映画『万引家族』をみました。
最初、タイトルの「万引」に違和感がありましたが映画を見てなっとく。
良い映画でした。
カンヌ映画祭で最高賞に輝いたことが素直に肯ける作品です。
それぞれが血縁の無いワケ有りの「犯罪者」ながら絆の強い家族。
その集団から見たうわべばかりの冷たい一般社会。
十分に「社会派」な作品でした。
権力とは距離保つ
今回のカンヌ祭の受賞に対して林芳正文科相から祝意の面会申し出があったようですが、是枝裕和監督は、それを辞退した。その理由を同監督は、映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています(KOREーEDA。COM)
是枝監督、その意気、気に入りました!!
これからもがんばっていただきたい。公権力とは距離を保って。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
映画「万引き家族」予告編