでは先進国が最新のいい農薬を使って使用量を減らしたとして、ベトナムはなぜ減らしたのかということだ。これは全くの類推だがベトナムは米とコーヒーの輸出で有名だが、価格競争のために農薬を減らしたのではないのだろうか。つまり自国の農薬産業が薄いということだ。

中国は世界最大の農薬生産国でもある。

中国は農薬の大部分を自給自足しており、現在国内には2000社以上の農薬生産企業がある。化学農薬の有効成分である“原約(原体)”の生産量は、1998年に55.9万トンであったものが、2014年には374.4万トンになり、2015年には374万トンになった。これから分かるように、中国は世界最大の農薬製造商であり、同時に輸出商でもある。また、中国は毎年少量の農薬を輸入しているが、その量は2014年が9.25万トン、2015年が9万トンであった。」

ここに問題がありそうだ。

ここには過去に製造され禁止された農薬のプラントがあり、実際そういった農薬がまだ使用されている。以前山形の農家が中国のとってもよく効く農薬を使って、出荷停止になった事象があった。日本では禁止農薬だったのだ。そういった農薬が製造されて流通し使われている、これが一番問題だと思う。まあ、中国でも禁止されている農薬がまだあるというのがおかしいのだが。

筆者の友人でもある日本を代表する中国農業の専門家は、かつて中国最大のニンニク産地である山東省“済寧市”の“金郷県”を訪れた時のことを語ってくれたが、過剰な農薬散布が行われた結果、ニンニクの茎や葉が白色の農薬で覆われていて、驚くと同時に、中国産のニンニクはできるだけ食べないようにしようと思ったとのことだった。」

さてこの記事の最後の方にあるこの言葉だが、ここだけは指摘したい。白色で覆われるくらいの農薬散布って滅多にない。多分ボルドー液だろう。調べたらあった。石灰に銅イオンを入れたもので、石灰のアルカリと銅イオンの殺菌力を使う予防農薬だ。りんごでよく使われる農薬だ。完全無機分の農薬なので有機農業指定農薬にもなっている。ただ無分別に巻き散らかすと、土中のPHがおかしくなるのと銅イオンが増えすぎるのでりんごとか樹木で使うイメージがある。土壌中のカルシウム分などを計算して入れば全く問題のない農薬だ。そして安い。だから使っていたのではないのかな。日本でもニンニクに使用可能な農薬になっている。

 

 

とりあえず、日本の方が農薬は使っている。だが中国よりは適切に使っていると考えたいものだが、リアルは本当に違うのだよ?