水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷想中・迷走中・575」

2022-07-31 21:21:09 | Weblog



ある気功師・181

修験道という道を開いた役小角。
誰も開かなかった道だ。
そのきっかけがある。
未だ小角10代の頃だ。
元々が普通じゃない。
何かが勝手に指導してくる。
それが、生駒山の神さまといわれている。

生駒山は山全体が御神体といわれる。
役小角も何かを感じて生駒山にいたのだろう。
ここが日本山岳信仰、修験道の出発点なのだ。
役小角は701年に入寂したといわれるが、不明のままだ。
その後、同じく超能力者の空海が生駒山の般若窟で修行する。

ちなみに空海も高野山奥の院で入寂ということになっている。
二人とも、死後の姿は誰も確認していない。
空海(弘法大師)は未だに生きている、ともいわれる。
私は役小角と空海は同一人物ではないか、と思っている。
そして、未だに生きている、と思っている。
世間がうるさいから決して表には出ない。
だが、どうかすると出会う事もあるようだ。


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「迷想中・迷走中・574」

2022-07-30 22:11:08 | Weblog



ある気功師・180

後に山岳宗教と称される祖がいる。
役小角(えんのおづぬ)という超偉人だ。
役行者(えんのぎょうじゃ)ともいわれる。
修験道の開祖でもある。
世界遺産の熊野古道の開祖でもある。

伝説、伝承が凄い。
通常の常識外ばかりだ。
前鬼、後鬼を従えて、いろいろな事をした。
橋をかけたり、道を開いたり、人々の味方だった。
人々の味方は、時の政権者から疎まれる。
いつの世も、同じ・・・

権力者は母親を人質にして、役行者を伊豆大島に流刑にする。
権力者って、卑怯だろう・・・
でも超超能力者の役行者は気にしない。
毎日、毎晩、空を飛んだり、海を歩いたりして出かける。
毎日富士山に登り、修行をした。
毎晩、人々に施しを与えた。
そんな伝説を聞けば、私はぞっこんになる・・・


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「迷想中・迷走中・573」

2022-07-29 21:50:50 | Weblog



ある気功師・179

宗教は嫌いとか苦手とか公言している。
だが詳しく言えば、宗教組織が嫌いだ。
自然や生命を神としているのは経典ではない。
個の言葉や神の言葉(神は言葉を話さない)の教えではない。
それを宗教というなら、宗教心は否定しない。

宗教(心)は大切だと思っている。
必用ないのは宗教組織だろう。
時には、害にしかならない。
それが戦争を引き起こしているのも歴史から学べる。

宗教組織に限らず、組織は苦手だ。
私はワガママなのだ。
独善なのだ。
いかにも正しい言葉を並べられると退く。
アヤシイと思ってしまう。
卑怯な政治家だって正しい言葉は得意なんだぜ。


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「迷想中・迷走中・572」

2022-07-28 21:32:09 | Weblog



ある気功師・178

生駒山に憧れたのには理由がある。
私は軽薄な生き方を目指している。
知識も興味も軽く、薄く、節操無しに・・・
その一つに精神世界がある。
とはいえ軽く、薄く、節操無しだから宗教とは無縁。

聖人や正しい人や立派な人を目指すのが宗教。
経典や教えや戯言を信じるのが信者。
私と合うわけがない。
それに私はスケベじゃない人は信用しない。

宗教は信用しないが、その祖となる人は興味がある。
キリスト教は信用しないが、キリちゃん(キリスト)は好きだ。
仏教も信用しないが、ブッちゃん(ブッダ)は尊敬する。
キリちゃんもブッちゃんも組織など作りたくなかったろう。
宗教組織を作ったのは、不肖の弟子達だ。


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「迷想中・迷走中・571」

2022-07-27 20:47:26 | Weblog



ある気功師・177

登山する人は少し変だ。
何故、あんな苦しい思いをして登るのだ。
まぁ、説明が難しいが、変なのは確かだ。
私も変なのは確かだ。
苦しいし、もう登るのは嫌だとも思う。
それなのに、下界に近くなると次を探す。

何故か次に登りたい山が候補になる。
憧れ、みたいに登りたい、と思うのだ。
私は若いね~ちゃんより、山に憧れる。
(今は、より若いね~ちゃんは苦手だ。
ついでに、芋虫系も苦手だ・・・)

その憧れの一つが生駒山だった。
今みたいにインターネットで調べるなんて出来ない。
どんな山なんだろう。
どんなに素敵なんだろう。
行ってみたい、会いたい、触りたい・・・
ね、山登りなんて、変態だろ。


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「迷想中・迷走中・570」

2022-07-26 21:59:39 | Weblog



ある気功師・176

親しくしていただいている管理人さん。
皆がそれぞれに帰った後の研修所に泊まっていいと。
言葉に甘えて、少しこちらに留まった。
次の日はこの研修所がある生駒山の散策だ。
散策だが、ただ愉しむだけではないぞ。

私は20代に地元山岳部にいた。
地元は魔の山、谷川岳がある。
世界で今も最多の遭難者数の山だ。
ロッククライミングの日本三大岩場がある。
岩場だけでなく、通常の縦走もかなり厳しい。

私は根性が無いので、普通の縦走だ。
雪山も荷物が重いのでしない・・・
とはいえ、地元なので一応研修はした。
ロープの使い方や練習岩での登り。
雪上訓練も一通りはした。

20代の私は今と違う・・・当たり前か・・・
仕事は超忙しい歯科技工士。
毎日夜12時くらいまで、残業は月120時間以上。
身体を動かすのが好きで、何にでも興味があった。
野球、バレー、のサークルも作った。
釣りやスキーも仲間と行く。
お茶は裏千家。
カー・ラリー(ダートが主)のナビゲーター。
そして、山登り。


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「迷想中・迷走中・569」

2022-07-25 21:54:04 | Weblog



ある気功師・175

故師匠はどうやら一ヵ月で退院となったようだ。
その後は、ある施設で療養しているらしい。
参加者の写真と名前だけで変化も読み取ったようだ。
それで各指示も出せた。
これは私もプロの自覚が出る10年後以降は理解できる。
私も写真だけで、ある程度の読み取りが可能となったからだ。

講座最終日は今後の決意表明をする。
この病を必ず治す。
一からやり直す。
家族の為に生きる。
新たな道を歩く。
それぞれが一歩を踏み出すのだ。

スタッフの私も決意表明をする。
「治療師になります」
僅か一年で新たな道を歩く決心をした。
これで後戻りはできない。
前に進むしかなくなった。
私は、清々しい気持ちだった。


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「迷想中・迷走中・568」

2022-07-24 21:52:02 | Weblog



ある気功師・174

参加者は世の中のニュース等何も知るよしもなかった。
今のようにスマホなどない時代だ。
テレビもラジオも新聞も禁止。
だがスタッフ部屋や講師部屋、管理人室にはある。
そこで会長代理の人が特別に皆に知らせてくれた。

山梨県のオウム真理狂本部に警察隊が突入。
中々発見されなかった狂祖の麻原を逮捕した。
実にみっともない姿だった。
隠し部屋には信者には見せられない贅沢品が・・・
まぁ、狂祖とか幹部なんてそんなもんだよなぁ・・・
何故、あんなものに騙されるんだろうねぇ・・・

世間はオウム事件一色だったが、こちらは違う。
一月の阪神大震災の後遺症が問題だった。
大切な人、家、仕事場がいきなり無くなったのだ。
怪我もあるが、心の傷は簡単には消えない。
参加者にはそういう人も沢山いた。
そして、いろいろ話してくれた。
一緒に重病患者の見守りをしてくれた先輩もそうだった。
家を無くし、それでもボランティアを続けていた。
(その先輩も早くして亡くなった)


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「迷想中・迷走中・567」

2022-07-23 21:02:12 | Weblog



ある気功師・173

この講座は特殊だった。
参加者はいつでも特殊な講座だ。
そういう意味では普段と変わらない。
中心となる故師匠が不在だが、変わらない。
中心がいないのに、変わらないのが特殊だ。

目に見える形では不在だが、常在だった。
見えない世界では、常在だった。
だからスタッフも安心している。
最後のところでは、安心があった。

試行錯誤はする。
毎日が真剣勝負でもある。
智恵と行動をフルに使って進めている。
講師陣も何も変わらずに来所してくれた。
氣は、その場にいなくても影響する事を改めて認識した。


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「迷想中・迷走中・566」

2022-07-22 21:37:02 | Weblog



ある気功師・172

その頃、ボランティアで毎週治療していた。
今より純粋だったからか・・・結構劇的な変化もあった。
他人を治療するのにも慣れてきた。
最初、身体に触れなかったのが、平気で触る・・・
集まってくれる人達はとても喜んでくれた。

先生、と呼ばれるようになった。
先生と呼ばれるようになると堕落する。
つ、つい、自分が偉くなったように錯覚する。
そのくらいの自覚はあった。
だから、何度も先生は止めてくれ、と言った。

ある時、病の人から言われた。
「私等からすれば先生と呼びたいの。
先生が一番気持ち込められるのよ。
だから、そう言われるのにも慣れて下さい」
真面目に言われた。
そうか、来る人達の気持ちより自分の気持ちを優先していたのか。
それから、私は、先生、を受け入れる事にした。


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