時系列としては逆になりますが、確定申告の準備を始めた先々週、かねてより楽しみにしていた「ぺこちゃん」(その昔、玉電や世田谷線を走っていた人気電車200系)に会いに、田園都市線「宮崎台」駅に隣接している「電車とバスの博物館」へ行ってきました。実物のペコちゃん♡♡♡
写真の中でしか見ることができなかった実物に触れて感激。
この裾の絞り具合が絶妙。「ぺこちゃん」の愛称の由来ではあるけれど、「おかめさん」でも「起き上がり小法師さん」とでも呼びたくなる面構え。正面のX上の塗り分けが量感を際立たせているような、、。解説パネルには「ペコちゃん」とも「いもむし」とも呼ばれたとか。たしかにそう言われるとリアルいもむしな感じではあるけれど、、。
やっぱり窓から下のカーブが堪りません。それと運転台横の直角三角形の窓♡
連結部の幌?宇宙的な感じが、、、?
座席の手すりのパイプが太くて独特。側面の床辺り、絞ってあるからかっこいいけれど、足の踏み場は少なくなるってことですね。
びっくりしたのは先頭の内部。運転席がないんです。係員の人に聞いたら、運転手さんはずっと立って運転していたとの事。渋谷⇔二子玉、或いは渋谷⇔下高間全区間を交代なしで運転するとは限らないけれど、もしそうだったら結構しんどいかも、、。それとお客さんの座席が先頭まで延びているとは知らなかった!これってゴージャス。
この電車で玉川通りを車に混ざって走っていた車窓は空想するだけでもすごいです。
カーブしたフォルムに塗られた塗料のツヤ、子供の頃マーブルチョコのツヤのときめいた感覚につながってくるようです。
東横線を走っていた500系。色が渋くて品格あるフォルム。運転窓に庇がついているというのが新鮮な感じ。赤羽を走っていた旧国鉄の茶色い省線電車型の電車にこういうのがあったかどうか、、。
屋根のベンガラのような色は昔の地下鉄銀座線の鋲だらけの古い車両の屋根と同じような色味。
車内に入って先頭部の内側、お客さんの座席が先頭まで伸びているはペコちゃん同様ですね。座席の側面板の形がノーブルで真鍮色のパイプの手すりがアイリッシュパブみたい。茶色く太い柱も斬新。電車でも古い時代のものはていねいな普請なんでしょうか。
まずはぺこちゃんの直接触れることができて満足でした。帰り、渋谷の喧騒に戻るのに気が引けるので大井町へ出て、京浜東北線で帰宅しました。
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