立派なお座布団を賜りました。「寿」のパッケージの下にはのし紙が、、。そしてのし紙の下に立派な「御」の文字が覗いて見えます。
のし紙をずらして見ると骨太な筆文字で「御誂座布団」。中身は紫の縮緬のような裂が覗いて見えますが、これ以上は家の中の大掃除をしないとすぐ汚れてしまいそうで勿体無くてまだ包を解く勇気がありません。
さて、どんな経緯でこのように立派なお座布団を賜ったかといいますと、静岡の郷土玩具の蒐集研究親睦団体である「日本雪だるまの会」から
「作者賞」という賞状とともに副賞として賜ったのでございます。こちらの会へは毎年の干支の人形を送るようご注文いただいていまして、会の新年会の景品としてお使いいただいています。その昔、拙作の人形が新宿にある民芸店で取り扱っていただいていた時期は店からお求めくださっていたそうで、長いことお世話になっているわけです。
また数年前、例会でお話ということで静岡までお招きいただいたこともありました。市内の神社の集会所の畳の間でコの字に並べたテーブルを囲んで、こじんまりとした雰囲気、しかしまた私のような者にも非常にフレンドリーに接していただきました。「作者賞」と言ったらこの道50年60年の年老いた老練な技を持った郷土玩具の作者がもらうもの、というイメージがあるので、例えば高松張子の故・宮内フサさんマサさんとか信州中野人形の奈良さんレベルの「極めた」人々が貰うものだろうな、、と思いつつ、
そういう方々は過去に既に表彰されているんだろうな、、と思いました。私のような者には過分な事とは思いますが、いただけるのなら喜んでいただきます。タイトルのとおり光栄至極に感謝感激です。伝統芸能とか伝統工芸とか伝統の名のつく、或いは伝統のイメージのつくものはピンからキリまでいろいろありますが、ある時期から身に滲みて感じるのは「家柄」とか「何代目」「ハンコ」とかというロゴだけでどんなものを作っても昔のものと違っていても「伝統」として世に通ってしまうんだな。家柄でない者は正しい方向性をめざしても現実的に厳しいと思ってます。
それでも、戦前には絶えてしまった今戸焼の土人形の本来の姿を何とか自分の手で再現したいという原点を忘れずにこれからも努力だけは続けていきたいと思います。
ちょっと萎れた気分でいたところ元気をいただきました。雪だるまの例会でお世話になった皆様へ何かお礼できないかと思って記事の取り上げるが遅くなりましたが、拙作の都鳥を用意できたので発送したいと思います。ありがとうございます。座布団の画像を撮った場所の主が戻ってきました。
こういうお品を頂いたら、確かに、包みを開ける前に、掃除をしたくなりますね。
ウリ坊は、頂き物はすぐに包みを開ける性格(?)なのですが、こういう特別なお品は別格です。
でも、飾っておくのでは無く、お使いになる方が、お贈り下さった方もお喜びになると思います。
中学の事ですが 展示スペースもできるようです、
慌てませんが 中学の土の人形出来ましたら
よろしくお願いいたします、
私が知っているかな。。と、、道端でも話題になってます、、
聞かれると嬉しくて、、。。
ただ、現在は会議用テーブルの上で作業しているので椅子にはもったいないですね。
腰を大切に、というお心遣いをいただいて気をつけなければと、思います。最近毎日接骨院に通っています。