「原発震災直後のポポロの広場は迫力を感じたが最近原発を話題にしてないね」と訪問者の人から言われました。
原発再稼働、原発輸出も推進する安倍政権を選挙で大勝させてしまったことから、当広場にもシラケムードが漂い始めたのです。
武田邦彦先生が、原発事故の現状を音声ブログで的確にコメントしています。
放射線量は100年は変わらない。無政府状態につき各自で自分を守る。被曝食品は全国に薄く拡散されている。国民がそれを受け入れる。あの旧ソ連でもなかったことですが、被曝の痛みをみんなが受け入れる・・。
一段落はしましたが、利権がからんだ全国各地で受け入れた広域放射性ごみ処理、産地偽装も含め食材被曝も否定できない現実。悲しいことですが私たちは、みんなで被曝の痛みを受け入れることを選択したのだと、そう思うしかありません。
東電福島第一原発では、地下水バイパスが稼働してはいるものの依然、トリチウム汚染濃度は上昇がつづく。事故直後の情報公開を怠った責任を誰もとらず、測定システムであるSPEEDIに責任を負わせ引退させることで幕引きを図る。川内原発の再稼働にしても5つのカルデラに囲まれた地域でなぜ原発なのか。火力水力で十分賄えるのに、最終処理も叶わない放射性廃棄物を今後も量産する原発をなぜやめないのか・・。疑問だらけの原発の状況です。
武田邦彦教授 音声:原発事故の現状