花子の三者面談が高校であった。
私は捻挫中。
電車で行くにはちょっと・・。
学校へは公共の交通機関で・・と書いてあるけど。
花子から先生へ伝えてもらうと、あっさり「駐車許可証」を発行してもらった。
かえって、ラッキー。
昇降口前に車を停め、花子の教室を探す。
校内が広すぎて、毎回教室がわからない。
3年生だから3階?
よいしょ、よいしょ・・と階段を上がる。
が、3階にたどり着いても2年生の教室しかない。実は、4階まであったことを後から知った。
え?あっちの棟?
渡り廊下を歩いて、隣の校舎へ。
しかし、どこを歩いても教室らしい場所にたどり着かない。
これは、誰かに聞くしかない!!
そこで、廊下の端っこで座り込んで離している男子生徒に声を掛ける。
「ごめんね。3年3組の教室ってどこかな?」
すると、1人の男子生徒がすぐに立ち上がり、「案内しますよ!」と即答。
「3組の誰ですか?」と聞かれたので、「いなご〇子よ」と答える。
「ああ、かわいいって有名な!」と、さらりと言う彼。
「え?そうなの???」と、前のめりの私。
「はい。僕は知らないんですけどね」ときた。
知らないんか~い。
かわいいって有名なのではなく、あなたの友人の誰かがそう言ってただけだと思われる。
「バスケ部ですよね。僕、サッカー部なんで接点ないんですよね~」と話し始める彼。
「もう引退したの?」と聞くと、
「いえ、まだ残って部活続けています」
「冬の大会までがんばるんだ~。すごいね~」
そういった会話を続ける彼と私。
驚いた!!
このコミュニケーション能力の高さは何???
しーーーーんとした、会話の無い間が全くなかった。
淀みなく続く会話。
コミュニケーション能力が低い私としては、「すごい!」と感嘆の言葉しか出ない。
私がケガしたと言ったら、「どうしたんですか?」とぐいぐい入り込んでくる。
これが、私にはできない。
そして、面談の時間が迫る。
「まずい、時間が無い!」と言うと、
「大丈夫ですか?少し急ぎます?あ、ダメか」などと言っている。
渡り廊下を渡り切ったところで、私を探し回っている花子に遭遇。
「お母さん、どこに行ってたの?」と、あきれた顔をしている。
そして、背後にいる彼に気づく。
「ああ、迷っちゃってここまで案内してもらったのよ」と言うと・・。
小さな声で、「ありがとう」と言っていた。
無表情。ここで、笑顔でお礼を言えるようなら、かわい気あるのにな~。
だから、モテないんだよ。
彼の方も、「おお」と言いながら去って行った。
その後、花子からここに至るまでの経緯を質問攻め。
彼は、理系で人文字のリーダーを務めてるのだとか、すごくおもしろい人なのだとか、聞かされた。
有名人だったのね。
いや~、ああいう人が世間をなんなく渡っていくような気がする。
さわやかな高校生男子と触れ合えて、すごく得した気分になりました。
P.S
エリザベススタイルが定着しつつあります。
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