一昨日あたり結構暖かくて、外でも上着を脱いで歩いていたのが、昨日からまた肌寒くなってきていますね。わが家の十五夜さんですが、一昨日まで掛け布団の上だとか仰向けに寝ているお腹の上に大の字に寝ていたのが、昨日は布団に潜り込んできていました。
ただ今少数ですが色塗りをしているところ。羽織狐の割型が久しく行方不明になっていたのがみつかり、久しぶりの色塗りしています。
大抵は泥絵の具または水干の具(顔料)や胡粉で彩色していますが、型によっては植物の煮出し汁を塗り重ねて発色させます。
今塗っているものの中では丸〆猫(嘉永安政風型)の涎掛けの縁と装束稲荷の招き狐(民藝館展式)での赤部分の下塗りに塗っています。
植物由来の透明な黄色なので、一回塗っても発色儚く、塗っては乾かし、その上にまた重ねるの繰り返しで色味を強めていきます。
仰向けに寝かせてある嘉永安政風型の丸〆猫の涎掛けの縁がそれです。左隣の招き狐の耳や尻尾もきはだです。
見つかり、本当に目の保養です。
自分の仕事も始められそうで、今年の暮れに
は羽子板市に行けそうです。
どうぞお身体をお大切に。