どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

蒸し暑い

2017-07-06 01:27:44 | 日記

 

天気予報が外れた。確かに昼前に強い雨が降ったがそれ以降は晴れたり曇ったりで、最高気温27.3度なのにとても蒸し暑くなった。昼前の雨が効いたな。ここで湿度がドガンと上がった。

台風の進路がずれたおかげで、週間予報は外れまくって明日から日曜日まで晴れるようだ。最高気温も土曜日に32度になると言う。ホンマカイナと思うが、多分そこまでゆかないにしても、明日から土日は暑くなる。

明日はエアコンのない室内で仕事なんだよなぁ。

 

 

ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家の劉暁波氏が、末期癌のために民間の病院に移管されたのは最近の話だ。

人民大会議が始まる前に、問題を緩和させようと、つまり非人道的な扱いは決していなかったし今もそうだと言うために出獄させたと考えられている。

ここで中国共産党の立場を考えたいのだが、彼らは単純に自分たちの利権だけで一党独裁が必要だとは思っていない。むしろ自分たちがいなくなった後の大混乱を危惧している。マルクス主義的には不思議なことで、資本主義が行き着くところまで行くと、革命が起こり共産主義になるはずなのだが、彼らはいきなり民主主義に移行すると大混乱が起きると考えている。で、世界もそう考えている。なので執行猶予付きの一党独裁なのだが、共産主義国家とは思えない貧富の差が、資本主義の導入でさらに拡大してしまった。その上文化大革命のあの時に行った過去との決別が、ものすごく尾を引いていると思う。

そう、大衆の教化に失敗したのだ。下克上の流れは資本の導入で逆に強化されてしまった。この状況では共産主義から社会主義への移行もままならないし、民主主義への移行なんて全く考えられない状況だ。

彼らは彼らのことを一番分かっていると思う。その意味での一党独裁の強化が現政権の移行に向けた取り組みだと思う。

そう、善意で見ればね。混乱をいったん沈めなければならないのだ。

さて民間の病院に移ったからなのか、外国人の医者に見せると言う話になった。だがこれもまた変な話なのだ。

何が変なのかはリンクした二つの記事を見比べてもらえればいいが、すでに外国人の医師の診察は「中国の医師免許がない」のを理由に拒否されているのだ。四川大震災の時に緊急的に外国人医師を受け入れたが、今回は「中国人の最高の医師をつけている」と言うことで、一旦拒否したはずなのだ。

遼寧省瀋陽の政府が判断したと言うが、「投獄前にすでに手のつけられないガンに侵されていて、当局は努力し続けたが本人が手術を拒否し続けたため、進行が止められなかった」そう言う医者を見つけたのだろうか。

ただ中国はまだこのノーベル平和賞受賞者に対して、デリケートな扱いをしているかもしれない。人民に対するガンを強制摘出はしていないのだから。

 

 

北朝鮮が強制収容所に送ったアメリカ人を、人道的処置として返したのは回復の見込みがないからだった。彼らの人道とは祖国で眠らせる程度だ。これがいかにひどいことかは誰もがわかる。

シリアで日本人が二人殺されたことでは、その前にあった事件もあり、自己責任と言われた。

無責任さでは日本はなかなかに悪質だ。