どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

少し晴れた

2017-01-24 01:01:43 | 日記

 

今日は午前中だけ晴れた。

 

 

 

トランプさんの側近が、インタビューで「あなたは嘘だと言っているが、彼らがスパイサー報道官に示したのは、alternative facts(代わりの事実)だった」と言った。代替的な事実?選択的な事実?全く意味がわからない。事実は選択できるのだろうか。確かに誰もが正しい数字を持っているわけではない。全ては推定値であり、トランプさんが150万に見えたけど?というのも一つの数字だし、報道官の72万というのも主催者側の過大な見積もりというよくありがちな話だと言ってもいい。確かに日本でも警察発表と主催者発表が大幅に食い違うことはある。だからマスコミは書き方を変えたり、印象の部分で書き方を変えたりする。

 alternative factsという言い方には、そう言った意味合いがあるのだろう。だがここでは多分、トランプさんから示唆された数字から導き出された、選択された事実なのだろう。少なくとも150万ではないと認めてはいる。



それではテレビの視聴率はどうだったのか。

ニールセンの大統領就任式の視聴率調査は、69年のニクソンから始まっているが、12回の大統領就任式の調査結果がある。一位はレーガンの1期目の4180万人、2位はオバマの1期目の3779万人、3位はカーターの3412万人、4位はニクソン2期目の3295万人だ。5位にトランプさんの3060万人が来る。

結論から行けばトランプさんは確かにオバマ2期目の2060万人より多いのだが、本人が1100万人多いとツイートしているのだ。トランプさんは数字に弱いのではないのかという指摘がされているが、今回もこのいい加減な数字の扱いには驚く。

彼は富豪の経営者なのだ。



ただ、この件はとても後を引きそうだ。

21日にドナルド・トランプ氏自身が「マスコミとは戦争状態にある」と述べたほか、22日にはラインス・プリーバス首席補佐官が米メディアについて、「この大統領の正当性を損なおうとしている。ただ何もしないで座視するつもりはない」と述べた。」

NBC番組「ミート・ザ・プレス」で司会のチャック・トッド記者はコンウェイ氏に、なぜスパイサー報道官は最初の記者会見で「ほぼ確実に虚偽の内容を口にしたのか」と質問。これに対してコンウェイ氏は、「そのような言葉で報道官について話し続けるなら、あなたたちとの関係を考え直さないとならないでしょう」と返答。」

マスコミとの戦いを演出しているのだろうが、本質的な意味を忘れている。この政権は事実を見ようとしないと印象付けたに過ぎない。いやむしろ白を黒と言い放つ、虚偽に持ち溢れた政権だと自信満々で言ってしまったのだ。その上で「そのような言葉で報道官について話し続ける」という言い方がえらく気になる。この政権はとても権威主義だということになる。

そしてなのだが、この数字の問題はトランプさんのプライドには触っただろうが、極めて些細な話なのだ。こんなことで患う必要もないことで、どんどん悪い方向へと引っ張ってゆく。いや、これが悪いことだと全く思っていないのだろうか。嘘をついたとかそう言ったことを細かくいうつもりはない。

この政権は、こんな些事でこんなにグチャグチャなことをいうということは、中国共産党の方がまだマシに思えるような隠し事をしかねないということなのだ。習近平やプーチンのようなデリケートさは全く感じない。独裁者を尊敬しながら、独裁者のやり方は全く知らないようだ。



今日もトランプさんの話題になってしまった。だがやっぱり彼の醸し出すものは、明らかに問題がある。

こんなゴミのような数字で、マスコミと対立する意味もないのに。しかも閉ざした政権を目指しているのではないのか、そう言った可能性も見えてくる。

議会はどう考えるのか、こんなちっぽけな問題がかなり響いてくるのではないのか。政府のだすものには虚偽が混ざっている可能性がある。そう判断するのではないのだろうか。

そしてだが、炎上商法は体力があった方が勝つ。その意味では政府の方が強い。だがアメリカのメディアは寝技が得意だ。彼らが何をするのか、楽しみだ。


雪が降ってます

2017-01-23 03:41:32 | 日記

 

今日の午後は雪の予報だったが、お昼過ぎたら一気に降ってきた。今の時間までに5センチ積もった。

 

 

キンクロ1号行きます!

 

 

キンクロハジロのメスは何羽いますでしょうか?答え、2羽。紛らわしくスズガモのメスがいます。しかしここまでフレーム中キンクロハジロだらけだと壮観だな、こりゃ。

マガモが一羽とオオバン一羽もいますな。

 

 

 

最近鳥の顔の正面が面白くて。奈良美智の初期の作品みたいな感じになる。あの可愛いんだけど目つきのおかしな女の子のアレ。ただ猛禽類はどうもおかしなことになるようで、こちらは狙っていない。

 

 

そうそう、大統領就任式に集まった群衆が推定25万人だとマスコミが報道したのに噛み付いた。150万はいたというのだ。トランプさんだけならいいが、報道官までもがいうのだ。BBCから。

「ショーン・スパイサー大統領報道官は、ホワイトハウスで報道官として初の記者会見を開き、集まった記者団を罵倒。就任式の観衆の人数が少なく見えるのは芝生保護のための白いシートのせいだなどと述べ、人数の「数字は誰も持っていない」と報道を否定した上で、「就任式の観衆としては文句なく過去最大だ。現場でも、世界中でも」と激しい調子で断定した。」

そうか、トランプ支持者は白い服を着て白い帽子をかぶっていたのか。これ以上書かないほうがいいかな。少なくとも支持者は赤い帽子をかぶっているはずだから、白に赤だとはっきりわかるはずなのだが。

ただ地下鉄乗降者数、市場調査会社ニールセンの調査、他の大統領就任式との写真比較、それと以前にホテル予約状況調査などからどう逆立ちしたって、150万はいっていないのは確か。もっと見なければいけないのはテレビとネットの視聴率。ここも低いのではないのかと思われる。

せめて「雨模様でしたから」とか、「デモを恐れて参加できなかったんだ」とか言えばいいのに。負け惜しみの美学というのもユーモアーがあれば、結構かっこよく決まるものなのだが。

 

 

もうトランプ大統領さんというのもやめて、トランプさんで統一しよう。あれはネタ提供者でしかない。

ただ本当に頭に痛いネタ提供者なのだ。今盛岡の景気はなぜか悪い。原因として原油高と年金の引き下げがある。だがどうもその消費が下がってゆくのがトランプさんがアメリカの大統領になると決まった時からだという可能性がある。確かに対中国政策がムチャクチャだとか、それでいて日本の国防はどうなるのか不明だとか、トヨタ批判だとか、先行きが読めない。

ただ日本は輸出で外貨を稼ぐ構造から、国内消費で景気を支えている国に変わっている。だからリーマンショック級のことがなければよほどでない限り日本の消費は安定しているはずなのだ。だが日本人はどちらかと言えばそういった理論的な数字とかに基づく議論より、かなり感情に流されるところがある。右も左も政治家はポピュリストなのはそのせいだ。ただありがたいことに日本人は自分が感情で動く自由を担保するために、政治家には理論性を求める。多少ね、ちょびっとね。一貫性とかはうるさい。

新聞等のマスコミの議論もその感情に寄り添う形で報道される。なので数字からゆくと根拠のない報道がある。例えば「凶悪な少年犯罪」だが数字では全く増加していないし、減少した。逆に言えば、犯罪が減ったが故に報道合戦としての価値が上がった。それは彼ら内部の話であって、一般的には関係ない話なのだ。だが彼らが大々的に報道することで、不安が社会に根付くことになる。

なお少年の軽犯罪は増えているようだ。ここをどう抑えるのかが今後の問題になるのだが、あまりここは報道されない。目立たないからだ。社会的イッシューであるはずのことが報道されないというのは、いいことではない。

「いじめによる少年の自殺」を報道することで自殺者数が増えるという矛盾も起こす。「老人による交通事故死亡率の増大を防ぐために、軽度の認知症が認められる老人の運転免許は剥奪されるべき」というのは、アメリカに事例があるはずでそれを参考にしない報道は間違っている。アメリカでは結果それはできないということになった。生活ができないからだ。今日本でもその現象が起きている。老人の社会参加率を上げたほうがいいのではないのかという考え方とは真っ向からぶつかるのだ。

ただね、報道する側も不安を強調すれば人が食いつくからそうしているだけなのだ。

 

 

そう批判する私が不安なのだがね。どう考えても、私そのものが先行き真っ暗なのに、周りまで真っ暗というのは耐え難いものがある。

と書いているのだが、ここでオシドリかよ。写真がなかった。これじゃトランプさんだよ。

 

 

今ある不安は、生活上の不安ではない。戦争が起きる可能性への不安だ。日本人にとっては最も強い不安だ。天皇の生前退位問題も、政府とその集めた指揮者の発言を聞けば聞くほど、漠然とした不安がこみ上げてくる。確かに日本人で一番不自由なのは天皇家だ。だがここまで縛るのはどうなのか。それこそお心はどうなのか。あれだけ右翼は賛美する陛下を、なぜここで縛り付けるのだ?

それは我々庶民と同じではないのか?先の天皇の崩御に伴うあの不況を避けたいという、伝統的な正しいお心があるのに、なぜ政府は邪魔をするのか?

これと戦争が加わると、もうこりゃダメだわな。政府は確かに法的な問題はあるとしても、あの古臭い法的根拠の希薄な皇室典範にこだわるのか、誰もがわかりやすく解説してもらいたいものだ。まあ、有職故実に精通した人物がいないということなのだろう。いたとしても現代に合わせて書き換えられるほどの実力がないためだろう。

陛下がダメだったら、私らは戦争なったらどう扱われるのかね。

 

 

トランプさん嫌い集会が世界中であったようだ。ワシントンでは市当局の推定で50万人が集まったという。主に女性権利主義者のようだ。

ワシントン以外でも、シカゴでの約15万人をはじめ、ロサンゼルス、ニューヨーク、シアトル、ボストン、マイアミなど米国約300カ所でそれぞれ数万人から数十万人の群衆が集まり、新大統領に抗議した。」

「米国以外でも抗議集会や行進は開かれ、ロンドン行進の主催者発表では8万人~10万人が参加。英国内ではほかにも、ベルファスト、カーディフ、エジンバラ、リーズ、リバプール、マンチェスター、ブリストルなどで抗議行動が行われた。

オーストラリア、ニュージーランドの各地のほか、複数のアジアの都市、パリ、バルセロナ、ローマ、アムステルダム、ジュネーブ、ブダペスト、プラハ、ベルリンでも、連帯の抗議集会が開かれた。」

結果1月21日は世界中で数百万の人が反トランプさん運動に参加したという。私は、すごいことになるとは思っていたが、まさかここまで規模がデカくなるとは全く思ってもみなかった。日本でもあったのかな。なかっただろうな。

やっぱり不安だから。

 

 

トランプさんを止められるのは娘のイバンカさんだけなのかもしれない。女婿のクシュナー氏も頑張ってもらいたいものだ。

まあ無理だろうね。トランプブランドの総仕上げなのだから。彼らの利益にならない。

だけど、このままでは世界の半分を敵に回す可能性がある。それでいいのか?

 

 

今日もトランプさんネタになってしまった。だけどトランプさんのいうことの重要な部分は、意外と日本にも当てはまるのだ。違うのは日本とアメリカの多様性の違いなのだと思う。例えば重要なのは、日本の大卒者は粗製乱造されていると言われるが、日本社会がかなり長期的視点で考えているから、そうなったという可能性がある。エリートの切符を手に入れても、そこになれるかどうかはあなた次第というのが日本のシステムのような気がする。大卒者というのは、その意味では日本語が堪能な外国人と同じで、そこの社会文化に適応できるかどうかが重要になる。そしてその上その社会文化を改革する人物を求めるのだ。その意味では、初めからのエリートというのは存在しない。強いて言えば縁故者だが、強くなる企業ほど縁故者に容赦ない。

そのせいか、日本の大卒者は意外と企業を選ばない方向にある。もちろんブランド的な企業もあるが、最終的に食うことが最重要で、仕事を選ばないというのが日本の大卒者だろう。そうでなければ初期の日本のアニメにあれだけの大卒者がいたという説明にならない。あの時は大不況だったのだ。

それでは海外はどうかと言えば、変わり者はいる。仕事を作り出す人たちだが、それは天才たちなんで。大多数はエリートの切符を手に入れたらそれを最大限使おうとする。結果何が起きるかと言えば、仕事がないのだ。特に中東はそのようだ。官僚になるとかえらい仕事になりたがる。だがその仕事はないのだ。社会の複雑さをやっぱり学ばなければいけないのだが、切符を手に入れた人はそれが耐え難い。

そうして失業率が上がるのだがそれが正しいという社会もあったりするのだな。強烈な年功序列社会はそうなる。

だからイスラム過激派もあり得ないほど極端になってしまった。

社会から拒絶された人たちは、別な社会へ奉仕するようになるのだ。

 

 

プリンストン大学か。

アメリカ人は貴種伝説だと考えているのだろうが、それはイギリスをみても同じで、それは間違いなのだ。彼らは人を支配されるものと思っているのだ。そこんとこ夜労死苦。金苦労派二郎もそう思っているよと。河羅干佗がいっています。

うん、ヤンキー用語ってかなり難しい。今打って実感した。


酒かな

2017-01-22 03:12:12 | 日記

大学受験の思い出といえば、センターではない共通一次の思い出だが、当時は会場が限られていた。そのため前日に宿に入った。だがな、個室では当然ないわけで、さてどうするかと思って日本酒純米の4合瓶を持っていた。寝酒だな。

で、キャップでチビチビ飲んでいると人が集まってくるわけだ。で、酒はあっという間になくなって、私は飲み過ぎずに無事に共通一次を何とかクリアした。

あれはいい思い出だ。酒はいいものだ。

今の人には勧められないな。ゆるい時代の話だよ。


1月20日

2017-01-22 00:59:38 | 日記

 

雪の予報だったのに、全然降らなかった。おかげで仕事が捗った。

トランプ大統領さんがついに現れた。またあの赤いネクタイだ。ということは比較的攻撃的な演説になるということだ。そして、アメリカ大統領としては超ドメスティックな内容だった。全く海外には向いていない。なので世界情勢的には矛盾が見られた。全文日本語訳がNHKにあるので貼っておく。あ、BBCにも英文翻訳併記があった。

しかし、あまりにも多くの国民が、違う現実に直面しています。母親と子どもたちは貧困にあえぎ、国中に、さびついた工場が墓石のように散らばっています。教育は金がかかり、若く輝かしい生徒たちは知識を得られていません。そして犯罪やギャング、薬物があまりに多くの命を奪い、可能性を奪っています。」

まあここは、日本も同じだよな。

当初は側近が演説原稿を書くと言われていたが、その後本人が書くといっていたらしい。だが、本当に本人が書いたのだろうか。リライトはしただろう。それにしても「アメリカ・ファースト」の発音は気になったな。何か間延びしたような叫びだった。



予想通りにデモが起きたが、暴動が起きるとは思っていなかった。どうも無政府主義者による犯行のようで、器物破損から放火までした。結果217人が逮捕された。

BBCが主な5つの就任演説妨害を書いている。まずは無政府主義者の暴徒化。次が「良い人間は大麻を吸わない」という時期司法長官の発言をもじって、ワシントンで所持と配布が合法な範囲の大麻をばらまいた人たち。LGBT活動家は就任式場やパレード通りへの入場妨害の座り込みを行なったが、規模が小さくて妨害にならなかった。就任式会場では民主党議員の中に「#ProtectOurCare(我々の医療保険を守れ)」というバッチをつける人多数。女性でピンクのネコ帽子をかぶる人もいた。

何人かの女性議員は、就任式でピンクの「子猫帽」を被るつもりだと語った。このニット帽は、翌21日にワシントンで予定される「女性大行進」でも被る人が多数いるもよう。帽子は、女性への性的暴行についてトランプ氏が下品な発言をしたことへの抗議でもある(訳注:「子猫=pussy」は俗語で女性器を表すことがある。」

21日が楽しみだな。

あとは家にいる。実際就任式出席拒否した議員もいたわけだが、そうした人が多かったようだ。

ワシントン首都圏交通局はツイッターで、地下鉄の利用者が19万3000人だったと発表した。オバマ前大統領の2009年の就任式では51万3000人が利用、2013年の2期目の就任式でも31万7000人が利用していた。ジョージ・W・ブッシュ元大統領の2期目の就任式だった2005年でも、地下鉄の利用者は19万7000人いた。」

ブッシュジュニア2期目以下というのは、なかなかなものだ。



日経ビジネスオンラインに「トランプ氏の素顔「本当は孤独に過ごしたい」という、国内報道部門でピュリツァー賞を受賞した、米ワシントン・ポスト紙のシニアエディターであるマーク・フィッシャー氏へのインタビュー記事だ。

要約すれば、トランプさんは商売上の理由で、自分をセレブとしてブランディングするのに集中した結果ああなったのだという。スキャンダルも今で言うところの炎上商法だ。訴訟では100倍返しを目指して激しく戦う。そして美女に囲まれているところをあえてゴシップ記事に伝えたりするが、盗撮が終了するとも家に帰ってしまう。著名人のチャリティーパーティーも華々しく出席するけど、金払ってすぐに帰りたがる。まああのプロレス事件もその意味では、強い男というブランディングのためにあった。実際服のブランドも持っている。あの衣装はそのブランドのものだ。ネクタイもね。

今回取材して分かったのは、彼が一人で行動するタイプの人間だということです。彼はああ見えてとても孤立した生活を送っている。」

その意味では彼は忠誠を誓う側近しか信用しないということになる。ということで長女のイバンカさんが最も信用できるということになる。そして忠誠を誓う側近もあえて意見の違う人を集める。そこで議論させて新しいアイディアを作らせるという手法をとる。彼自身は有能なビジネスマンではなく、そこからの決断力が優れているのだそうだ。

トランプ氏は、ビジネスでは報告書を読まず、そのことに誇りを感じている点もユニークですね。彼は部下に、「本は最後まで読まないんだ」と自慢したそうです。私たちに対しても、「大統領になっても報告書やブリーフィングは読まない」と言い張っていました。」

だがここが問題になる。確かに大統領就任準備中もかなりおかしかった。もうこのブリーフィングは終わっているだろうとかそう思うことをなぜ蒸し返すのかがわからなかったが、どうも誰がそれを要約して話すかが重要なようだ。会わないとダメなのだ。オバマ前大統領と会ったら「素晴らしい人物だ」と言い切るところとかもそうだろう。演説冒頭でもブッシュジュニアはともかくとしてクリントン夫妻やオバマ夫妻を持ち上げたのは伝統というだけではないだろう。本気で言っていた可能性がある。

「では、どうやって3億人の国民の代表になるのでしょう」と問うと、こう答えたんです。「変わらなければならないな。“ドナルド・トランプ”のためにしてきたことを、これからは国民のためにするよ」。彼は、自分が変われると純粋に信じているようでした。」

トランプさんの悲劇が始まったような気がする。

私がインタビューした時も、選挙戦で見せた激しい姿勢ではなく、ずっと温厚で、理性的で、人の話に耳を傾ける謙虚な対応でした。彼と交渉したことのある人たちも、「彼は楽勝で交渉しやすい相手だ。自分が譲歩したことが世間に知られなければ譲歩もしてくれる」と話していました。」

トランプさんは二つの世界を行き来してきた。それはアメリカ国内のみだったから通用した。だが今後はまさしく海千山千の人たちしかいないわけだ。間違いなく彼にはウクライナとロシアを調停できる能力はない。ましてや中東を抑える技量が本当にあるのかどうかは、全く怪しい。



アメリカは政権発足後、100日間は株式から政治まで全て安定すると言われている。その上オバマ政権は実際のところ、経済ではかなりの成績を収めていた。失業率も完全雇用に近い状況になっている。非常に素晴らしい状態で引き継いだと。オバマ政権がリーマンショック後を引き継いだことに比べれば、状況はいい。

トランプさんがいうところの、大量の大統領令による政策変更はその意味で合理的な選択なのだろう。だがそこから法に結びつけるのはえらく困難が待ち構えている。オバマケアはすでに大統領令を出したようだが、これが法になるまでは、任期全部使ってもできない可能性が高い。

だから彼は何らかの理由で早期引退するのではないのかと考えている。ブランディングは完結したのだ。医者から何らかの報告があったとか、そういえばいいだけの話だ。

そもそも彼のブランディングの総決算のようなものだとすれば、さっさと逃げ出すだろう。やるだけやってブランドが凋落しない前に撤退するのだろう。だから彼は記者会見で、自分とトランプブランドが分離できないと言ったのだ。利益相反が顕著になる前に辞めないと、それこそ利益相反になる。トランプブランドの服なんてどうするのだろう。その前に就任式後のパレードで車から降りて歩いて歓声に応えたというのだが、その場所がどこなのかは聞いていない。トランプインターナショナルホテルの前だったら。確実に利益相反になってしまうのだ。

「ホテルの建物は米政府のものでトランプにリースされています。契約には米政府関係者はこのリースから利益を得てはならないと明記されているのです。1月20日にトランプは政府関係者となるのですから、このリースを返却しなければなりません」」

だがトランプさんがいうようにアメリカに奉仕するといなれば、彼のブランドはどこまで落ちるのかがわからない。全部政策を実現できたとしても、本当の問題はアメリカそのものなのだから、ドメスティックなトランプブランドは、引き裂かれるだろう。



まあトランプさんはもういいかな。あまりにも重苦しい。私の知るアメリカ大統領の中では最も不安定な大統領だ。ましてや貧困層に近い私には彼は関係ない。だが世界に福音を与えなかったのは確かだ。アメリカには神がいるのかもしれないが、他の国にはいないと言わんばかりだった。

だが、昨年末から始まる不景気風が止まっていないように感じる。そもそもクリスマス商戦がおかしかったことがわからない。そして正月商戦は期間が短かったことが理由になっているが、その後の爆発がない。成人の日の3連休で何らか動きがあるかと思ったのだが、全くなかった。そして大寒ということで天候から全ての条件で最悪の時期なのだが、おかしなくらいに動きがない。

次のチェックポイントが節分なのだが、多分ここでも動きはないだろう

もちろん盛岡だけの話なのかもしれないが、株高とこの景気感は全く一致していないというのは重要だ。二極化の結果だというのは簡単だ。少子高齢化もあるし、原油高もある。灯油代に直結するので盛岡ではかなりな影響がある。夏の天候不順で農作物の出来がイマイチというのもある。東北は農作物の出来不出来で気分が変わることもある。だがそう言った条件を考えても、今の動きは少しおかしい。

私の考えでは、天皇制の問題をうまくかわせない政府の対応があると思うが、ここにきて世界情勢の漠然とした不安が来ているのかもしれない。



確かに不安な幕開けになった。だが生きなければいけないという事実がある。それだけはどうしようもない。

二極化というのは生きる意味の二極化になっている。トランプさんの二つの顔は、その象徴かもしれない。


終わりの始まりなのか始まりの終わりなのか

2017-01-20 22:01:11 | 日記

 

ということで、日本ではダークマターが売られています。これは宇宙の総エネルギーの30%を占める物質で未だかつて観測されないものだ。理論的にはないとおかしいが、それを実現した日本の科学技術力に感服する。

ただ1gあたりのカロリーが5,4キロカロリーと意外と低い。そうダークマターだから低く感じるのだ。だがダークマターは普遍的にこの世界にあるはずだ。そうでないと宇宙理論が成り立たない。

そう、この商品はダークマターを凝縮したわけではない。下手に凝縮したら再度ビックバンが起きかねない。そこを考慮して、自然にあるダークマターを絶妙なバランスで入れたのだろう。

画期的なネーミングだ。だが理系以外にはこの面白さは全くわからないだろう。

 

 

明日目がさめると、トランプさんがトランプ大統領さんになっている世界がある。

 

 

セグロキレイがいた。忍者っぽい柄になっていた。

 

 

アメリカ大統領就任式で、ワシントンが要塞化しているようだ。当たり前の話でもあるが、今回は抗議デモが多発しそのためにテロが起こりやすくなっていると考えられるからだ。

「ドナルド・トランプはワシントンを支配するかもしれないが、米国民としてのわれわれの運命を握っているのはわれわれ自身だ」とデブラシオ市長(民主党)は語った。」

うん、これってティーパーティーが言ってた言葉だよね。



ただね、草の根精神は日本人は持つべきだよ。腐敗というのはなあなあからはじまるんだよ。

美しい日本のなあなあは、だから面白いのだが。美味しく発酵しています。もっと美味しくならないといけない。

 

 

トランプさんの最大の問題は、彼に人は飽きるにではないのかということだ。今だって熱狂はないし、今後のスケジュールも急速に進めるとはいっているが、重要なメキシコへの壁とオバマケアに関しては時間がかかるだろうし、NAFTAの問題は再交渉のための交渉のための交渉を行う必要がある。

 

 

そこを一気に大統領令でやってしまう構えのようだ。今200件の大統領令候補があるようだ。それぞれが世界を震撼させる内容になると思う。だがありがたいことにエルサレムへのイスラエル大使館移転は、大統領令だけでは済まされないだろう。それだけが救いだ。

今までも今までだったが、大統領という法的存在でいうことなのだから世界に大混乱を起こす可能性はある。ありがたいことに、トランプさんは一気にやってしまうつもりだ。悪事は一時に限る。一気にやってしまうと大混乱が起こる。それを恐れて小出しにしては実は何も変わらないことになってしまう。そう、「上に政策あれば下に対策あり」なのだ。対策をつけられないように一気にやらないと、改革はできない。

 

 

問題はアメリカが分断されているということだ。トランプさんの大統領さんへの就任演説がどうなるかはわからないが、多分間違いなく分断を意識しないものになるだろう。40%の支持率ならば、その40%に向けた話になる。

アメリカがなぜ偉大なのかというのを、知らない40%にはいい演説になるだろう。

 

 

進歩を続けたからこそ尊敬されたのだ。ただ彼らの愚かなところは、進歩した結果経済格差が広がったということだ。そこに何もしなかったということだけだ。

 

 

トランプさん、大統領さんになったらツイッターやめてほしいよ。優秀な部下を揃えても、今のところは国際的にアウトだよ。

 

 

90年代から予測された時代が来た。喜んで迎えられない立場の自分がいる。それは左とか右ではない。木っ端微塵で吹き飛ぶというだけの、それだけの存在でしか無くなっている自分がいると、確認しているのが今の私だ。

 

 

誰もが正しい世界はどう言ったものなのか言わない。正しさが疑われている。

だが我々は、拡張された世界に生きている。グローバルゼーションとかイロイロ言われているが、拡張された世界では、一部の現象でしかない

そう、拡張された世界なのだ。