大治郎が一人の浪人と出会う。
お互い、一流の剣客同士だ。
何となく息が合った二人は、浅い付き合いをする。
小兵衛「それでよい」
他人に言えない事情を抱えて生きている。
深く交わえない事情も過去もある。
だが、人と人は同調する相手と出会う事がある。
その場合の付き合い方だ。
「浅く、淡く付き合うがよい」
自害した浪人から大治郎へ、名刀の脇差と手紙。
浅く、淡く付き合ってくれたからこそ、幸せだったと。
長く付き合うコツをワシは勘違いしていた。
親友、恋人、師弟などの付き合い方だ。
深く、濃く付き合うのが、当たり前だと勘違いしていた。
浅く、淡く、付き合う。
とても相手を大切にしている付き合い方だ。
だから、その関係は長く、染みる付き合いとなる。
例え身内や恋人であろうとも個性が違う。
深く濃い関係を続けたなら、同調できない苦しさを伴う。
大切な関係こそ、浅く淡く優しく付き合うのがいい。
この歳になり、やっと人と人の付き合い方が出来るようになった。
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