連日の猛暑。これまでも何度かご紹介している工程なので「またか、、?」という感じかもしれませんが、まさにこの工程をやるなら「今でしょ。」というところです。今現在、奉納用にお納めすべき「鉄砲狐」の型抜きに追われていますし、干支のものその他型抜きしてどんどん乾燥させ、素焼きして貯めておく時期なので、使う粘土も年間を通して最も大量に必用になります。そのためにも、掘ってきた粘土を精製、沈殿させて水抜きをし、発泡スチロールの箱の中でしばらく寝かせておかなければなりません。
毎度の風景なので、説明するのもくどいかな?とは思いますが、向かって右のバケツには掘ってきた土をどろどろに溶かしたものが入っています。左のバケツは右のバケツのドロドロを篩にかけて不純物を取り除いたものを沈殿させ、上澄みの水を繰り返し取り除く工程になります。まさに作業を終えたところなのでまだ水が濁っていて土は沈殿していませんが、明日になれば上澄みの水がきれいに現れます。それを除いて再び右のバケツのどろどろを篩にかけるのです。
水仕事なので今にぴったりですが、汗だくになってしまいます。それとどこからともなく蚊が飛んできて刺されます。近所に新しい工事現場を発見。それも幾分隅田川に近い土地なので、お願いをして近々粘土をもらいに行ってきます。
写真付きでとても解りやく、またお人柄が感じられ
興味深く読ませていただきました。どうもありがとうございました。