呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「楽天ゴールデンイーグルス・日本一」に想う

2013-11-04 | 徒然なるままに

ついに楽天イーグルスが日本一になった。まさに夢のような出来事だ。
球団創設9年目、パ・リーグのごたごたから生まれた新球団。1年目は初戦こそ勝ったが、2戦目はロッテに0対26で超惨敗!結局シーズン終了時には38勝97敗1分、5位とは25ゲーム差と、世にも珍しいぐらい大敗のズダボロチームだった。
その後だって8年間でAクラスは2回だけ。万年Bクラス、定位置は4位?5位?という状態だった。
それがたった9年でリーグ優勝どころか日本一だ!なんとも、なんとも凄いじゃないか。
でもそんなBクラス球団で、田中やジョーンズ、マギーぐらいしかスター選手がいないチームを一丸ならしめ、持てる以上の実力を発揮させたのは、あの大震災だったのかもしれない。
当時選手会長だった嶋選手の、2011年4月2日の大震災チャリティーマッチ開幕の挨拶もとても良かった。
「見せましょう野球の底力を!」
でもなんと言っても、4月29日の宮城Kスタでの初戦の挨拶には、被災地の人々だけでなく、東北に縁のある者、そして全国の野球ファンが涙したに違いない。

「誰かのために戦う人間は強い。絶対に見せましょう、東北の底力を!」

なんと力強い宣言だろうと、心の底から感動した。
でも、その年は5位、翌年が4位で、いずれもBクラスだった。それでも仙台の、宮城のファンは楽天の「底力」を信じて、朴訥に愚直に応援した。
仙台駅東口から球場までは、歩いて約20分ぐらいかかる。その道のりを楽天のユニフォームを着た親子が、応援グッズを持ったカップルが、野球帽を被ったお年寄りが、老若男女がワクワクしながら楽天の勝利を信じてKスタを目指して歩いている。
それは震災前も同じだ。僕は以前にその光景を見て「あぁ、贔屓の球団、地元の球団ができるということはこういうことか」と得心したことがあった。
そう、地元のファンは震災前も、そして震災後は尚更必死で楽天を応援した。その後押しで、嶋の感動メッセージからたった3年でリーグ優勝を果たし、更に日本一まで勝ち取った。
凄い、本当に凄い!出来すぎだ!大した奴らだ!元気をもらった!力が出た!頑張れる勇気が出てきた!
あ~、夢のよう…。そう、出来過ぎではあるけれど、素直に喜ぼう。そして明日への活力にしょう。
仙台が故郷で良かった、仙台に住んでいてホントに良かった!楽天ゴールデンイーグルス、万歳!!!


*日本一翌日の地元新聞「河北新報」、一面と裏面見開き全面楽天讃賞。そして中面も見開き全面。さすが地元紙!

  


*ぜひ3年前の嶋選手の挨拶をご覧下さい。別途掲載しました。



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