東日本大震災から明日で3年。復興はなかなか進んでいない。阪神淡路大震災に比べてもその歩みは遅い。その違いは原発事故が重くのしかかっているからだ。その意味で地震学者の石橋克彦氏による「原発震災」という呼び方がふさわしいと思う。
原発震災から3年、今も福島第一原発からは毎時1千万ベクレル、毎日2億4千万ベクレルの放射性物質が環境に放出され続けていることに変わりはありません。昼夜、事故現場では高い放射線量を受けながらも約3千人の労働者たちが働く。16万人が避難し子どもたちが放射能汚染にさらされている現実は今も続いています。
今発売中の科学誌『Newton (ニュートン)』の2014年4月号の特集が詳しい。「災厄 福島原発1000日ドキュメント」として科学誌らしい中立的客観的な立場から「原発の是非を考えるうえでの必読資料」としてほしいとうたっている。
同誌の中で「未来の最終処分場」について、10万年後はどうなるかと設問しガラス固化体を囲むオーバーパックの腐食、さびで火山の噴火や地震のひんぱんに起こる日本で人工バリアが果たして可能なのだろうかと・・・。
福島でも五輪開催を!!
「力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション in 高崎)に制服向上委員会のアイドルたちがやってきました=写真(森村圭介氏撮影)。
制服向上委員会の少女たちの考えた「マニフェスト」に傑作があります。
その1、「2020年のオリンピック開催地に東京だけでなく、一部競技を福島にて開催」を。
福島の安全性をアピールするなら絶好の機会です。安倍首相が完全に汚染水はコントロール出来ていると断言されているわけですから。良い提案だと思います。ぜひ五輪・パラリンピック会場の一部を福島で!
明日(3月11日)14時46分は黙祷を。
Newton (ニュートン) 2014年 04月号 [雑誌] | |
特集:災厄 福島原発1000日 | |
ニュートンプレス |
20140307 報道するラジオ「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」小出裕章京大助教24分過ぎ出演
今、生きていられることへの感謝を込めて。
原発震災の復興は、長い長い道のりになると思います。
これからも人類にとって未曾有の試練がつづきます。
それでも生きていられることに感謝いたします。