正直な大阪桐蔭・金足農戦結果
「あきたこまち」で栄養補給していても最後は、食べ過ぎで消化不良だったのでしょうか。金足農高、悲願の全国制覇はかないませんでした。でも公立農業高校が決勝戦まで進んだことは、痛快な甲子園となり明るい話題を提供してくれました。それにしてもデータは正直。大阪桐蔭は王者にふさわしい総合力をもっていましたね。
ウソ充満の偽善政治
さて、最近の政治状況に目を転じてみます。
安倍一強政治の閉塞感は何とかならないかと『フェイクの時代に隠されていること』を読んでみました。著者は斎藤環と福山哲郎。精神科医と野党(立憲民主党)政治家の対話と著述です。
当初のタイトル案は『なぜ政治家は馬鹿になるか』。一つの政権がこれほど高頻度にデタラメをやらかしたことは、おそらく前例が無く歴史に残る汚点では・・
どうしょうもないフェイク(fake=偽物、ペテン)な時代を精神科医からは、注目の精神療法「オープン・ダイアローグ」の手法を用いて新しい民主主義の意思決定のありかたを「処方」する。政治家福山氏からは「前代未聞のフェイク国会、安倍内閣は国会で真実を語らない。安保法制強行採決、すべてはここから始まった」と。
一冊の本から「隠されている」すべてはつかみきれませんでしたが、解決のヒントはいくつか感じ取ることはできました。
フェイクの時代に隠されていること | |
斎藤環 福山哲郎 | |
太田出版 |
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔