どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

無題

2014-01-24 02:33:32 | インポート
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以前貧困は脳活動を低下させると言う記事を紹介した。これは確かだろう。今私がそうなっている。だがありがたい事に、今の私は気分がいい。理由は写真を撮る時にめんどくさい事を全然考えられなくなっているからだ。なんというか、カメラを初めて持った時の気分に近い。これをやぶれかぶれとも言う。
それでいながら今までの経験は身体に染み付いているので、大体の所は自動で動く。真面目に今までこんな事で悩んで撮影していたんだと、少し驚いている。それはとても大切な事なのだが、カメラマンには好奇心を解き放たないと難しい物があるのだと、よくわかった。



さてCNNの記事から。上位85人の資産、下層50%の合計額と同等 NGO調査


昨年の世界の家計資産の合計は前年比5%増の241兆ドル(約2京5200兆円)に達したが、このうち半分近くに相当する110兆ドルは、上位1%が独占していた。また最上層の85人が握る資産は、下層50%の人々の資産の合計額に相当するという。




ダボス会議での発表と言うのも、何かイヤミですが現状はこう。とりあえず世界に新たな王が現れつつあると言う話しだ。もちろんこのデーターは最貧国まで含めたデーターだろうが、先進国でも傾向は変わらないだろう。
ただ困った事に、この王には国民がいないと言う事だ。何人かには国民がいるかもしれないが、大半は社員だろうが、多分お金しか統治していない。


間接統治による支配と言う厄介なパターンだろう。国をまたがった存在になっており、国家の権限がおよばない場合がある。例えばアップルやアマゾンの租税回避は有名だ。



それではその利益が社会に還元されてゆくのかと言えば、直接統治ではないので王の性格による。
問題なのは、その王の気まぐれで中長期から短期間で社会にインパクトを与える。30年以上アメリカの製造業を放置した彼らが、政治的理由もあるのだろうが、アメリカ回帰を言い出しているのは、従来の王とは違う振る舞いだ。



それでは貧富はなぜ広がったのかと言えば、間違いなくイノベーションです。産業革命から始まる世界です。とはいえ暴力的収奪システムもまだいっぱいあります。



エコノミストに面白い記事がありました。「技術と雇用:将来の雇用状況に備えよ」です


ここでかかれているのは、産業革命時の雇用問題と今のイノベーションの状況は似ている、と言う指摘です。その後の発言が重要です。





それよりも、大胆な税控除の拡大を通じて公的資金で安い賃金を補い、就業者全員がそれなりの収入を得られるようにする方がいい。米国や英国などでは、そうした手法が用いられている。

イノベーションは、人類に大きな恩恵をもたらしてきた。正気の人間なら、機織り職人の時代に戻りたいとは思わないだろう。だが、技術的進歩の恩恵は、平等に分配されるわけではない。特に、新しい波の初期段階では、その格差は大きくなる。







特にこの結びは、事実だと思います。





ギガジンに「給付金の支給は貧困に苦しむ人にいい影響を与えられるのか?」。無料サイトなので、引用は最低限にしますが、あるインディアン部族がカジノ経営を初めて、その利益の一部を全員に分配することにしたそうで、それを調査した結果貧困層の教育問題を大きく改善させたと言う物です。
アメリカでは少数民族保護のため、その自治が認められておりカジノ経営と言うのはよくある話しです。


この場合はある部族だけで成功した例なのかもしれませんが、考えさせる事例です。


さて日本では消費税が増税されますが、その際今多くある議論は軽率減税の話しです。特になぜか公民党が言っています。食品などの消費税軽率減税は一般に解りやすい側面もありますが、実際は運用が複雑になりがちで問題点が多いと指摘されています。そしてそれぞれの業界のロビーイングから癒着が生まれやすいとも言われています。


それでは特別給付金や低所得者への消費税還付が単純で理想的と言われていますが、なぜか嫌われているようです。これは民主党が言いはじめたのが理由の一つです。民主党のやった事はすべて悪いと変わってしまったからです。また制度設計が微妙に難しい所があります。線引きをどこにするのかで話しが変わります。年収100万では全額還付、200万は50%、300万以上は還付無しとかです。


個人的にこういった線引きが間違っていると思います。所得税では年収によって線引きがされていますが、その線の前後はグレーゾーンがわずかに存在します。例えばパートで働いている主婦は、パート収入を103万円以下にするように働きます。それ以上だと5%の所得税がかかるからです。グレーゾーンを無くするためには計算式に置き換えてなだらかに税率が増えてゆく方が有効だと思うのですが、計算式そのものの設計を嫌がっているのか、計算式が瞬間に頭が真っ白になる人もいるのか、実現した話しは聞いた事がありません。
あと他の社会保障制度との整合性もあるのでしょう。完璧な平等を求めるとどこかで不具合が起きると言う事でしょうか。



消費税還付はそう言った意味で難しいのですが、大雑把に概算した給付金でも大体の所は当たっているはずです。でもなぜかこの議論は起きません。なぜでしょうか。


ここで考えたいのが、生活保護です。生活保護はとても大切な制度ですがなぜか嫌われています。

嫌われる理由としては、日本人の「人様に迷惑をかけたくない」という心情があります。これを反転させると「生活保護を受けている人は、人の税金を使って迷惑をかけている」となります。
あと不正受給の問題もあります。これは全体の1%なのですがよく全体の問題にされます。どこだか忘れましたが、地域住民から不正受給の疑いを掛けられた生活保護者三人が、不正受給が無かったと言う事がありました。ここにはステレオタイプの偏見があったようです。


その上で「人様に迷惑をかけたくない」を「国に迷惑をかけたくない」と書き換えると、もっと厄介な物が見えてきます。これは書かない方が良いか。国の制度なのに?



「働かざるものくうべからず」という言葉もあります。問題なのは働けば食える時代があったのに、今ではワーキングプアの時代です。働いても食えない人も増えています。


多分なのですが、この辺りの社会保障制度の理解は、多分戦前のままなのでしょうか。


特定給付金にしても、バラマキだとすぐ批判されます。子供手当が代表です。制度設計に問題はありましたが廃止された農業保証制度も、バラマキだと批判されました。ただ制度設計批判がイマイチなのは、なぜなのでしょうか。


多分「国に迷惑をかけたくない」からでしょうか。


雑談

2014-01-22 02:24:08 | インポート
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近所の黒猫だが、ようやく撮影が出来た。飼い猫と言えば飼い猫なのだが、本質半野良。二つの家から餌を貰っている。
明快な飼い猫はこの辺りには三匹いるが、それ以外、推定5匹はこんな具合。



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写真で望遠病と言う病気がある。何かと言えば、望遠レンズを初めて持ったら何でもかんでも望遠で撮影してしまうと言うもの。何でもかんでも切り取ってしまえば新鮮に見えるもの。それが面白くって写真を撮りまくってしまう。

結果分け解らない写真ばかり撮影する訳だ。


それを過ぎると、重い・手ぶれする・腱鞘炎になると言う課程を経て、使わなくなるものだ。

しかし黒猫を撮るために持ち出したら、やっぱり何でも撮ってしまう。目的意識が明快でないと使いこなしにくいと、改めて思う。




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最近見かけた自衛官募集のポスター。大学生向きだからこうなんだろう。インクジェットプリンターでの限定版のようだ。

少し気になっているのに、自衛隊員の中にかなりオタがいる可能性がある、というものだ。富士総合火力演習のお土産の記事があったが、どうなんだろう。フィギアはどうなんだろう。もちろんお客さん向けとは思うが。
他にも自虐&悪のりもけっこう目立つので、世の中にこびているのか中がそうなのかはよくわかりません。


何だろう、左からは違憲の軍隊と呼ばれ右からはもっとがんばれと言われる彼らの立場と言うのは、なかなか辛い物でしょう。その上昔のように各種免許をとったらオサラバと言う隊員も少なくなっているのではないのでしょうか。中では何が起きているのかは解りません。ただ太めの自衛隊員が見なくなったのは事実。いい加減な隊員が減っているののでしょう。その訓練に耐えて、何に価値を見いだすのかと言えば、何なのでしょうか。


昔航空幕僚長だった田母神俊雄氏が、アパグループの懸賞論文に投稿して問題になりましたが、もちろん彼の守秘義務があるのであの論文では言えない事が多かったと思いますが、2ちゃんの議論とどこがどう違うのか、私には解らない物でした。


ただね~このイラストは不味いよ。これじゃ誰も説明会に来れないですよ。ゴルゴ13に憧れる人がいたとしてもなれるとは思っていないし、自衛隊に入ったらなっちゃうんじゃネと言った具合で、普通オレ無理、となる。
その前にゴルゴ13が自衛隊に三人いたら、核兵器落とされますよ。


とりあえす私にはウケなかった。ちょっと惜しかった。



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最近の天気は、雪は降るがチョボチョボ。除雪車を出すまでもない。ただ1月にしては雪の結晶が大きい。今の所暖冬気味に推移している。



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6代目セリカを発見。まだ走っています。最後期型でも16年前の車です。

最近気がついたのですが、この頃までは車のノーズが薄かったと言う物です。対人衝撃を緩和するために、ノーズ前面を大きくしなければいけなくなり、そうすると空力特性を上げる事が困難になりあの手この手でやり尽くすのですが、そうするとどの車も似て来てしまったのではないのでしょうか。そこで全面のボリューム感を活かしながらどうしようかと言うのが今の車のデザインなのだろうと思います。


この頃の方が車のデザインの自由度が高かったように感じます。


ただ日産のフェアレディZの四代目もそうですが、なんで国産スポーツカーをみんな3ナンバーにしてしまったのでしょうか。若者の車離れは、安くて面白い物が無くなったからだと、気がついてもらいたいのですが、時代はもう変わってしまいました。


なおこの車の回りには、しばらく他の車が駐車していませんでした。それだけ今では異彩を放っています。



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今日の夕日は、少し弱かったです。


「ナポリ風ババ」もどきを作る、メレンゲクッキーの卵黄を使って

2014-01-20 02:17:39 | インポート
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メレンゲクッキーを作ると卵黄が余ります。これでカスタードクリームやマヨネーズを作るのも手ですが、ウチではもっぱら玉子焼きです。それでは何か面白くない。そこで以前作った事のある「ババ」に加工してみようか~と思いつきました。


ナプリ風ババですが本来は専用の焼き型で、キノコ状に焼き上げて、それをラムシロップに漬けて二倍の大きさになったら網に上げてシロップをよく切ってから食べる物です。これがフランスに行けばドーナッツ状の型で焼き上げられて「サヴァラン」と言う名前になります。クリームを添えて頂きます。


特徴はとにかくレシピが簡単だと言う事です。卵、小麦粉(出来れば中力粉。強力粉でも良い)、砂糖、バター、ドライイーストです。コスト的にも有利です。また生地をどう練るのかと言う問題以外は、実は適当です。プロにはプロのテクニックがあるのだと思いますが、発酵時間を長くすれば(一晩とか)何とかなると言う点ではなかなかないお菓子のレシピです。
ここから発展したのがマリーアントワネットのブリォッシュですが、こうなると材料費が大きくなります。ナポリ公とハプスブルグ家の格の差でしょうか。


レシピですが「クッキングパパ」に出ていたのを作ったのが初めでした。卵四個に小麦粉80gという組み合わせだったと思います。そこで改めて調べた所、日清製粉のレシピが凄いですね。卵二個に小麦粉150g。極端に差があります。「クッキングパパ」はほぼ液体状の生地、日清製粉はパンの生地です。どちらが正しいのでしょうか。更に調べてゆくとなんとあのクックパッドにレシピがありません。類似したサヴァランのレシピに至ってはハァ?てめぇ~サヴァラン様をなめているだろ!というレシピばかりです。フランスパンにシロップ漬けてサヴァランだと!


まあその前に、ナポリ風ババですがババ型という焼き型が必要です。捜したのですがどこにもありません。カップケーキより少し細い型なのですが、以前は諦めて手製の紙カップを作って誤摩化しました。今回は完璧もどきと言う事でこの型は諦めましょう。


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溶かしたバター20gに砂糖20gを入れて、溶かします。ハイ、溶ききれません。よくまぜましょう。
賢い皆様はお分かりだと思いますが、柔らかくしたバターと砂糖を混ぜる方がよろしいでしょう。面倒なんで溶かしちゃいました。

そうそう、ナポリ風ババ「もどき」です。卵黄の廃物利用が目的です。なのでレシピはかなりいい加減です。何しろ最後にシロップすら作りません。そこまでコストをかけてど~すんだ!と言う所があります。なのでフワフワなブリオッシュ生地ではありませんし、どちらかと言えばバサバサしたお菓子です。



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今回は不良在庫の卵黄四個です。


料理のレシピで、和菓子や和食の卵はMサイズが多いそうです。洋菓子はLサイズなようです。どうも卵の大きさに対して卵黄の大きさは大体一定で、卵白が増えてゆくというのが理由なようです。洋菓子はメレンゲ命の所はありますね。和食では卵の黄色を大切にします。

しかし実際は卵黄の大きさもかなりなバラ付きがあります。写真で見てもそうですね。多分若鶏と老鷄の卵が混ざっているのでしょう。



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よくまぜます。こういった小規模の撹拌には、100均のカプチーノミキサーが活躍します。




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強力粉90gとドライイースト6gを入れます。

多分イタリアだと強力粉ではなく、中力粉だと思う。そうすると国内産強力粉でもイケルと思います。というか出来ます。昔作った。



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簡単に纏めます。



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ビニール袋に入れて捏ねます。



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捏ね上がったら、袋の中で伸ばしては折り畳んでを繰り返します。ちょっとドライイーストの粒が残っています。




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こうなりゃ更に薄く伸ばして機械的にドライイーストの粒を粉砕。伸ばしては畳んでを繰り返し、ドライブルーベリーを練り込んで生地完成です。
えっと、パンですが伸ばして畳んでを繰り返すのも、捏ねるのと同じ作用があります。ただめんどくさいだけで。



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一次発酵は室温で1時間と言いますが、これはなかなかうまくいかない。この理由は後で。




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一次発酵の間にメレンゲクッキーを作ります。今回の粉はアーモンドプードル:薄力粉を等量混ぜた物と、板チョコと無塩ピーナッツをミキサーで混ぜたもの。ミキサーがあるとこうやってオリジナルの粉を作れるのが楽しい。個人的にカシューナッツの粉が好きです。

今回のレシピは卵白二個分(M)、砂糖30g、粉70gです。アーモンドプードル:薄力粉を等量混ぜた物でも70gで良いでしょう。



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メレンゲですが脇に付いたメレンゲを定期的にゴムベラで入れますが、たまに底の当たりまでさらってメレンゲとボールを離すとよりいっそう均一なメレンゲが出来るようです。どうもある固さまで来ると、撹拌されていない部分が底に出来るようで、そこを混ざりやすくすると言う事のようです。



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130度に予熱したオーブンで、65分焼きます。

二時間近く経ったが、一次発酵がまだ終わらない…



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焼き上がりました。サクサク・フワでおいしいです。



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結局一次発酵は10時間かかりました。この理由ですが、まずドライイーストが高糖度耐性が弱いと言う物があります。今回サフ社のレッドを使ったのですが砂糖が20%までにしか対応できません。今回はそのギリギリの当たりです。なのでレシピ中のドライイーストの割合が高い訳です。パンだったら600gの粉を十分に膨らませれる量です。


高糖度耐性イーストと言うのも世の中あります。サフだったらゴールドですね。今回更にイーストが弱っていた可能性もあります。

次に大きいのは、卵とバターの組み合わせです。40度で発酵させるとバターが分離する可能性があります。そして卵が変質する可能性があります。そこで室温での発酵となるのでしょうが、25度程度は必要なようです。



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16等分します。実はこの後丸めたのですが写真をとり損なっています。



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2次発酵は室温で三時間おきました。最後にチョコっと20分40度熱をかけました。




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170度に予熱したオーブンで、20分焼きます。そうしたらこげました。そう卵黄だけですから更にこげやすいのです。油断しました。このこげるのは砂糖とタンパク質が反応しておきる、メイラード反応と言う物で…血管中に起きると…37度で起きるとは思えないのだが。

中はふんわり出来ました。実はこうして練るタイプは初めて作ったのでご容赦ください。硬めの生地に対してバターの量が足りなかったかもしれません。



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さて「クッキングパパ」版の「ババ」を思い出しながら作ります。ドロドロ生地バージョンです。
卵黄二個分、砂糖20g、バター20gを混ぜます。そして強力粉30gを入れます。


さて気がつきましたか?砂糖とバターが相対的に倍以上多くなります。発酵するのか?



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よーくまぜます。このユルユルの生地ですから捏ねるしかありません。箸で捏ねまくります。箸の間を調整したりしながら捏ねます。




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潮をひとつまみ入れてまた捏ねます。



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さっきのドライイーストがイマイチだったので、ぬるま湯20g砂糖2g、ドライイースト10gを混ぜます。種起こしまではしません。

で、実はこの水の量ですが生地の硬さの調整に使っています。出来るだけ少ない方が良いです。また牛乳でも良いです。今回はちょっと多かったかもしれません。



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先のイースト液と材料を混ぜて更に捏ねます。で、凄く捏ねているように思われますが粘りが出る程度に捏ねるのです。だから以外と労力はかかっていません。休み休み捏ねると言ったニュアンスでしょうか。
捏ねる機能のついたフードプロセッサーを持っていれば簡単だと思います。



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今回は一次発酵早いです。三時間ほどです。とはいえこの方法、発酵の見極めが難しいです。泡が沸々と出ていると過剰気味ですし、かといって生地そのものに混じった泡が出て来ただけかもしれません。見極めが難しいです。


今回は特にフワフワより少し重めを目指しますので、この程度です。ただ過発酵にはこの生地は強いハズです。なにしろ砂糖いっぱいですから。



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絞り袋に入れて、アルミカップに絞り出してゆきます。

実は発酵具合は、この絞り袋に入れる時によくわかります。入れたとたんに生地が少なくなってしまうほど気泡が出たりします。絞っている最中に袋の中で泡が固まって、まだあると思っていた生地が一気に無くなってしまう事もあります。



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2次発酵終了です。三時間かな。1.5倍程度に膨らみました。フワフワが好みの方は二倍まで我慢しましょう。

実はこのドロドロの方が発酵しやすいと思います。多分水分量の違いでしょう。発酵には水分も必要なのです。
この生地の発酵ですが、バターが多いので加熱しにくいと言うのがあります。40度だとバターが分離する可能性があります。加熱したとしてもほんの数分でしょうか。けっこうこれで反応を促進させたりも出来ます。

思えばググロフとかもやたら発酵に時間がかかりますね。



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170度に予熱したオーブンで、20分焼きます。今回はうまくいきました。水分量の違いですね。




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断面はこんな具合。発酵時間を押さえているので、きめの細かいマドレーヌみたいな仕上がりになりました。シロップに漬けなくとも直接食べられるように、こんな感じで作りました。
もう少し発酵時間を長くすると、もっと大きな気泡がでフワっとなりますが、卵と小麦粉とバターだけなので基本パンですね、ちょっとパサついた食感になります。そこでフランスパンでサヴァランと言う発想があるのでしょう。


なおシロップに漬ける前だったら、元々水分量が少ないので冷凍保存が出来ます。食べる前に取り出して室温解凍して、シロップではなくてジャムを緩く水で薄めた物をかけるとか、ホットミルクと一緒にいただくととてもおいしいと思います。要はバサバサ感が薄められればいい訳です。砂糖を入れた紅茶に漬けながら食べるのもいけます。もちろんシロップでも良いです。レシピは、水1リットルにグラニュー糖400gを煮とかします。そこにラムかブランデー少々、飲んべえはかなり多めに、です。


今回のアルミカップ型では、漬けるのと違ってシロップをたらすだけで良いので、シロップに無駄がないと思います。




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ということで今回のドケチレシピですが、個人的にはかなりいけそうな組み合わせです。何しろ時間配分が出来ています。そして「ババ」もどきはアレンジが可能です。


もうちょっとがんばってレシピを作り上げたいものです。



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卵黄二個、強力粉30g、砂糖10g、バター10g、塩少々、ドライイースト10g(サフの青というこの場合向かないやつ)で作ってみました。発酵時間はなんと12時間。最低気温5度!




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2次発酵は8時間、多分最高気温10度。なんとか発酵。




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160度で予熱したオーブンに23分。焦げ目も程よく上がりました。



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断面はこんな具合。多分おかし作りの得意な人からは叱られるレベル。とはいえこれ以上発酵させてもな~てな具合です。まだイロイロ工夫は出来そうです。


なんといってもイーストですね。サフのブルーは焼いている間はイースト臭すぎます。食べるとそんなに気にならないのですが、多分食べる人によっては気になるでしょう。ラムシロップに漬けるとちょうどいいあんばいかもしれません。


1月17日の交錯

2014-01-19 02:30:41 | インポート
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岩手大学から近所の教会の尖塔が見えるのに気がついた。我が家は西風と東風の通り道なのだが、ここからこの教会の尖塔が見えると言う事は、完全に通り道。ほぼ障害物無しだ。道理で風が強い訳だ。



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17日は大学センター試験の下見の日です。どこかの高校生が集団で下見に来ています。
しかし今日は日本史Bで、手塚治虫のマンガが出るんだからビックリ。受験者はもっとびっくりだったでしょう。ゆとりに会わせた出題?そうとも言えます。ゆとり教育と言えば教える内容を減らした事で有名ですが、考える力を付けさせると言うのが主な目的でした。考える力があればこれくらいはチョチョイのチョイでしょう。



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そして大学構内での企業合同説明会です。三年生が並んでいます。

センター試験の高校三年生も、三年後にはこうなっているんですね~。同じチャレンジでも相当ニュアンスが違います。大学は進学希望者が大学を選ばなければ、全入学時代です。オマケに高校の先生方の進路指導の精度が飛躍的に高まって来ています。先生の勧める所だったらまず大丈夫な時代です。なので推薦合格した子に発破かけてセンター試験でいい点とらせて、他大学も受けさせようと言う魂胆の先生もいるようです。一人で2つ3つ合格していれば、それだけで、○○人大学合格と言えますからね。


さて今年は有効求人倍率が上がっています。まず景気が回復基調にある事、震災復興もあります。そして団塊の世代がついに65歳を超えて大多数が完全リタイアになります。そのせいでしょうか、大学生の求人もかなり増えています。実は中で取材しているのですが、××ホールディングスが目立ちます。親会社が地方国立まで来ています。まあバブル以来でしょうか。


というか、地を這いつくばるような努力をする人材が欲しいからここまで来ているんですね。10年前からかなり顕著になっていますが、地頭がいい子を企業は欲しがっているようです。まあ良い所だったら東大生とか取れますから、後は辛抱強い所が欲しいのでしょう。



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いろんな企業が来ていましたが、やっぱり東北オリンパスは凄いですね。あの内視鏡手術用の器具は感動です。今年の新商品ですと出された物が凄かった。どう凄いのかと言えばまあ凄い。問題はそのお値段なのだが、これまた凄い。そしてそれがディスポーザブルだと!、テルモが欲しがった訳だ。やはりその器具を手にするとこの会社の凄さが解ります。この確実感が凄いです。
あとフジフィルムメディカルですが、入院中にこの会社、医療用画像処理で世界制覇を狙っていると感じていましたが、その通り。国内の病院内のイントラネットを押さえ、インターネット接続での新たな医療体制の構築、のお手伝いをしようとしています。3D化の技術も凄かったです。夢の広がる会社です。
いやそれだけではないのですよ。ほんと日本には凄い会社がいっぱいあります。でも学生には解らないのですよ。先の東北オリンパスやフジフィルムメディカルとかは典型的なB to B企業です。学生には解らない世界です。
いや親父がワクワクしているのもおかしいのですが、良い物見させて頂きました。



いや~日本の未来は明るいですね。それに乗っかれれば良いのですが。



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とはいえ私の事もそうですが、2014年は不確定要素が多すぎます。このまま景気が良くなると言えば、二極化でいびつな形になるのではないのかと思います。例えば賃金を上げられる企業と上げられない企業の差が激しくなる予感があります。次にもう見えている事なのですが、超多忙な状況で業績を上げている企業が目立つ事です。ちょっとした事でけつまずく企業が増えているように感じます。マルハニチロの農薬混入事件も超多忙だからあり得たように感じます。最近の食パンにノロウイルスが入った事件は、確実に多忙故です。本来起こらない事故です。人員にゆとりがない状況で、ノロウイルスに感染し発症した人が働いていたと言う事です。しかも最終梱包課程にです。


助け合う環境になかったのでしょうか。


不確定要素のうち、一番は消費税増税、二番はアメリカのQE 3とユーロ問題、三番目が中国を含む新興国の不安定さです。


そんなことは誰でも知っていると思うでしょう。でも今の経済下ではこの一つが狂っただけで結構な事になると思います。リーマンショックから脱するのはQE 3終了後だと、考えるべきです。


午年って、あまり良い事は有馬線から。


本当に年男

2014-01-17 17:50:15 | インポート
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本当に馬齢を重ねて参りましたが、どうも今年が正念場。どうなっちゃうんでしょうか。誕生日も過ぎました。本当に年男です。
あの衝撃からようやく立ち直りかけております。やはり仕事はすべてを癒します。転職すべきかどうかは今は判断できないと言うのがはっきりしていますし、いたずらに不安がって今抱えている仕事に影響を出すのは、もっともだめな事です。


自分でも強いなと感じています。いや今までも数数えきれないほどの修羅場があったのですよ。大きいのから小さい物まで、その経験が生きていると感じます。とはいえ酒量は増えるやらタバコの本数も増えるやら、ものすごいストレスに曝されているのは間違いがありません。


自分を俯瞰できない人がウツ病になるとよく言われます。そう言った意味では私は俯瞰できる訳で、強いのです。でもこの俯瞰というのが本当に客観的かどうかと言うのも問題です。自分の中で都合の良い材料を集めて俯瞰したつもりになっている可能性もあります。そこをどう捉えなおせられるかが、最も苦しい作業になっています。



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今一番解るのは、生理的反応です。骨折の時に書きましたが、アドレナリンとノルアドレナリンの交互の反応と同じ事が頻繁に起きやすくなっています。これは恐怖に対する反応です。動物としての人間には、恐怖に襲われた時にアドレナリンがドバーっと出て、攻撃か逃避の行動を素早く起こせるようにします。攻撃は高度な判断が必要なので、大抵は逃避の行動です。いったん全力で逃げて、ノルアドレナリンがこれまたドバーっと出て冷静にさせます。そこで冷静になって状況判断をさせます。恐怖が強ければ強いほど、つまり死に近いほどこの反応は大きく何回も続きます。心拍数や血圧にそれが現れてきます。


強い不安はこの作用を起こさせるようです。そう不安とは弱い恐怖なのかもしれません。


これも解っているのですが、やはり落ち着かせるのはかなり難しかった。


昨年は貧困と知能低下の間に相関関係があると言う話しが多く出た。この記事もそうだろう。
もちろん私はこの用例に出てくるほど貧困ではない。しかしこの用例の意味する所はよくわかる。


貧困のもたらすものは、連続した恐怖なのだ。死ぬかも知れないというギリギリの恐怖の上に生きていると言う事だ。それは生理反応が酷く乱雑な世界だ。もしかすると貧困は、医療にかかれなくて病気になるのではなく、その不安から病気になるのではないのかと感じている。特に心臓と血管には良い所が無さそうだ。


貧困だけではなく、悩みが知能低下や判断力を奪う事は誰もが経験があると思う。私もここ数日は酷かった。文章は読めないし。下手すりゃマンガも読めなかった。判断の判断を先送りにするとか、そう言った対処療法でなんとかそこから抜け出す事が出来た。ただ現実は残っている。そこは今あるシュミレーションをどうするのかだけになっている。



前回の貧乏と野菜の最後の部分なのだが、相対的に高価になった生野菜を、貧乏人は避ける傾向になっている。むしろカロリー重視の方向に向かっている。これはアメリカと変わらない傾向になっている。レトルト食品や冷凍食品の低価格化もこれを押し進めている。
それでは高級レストランでは野菜重視の方向に走っている状況もあります。食の世界は二極化しています。価値観が分裂していると考えます。


来年度転落確実な本当の貧困。さてどうするか。