水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」
食事も変わった。
何でもいい、とにかく腹に入れば。
人類の歴史の大部分は、生命維持の為だけの食事だった。
狩猟社会では、獲れた時だけが食事だ。
常に飢餓状態といってもいい。
食べるモノさえあれば、それで充分だった。
農作社会になり、食糧の計画と備蓄が可能になった。
毎日の生命維持の食事から、食べる楽しみのある食事になった。
常に移動の狩猟社会では、調理は素早く簡単に。
多少の持ち運び用も乾燥させたモノがほとんどだ。
定住になった農作社会では、調理時間がある。
備蓄しておける様々な味の元もある。
より美味しいモノも工夫できるようになり、食べる楽しみが増した。
それは入れ物となる土器や容器の発明と発達にもなった。
小動物から食糧を守る為の倉庫という建物も工夫された。
大きな動物から身を守る柵なども工夫された。
水を掘る、あるいは川から引く技術も発達した。
様々な発明と発達は農作社会から生まれていたのだ。
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18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始)
農作社会から職人型が生まれ、商人型が生まれる。
小さな人の集まりから、という組織になった。
が幾つもできて、国というモノも生まれた。
国の元も農作社会なのだ。
百姓という漢字がある。
実に多くの意味を内蔵している。
農作社会から、人社会のあらゆるモノが生まれた。
しかも、それはオナゴからの意識でもあった。
今の国意識。
オトコの意識で成り立っている。
当然、歪みが出る。
基本が無いオトコ意識だ。
滅びるのは、運命でなく宿命なのだろう。
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生活の原点。
それは食べる事だ。
自称文明国に暮らす多くの人は忘れている。
お金があれば食べられると思い込んでいる。
それが異常な一時期的な現象だと気付かない。
食べるには、狩猟か農作か畜産かが不可欠だ。
お金は遥か後に商人型が発明した便利品だ。
基本的に余裕があるモノ同士の代用交換グッズだ。
余裕がなければ役に立たないのだ。
お金の余裕があっても、食糧の余裕がなければ意味が無いのだ。
ある程度計画的に確保できるのは農作だ。
農作の土台は土と水だ。
つまり自然環境が生命の鍵を握っている。
実に、当たり前の話だ。
この、アホのような当たり前を無視するのが自称文明国だ。
国の滅亡は文明国からなのだ。
それを避けようと、戦争という侵略をするが、所詮先延ばしにしかならない。
根本的に農耕社会に移行しないと、当たり前だが人類は滅びる。
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長い人類の歴史。
その大部分が狩猟社会だった。
そして人々の暮らし方はほとんど変化しなかった。
気象や自然界の変化への対応がやっとだった。
農耕社会になって大きく変わった。
文明文化という部分だ。
文明も文化も多くの人がいて成り立つ。
個々の能力に頼っていた狩猟社会では発達し難い。
協力社会でもある農耕社会になり、いろいろが発明され発達した。
そして祭りなどの心の部分への刺激が文化発展につながった。
人が社会として生きる土台は百姓型。
この型が最も多くいなければ社会は崩れる。
毎日生きていくには当たり前なのだが、当たり前に気付くのが少数になった。
文明文化の発達と当たり前に気付く能力は反比例するのかもしれない。
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家屋が作られ、囲炉裏を中心とした居間ができた。
大家族制だが、家族という意識も生まれた。
村は幾つかの家族が集まったモノとなった。
それまでの狩猟では家族意識はほとんどなかった。
いつでも移動する為、家屋というモノがなかったからだ。
農作や畜産中心で家族意識が生まれたのだ。
オナゴが元だから、それらは実に自然に発生していった。
農作定住はいろいろなモノを発達させた。
収穫物の入れ物。
農作器具。
当然家屋も工夫される。
それらのモノを作るのが得意な職人が生まれた。
職人型は農作社会から生まれた型だ。
狩猟社会でも道具は多少発達した。
だが、それらは使う個人の工夫が中心だった。
農作社会は協力社会だ。
誰でも使いやすい、利用しやすいモノとして作られる。
発達度が違うのだ。
すると専門的な能力がより発達する。
職人型は農作社会から生まれた。
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ほぼ孤立して生活していた漁師型。
個々の能力に頼った食糧確保だった。
獲物を追っていく暮らしだ。
住居も移動するのが当たり前だった。
育児の合間から始まった百姓型のオナゴ達。
お互いが協力して食糧確保をしていった。
農作だから住居を移動するわけにはいかない。
貧富も生まれるが、村の原型もできる。
生産量などにより、村の貧富も生まれる。
豊かな土地や水や気候が定住する条件になった。
農作中心の定住だ。
土地と水の確保と制御が発達する。
水の使い方、利用の方法。
同時に火の利用方法も発達してきた。
定住というのは、大きなモノ、設置できるモノが使えるのだ。
それまでのたき火程度から、煮炊きする炉というモノができた。
囲んで暖をとる囲炉裏なども発明された。
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現代の先進国と自称する国々。
世界人口の少数なのだが、その消費と威張る態度は大きい。
共通して経済優先の意識だ。
その大部分が経済的にも苦しんでいるというアホさに気付かない。
自分の国だけは勝ち組になりたい。
自分の関係者だけは勝ち組になりたい。
勝ち負けで平和と平穏と未来はやってこないのにねぇ。
その為、生命を育てる食糧も経済で考える。
安い地域から金で取引する。
幻想(経済)が崩れれば、大切な食糧を金で売るわけないのにねぇ。
とても危うい意識の自称先進国の頭の良い行政関係者なのだ。
生命を育てる根底は百姓型。
生みだし、生産する生き方。
それはオナゴの意識から始まる。
経済や勝ち負けの行政ならオトコ意識。
だが、マトモに繁栄したいのなら、オナゴを行政の主力にするべきだろうな。
ただし、百姓型のオナゴだ。
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農業や畜産業はオトコの力仕事だと思われている。
現代ではそうだが、長い間はオナゴの仕事だった。
これは世界中どこでも同じだった。
農作といっても小規模だ。
畜産といっても僅かな動物だ。
それで人社会は食わせてもらっていたのだ。
オトコ共は戦いや謀略など反生産活動がほとんどだ。
その染色体と同じく、オトコは中途半端な能力しかなかった。
だから威張ってみせても、オナゴに養ってもらっていたのだ。
国取りなどしても肝心の食糧は生産しない。
専門の漁師や猟師が獲る魚肉もオナゴの食糧量にはかなわない。
この世に生んでくれて、育ててくれる。
食べるモノも生産してくれる。
男女という区別をつけるなら、あきらかにオトコはオマケ部分だ。
ほんの少ししか、役に立たないという事実は認識しようぜ。
四つの型で一番肝心なのは百姓型なのだ。
その発生から長い間、人を養ってきたのはオナゴの能力だ。
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漁師型は対象が獲物との勝負だ。
勝つことが仕事であり生き方だ。
といって対象に愛情が無いわけじゃない。
相手を認めてこそ、対策がある。
だが、それはオナゴが抱く愛情とは違う。
百姓型はオナゴの愛情が活かされる。
愛情で観察し、愛情で手入れをする。
すると大きく、多く育つ。
常に愛情が大きな役割になる。
それは自然への畏れにも生命への畏れにもつながる。
どんなに苛酷な自然の姿があっても対立することはない。
自然も生命も自分より遥かに偉大なモノだと知っている。
だから神という概念が生まれた。
畏れという感覚が生まれた。
そして偉大なモノに抱かれ、調和してこそ未来があると直観している。
百姓型は、その洞察力よりも愛情の深さにより能力を高めている。
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自然とは何か?
百姓型は観察する。
それはそのまま、生命とは何か?と同じになる。
自然を観るとは生命を観ることだ。
種が芽を出す。
大きく育てるにはどうするか。
動物が子を産む。
多く、大きく育てるにはどうするか。
人間が子を産む。
丈夫に育てるにはどうするか。
オナゴが自然を、生命を観察し暮らしに活かすのは適している。
百姓型はオナゴの性質に沿うものだった。
そして、自然は神でもあり生命でもある。
生命即神という観方ができるようになるのも、当たり前だった。
漁師型のような賭けの生き方ではない。
現実を生きるには自然との調和が繁栄をもたらす。
オナゴは生命を宿し育てる本能から確信する。
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