8月15日の正午には戦争終結の玉音放送が流れるその前夜、正確には15日0時23分から1時39分、米軍機B29による埼玉県熊谷市街への空襲がありました。
市内星川付近には焼死体が多数・・。今、その場に『戦災者慰霊の女神』像が置かれています。作者は北村西望(1884-1987)。長崎のおなじみの平和祈念像(垂直に掲げた右手男性像)の彫刻家だ。
熊谷空襲の死者は266人(戦災状況/総務省)、負傷者は約3千人。
正午には戦闘が停止されるというのに終戦間際での犠牲、なんとも無念でした。軍関係者の一部では終戦放送予定をすでに知り、まさかその直前の襲撃はないものと思っていた向きもあったとか・・。
彫刻家の北村西望は、軍による鋳鉄徴収に「銅像拠出委員会」を組織して抗議したという記録もあります。
熊谷空襲のお話を聞く会
熊谷空襲も、知りませんでした。
まだまだ、知らないことがたくさんあるのだと思います。