この前の凄まじい雨から、五日経ちましたがその後も降れば大雨、今日の夜中も4時間で28.5ミリと結構な雨になりました。一日では50.5ミリです。カイツブリの巣の跡はさらに跡形もなくなりました。
最近カイツブリの親鳥を見ません。巣が流されて次の候補地を探しているのでしょうか。雛はずいぶん大人っぽくなりました。
ああそういえばニューズウイークに面白い記事があった。「一生に一度は誰もが精神を病むことが明らかに 健康な方がむしろ「異常」!?」という記事です。
「米デューク大学の研究者などの研究チームがニュージーランドで行った調査によると、参加者の80%以上が、調査期間中に何らかの精神的な病気を発症していたことが分かった。英メトロ紙が伝えた。
調査は、参加者が生まれてから中年期に至るまで、精神面での健康を追跡し記録したもの。参加者のうち、何らかの精神的な問題を抱えた経験があった人が「80%を優に越えた」一方で、まったく問題がなかったことを示した人はわずか17%にとどまったという。」
で、気になる17%の人だが「例外的な富裕層というわけでもなく、身体的に著しく健康だというわけでもなく、また知能が飛びぬけて高いというわけでもなかった」「家系の中で精神疾患を経験した人がほとんどいなかったこと。〜中略〜「ネガティブな感情をほとんど見せない」、「同僚や仲間と付き合うのがうまい」、「自己統制に長けている」ということだという。」
結局精神疾患というのは社会に対して適応を失うまで行けば病気となるが、診断がつくほどの症状を見せているが結果として軽症だったというのが大多数を占めているということだ。逆に17%の精神的に健康な人を調べた方が有益な情報が得られそうだという結果だ。
実はこの結果にさほど驚いていない。人の認知には恐ろしくバラつきがあり、それが何らかの苦痛があって生まれたように感じるからだ。その苦しみが精神疾患に近いところまで追い込まれたら、認知にも及ぶだろう。
変わった鳥がいるなと思っていたらバンがやってきた。そう、バンの雛なのだ。
親に甘えていたら、何かすぐに遊びに行ってしまった。
同じニューズウイークに「ジャーマンシェパード2頭に一頭が安楽死 見た目重視の交配の犠牲に」という記事が衝撃的だった。ドッックショーで成績を出すために後ろ足が短くなるように改良育種されてきたという。結果歩けない犬ができてしまった。
「オンラインジャーナル「Canine Genetics and Epidemiology(イヌの遺伝と疫学)」に研究を発表したダン・オニール博士らのチームは、イギリス全域の動物病院430カ所からデータを集めた。その結果、ジャーマンシェパードは、異常な傾斜のある背中や攻撃性、そして関節炎やガンといった病気に苦しむ割合が、他の犬種よりも多かった。生まれてきたジャーマンシェパードの2頭に1頭が歩けないので安楽死させられる。」
犬に関してはかつてのブルドックが同じような悲劇にあっている。闘犬としての強さを強調するために、大きな顎とガニまたの足を追求した結果、顎が目立つように中型に品種改良されてしまった。遺伝的に心臓疾患と股関節の異常を持つようになった。非常に短命な犬種として知られている。そこで元の闘犬としてのイメージに戻したのがボクサーなのだが、さらに遺伝子プールが小さくなったのか話はあまり聞かない。
ジャーマンシェパードも元は軍用犬だ。そのイメージから上半身が大きいのが好まれた結果、後ろ足が短くなるように品種改良されてしまったのだろうか。ありがたいことにジャーマンシェパードは今でも軍用犬であり警察犬でもあり麻薬犬や災害救助犬でもある。そういった「実用ニーズ」での育種もあるのではないのかと思う。
犬に関しては、この類の話は多すぎる。
歩けない犬は見栄にも役に立たないと思うのだがね。
この梅雨はいつ終わるのかな。全くわからないのだが、お盆前には上がって欲しい。稲の開花期になるからだ。