夫の叔父のお葬式でした。
8月末にすい臓がんとわかってから、余命3か月だと言われていました。
10月の3連休に夫と義妹と叔父さんのお見舞いへ。
面会は2人までだったので、夫と義妹は叔父さんに会うことができました。
私は車で待っていたのですが、2人は、口数少なく帰ってきました。
やせて、力もなく、病人そのものだったそうです。
そして、11月中ばに亡くなりました。
余命宣告って、当たるんだな~と、そんなところに感心してしまいました。
叔父さんは、結婚しておらず、家族はいませんでした。
お葬式は家族葬。
長男である夫の父が喪主という形で執り行われました。
家族葬だったので、親戚のみの小さなお葬式。
私は、叔父さんと会話らしい会話をしたことがありません。
あいさつ程度かな~。
定職についているのかわからず、いつ行ってもテレビを見て部屋にいる・・。
私にとっては、近寄りがたい人でした。
夫は子供の頃からずっと一緒に育ったようで、思い出もひとしお??
私にとっては、ほぼ他人同然だったので、絶対に泣かない・・と思っておりました。
でも、棺の中の叔父さんを見た瞬間、涙が・・・。
やせ細って、血の気の無いお顔。
がんの最期って、こんなにもやせ細るものなんだ・・。
痛みはなかったかな~?
最期は、苦しくなかったかな~?
そんな、様々な感情があふれてきて・・。
それと同時に、むなしさも感じました。
家族がいない・・ということは、直系の親族がいない。
75歳という年齢ならば、子供がいて結婚していたら、孫もいたかもしれない。
にぎやかなお葬式だったかもしれない。
祖母たちのお葬式は、たくさんの孫に囲まれて、にぎやかで笑いのあるものだった。
それに比べると・・。
そう考えてしまって・・。
そして、人はいつ死ぬかわからないし、いつまで生きられるのかもわからない!
そのことを、改めて突きつけられました。
「やっぱ、人生、楽しもう!」というのが、夫との合言葉となりました。
太郎にも、次郎にも、花子にも、「自分が楽しいと思う事をしなさい。行きたい道に進みなさい」と言いました。
最期の瞬間に、「楽しい人生だったよ。ありがとう」と言える生き方をしたいです。
本当は、葬儀の後、精進あげをするのですが、準備できないから・・と、お金をいただきました。
「どうする?」
「焼肉食べたい!」
「肉でいいのか・・??」
帰りの車の中で、家族会議。
結局、焼肉に決定!!
肉食べてよかったのか・・?
ま、楽しい人生の一コマ・・ということで。
叔父さん、ありがとう。
そして、ご冥福をお祈りいたします。
P.S
大きな虹~。