いなご家のだんご3兄妹~それぞれが輝ける未来へ~

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「はだしのゲン」の閲覧制限

2013-08-20 11:26:27 | Weblog
松江市では、小学校図書館での貸し出し制限を設けたと聞きました。私は、素朴に「なんで・・?」と思いました。一部に、過激な描写があるから・・とのことでした。でも、事実を元に書いてあるマンガです。戦争を知らない子供達が、日本人がどのような事を行ってきたのか?また、原爆とはどんなものだったのか・・を知るいい機会になっているのではないでしょうか?太郎も、中沢啓治さんが亡くなった記事を見て、興味を持ち、図書館で借りて読んでいました。「グロい・・。」と言っていました。表現は、適切ではないかもしれませんが、彼なりに受け止めていたのだと思います。事実だと知り、驚いていました。太郎に、見せられましたが、私は、実は読みたくないのです・・。私の小学生の頃は、もっと平和授業が行われていました。「はだしのゲン」の映画を体育館で見せられました。あまりの映像に、気分が悪くなりました。そして、修学旅行は、長崎へ行きました。そして、原爆資料館へも行きました。そこでも、映像を見せられ、あまりの衝撃に倒れました。感受性が強かったせいもありますが、やはり、ショックでした・・。そういった事を思い出すのがいやで、本も読みたくないのです・・。でも、きちんと、事実として受け止めました。そして、子供達にも、伝えるべきだと思っています。なので、知覧の特攻資料館や、ひめゆりの塔へ連れて行きました。何か、感じてくれれば・・と。今の学校教育では、平和授業がおろそかにされているのではないかと思います。8月6日は、原爆の日で、学校は登校日でした。そして、黙祷をしていました。今、戦争体験者が亡くなってきている中、この事実を伝えなければ・・と体験者の方々が、語り始めています。本来ならば、語るのもいやなはずです。それを、わざわざ、同じ過ちを繰り返さないように・・と話し始めているのです。そんな時代の流れの中、閲覧制限は、時代に逆行していないでしょうか・・?子供達も、今、昔あった事実を受け止めなければいけない時なのではないでしょうか・・?過激な描写だからと見せないのは、それこそ、事実を隠すことにならないでしょうか・・?そして、今、憲法改正が急がれています。いつの間にか、戦争に突き進んでいた・・といったことには、ならないのでしょうか・・?この閲覧制限の話を聞き、少し不安を覚えたのでした・・。私達も、もっと、一人ひとりがよく考えなければいけませんね・・。