東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お知らせ「人形うらら展」(吉徳浅草橋本店)

2020-10-15 14:40:55 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 来る10月23日(金)より11月3日(火)まで浅草橋 吉徳本店内で開催予定の「人形うらら展」に拙作の人形も並べていただける、というありがたいお話をいただきました。はじめてのことでどういう感じになるかわかりませんが、間に合う分だけでもお客様方の目に触れさせていただけるのをうれしく思います。

 今はオープンまでにどれだけ仕上げて搬入できるかということでどきどきしています。まずはお知らせまで。

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やすりがけと地塗り

2020-10-15 02:06:26 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 午前中窯から取り出した素焼き済の人形の地肌を整えるためやすりがけして塵を濡れ雑巾で拭い、煮溶かした膠をつなぎにして胡粉で地塗りをしています。胡粉や膠の扱いはこれまで20年くらい練習してきましたが、未だ上手くいったという実感がありません。
 3つのカゴに分けてあるのはこれからの作業によって、地塗りの加減が違ってくる人形同士に分けてあるのです。

何も塗っていない「寒紅の丑」は古いものに倣って、地塗りをせず、地色を直接塗っていきます。

 次のカゴのは地色にキラ(雲母粉)を塗るものでいちばん厄介。念入りに胡粉地をやっておかないと、キラをかけてからムラになりやすい。
 
 3つ目のカゴはオーソドックスに胡粉地で、白地が露出するところはムラのないように気をつけます。但し、お手本の古い人形で白地にもニスがけしてあるものは、やはりニスのあとにムラになりやすいので厚めに胡粉を塗る必要があるような気がします。