♪仙台シンフォニエッタ第45回定期演奏会
アマチュアの弦楽合奏団、仙台シンフォニエッタの定演を聴きに行った。@太白区文化センター楽楽楽ホール
約30名の弦楽合奏で、プログラムはヴィヴァルディの「四季」から“春”、バッハのヴァイオリン協奏曲第2番、ドヴォルザークの弦楽セレナード。指揮は日比野裕幸さん、ヴァイオリンソロが仙台フィルの小山あずささん。
久しぶりのバロックは楽しく聴くことができた。バロック、良いね。ソロの小山あずささん、仙台フィルの中ではオヤジのお気に入りだけど、ちゃんとしたソロは初めて拝聴。おー、Brava!上背もあるので、演奏姿は堂々としている。ブリリアントな音質はヴィヴァルディやバッハにピッタリだ。そうかー、こういう演奏をされるんだ。ますますファンになりました。
全体的には拙さも所々感じるが、アマチュアで年2回の演奏会を続けているのは大したものだ。相当の年配者もいらっしゃるが、皆さん一様に楽しそうに演奏されている。アマはそれが一番大事と思う。やっぱり器楽合奏は良いな。高校の頃、吹奏楽でクラリネットを続けていたら、今の自分の音楽人生はどのようになっていたんだろうというのは、最近よく思うこと。もう過去には戻れないし、辞めて他の音楽をやりだしたことで今の人生や友達付き合いがある訳だから、考えても詮なきことなり・・・
仙フィル・チェロの田澤緑さんがゲストで弾いていらした。田澤さん、時々アマチュアに混じって演奏されている。アマチュアにとって、プロのと一緒に演奏できるのはとってもしうれしいことだと思う。良いことですね。
♪「はるヲうるひと」('21-09 21/06/15 )
俳優佐藤二朗が原作・脚本・監督を務めた作品。佐藤二朗といえば、最近のTVなどでは温厚で小心者のお父さんみたいな役どころが多いが、なんか本質は違うんじゃないかなと思っていた。
最近、深夜のインタビュー番組に出ていて、若い時の役者を目指していた頃の話やせっかく広告代理店に就職したのに1日で辞めてしまった話などを聞いて、あー、この人はやっぱり心の奥に秘めた鬱屈とか野心とかから沸き立つパワーのある人なんだなと思っていた。そうしたら、この作品!自ら本を書いて、監督して演じているこの作品は、暗くて屈折していて救いようのない辛さがたっぷりだ。やっぱりこういう映画を撮る人なんだなぁと、妙に感心した。ずーっと辛いままで終わるのかと思ったら、最後に少しは希望が垣間見えたので、ちょっとほっとした。
山田孝之は、こういう影のある屈折した若者をやらせると上手いなぁ。仲里依紗も存在感ある。
♪「るろうに剣心 最終章 The Final 」('21-10 21/06/15)
第1作は2011年というから10年前。その前から原作のコミックは、ラーメン屋で少年ジャンプをパラパラめっくっている時にちょっと読んだりしていた。でもちゃんと読む気にはならず、映画も全く興味なかった。
それから10年、今回最終章ということで、映画の予告編やTVに佐藤健や武井咲が出て宣伝しているのを見るうちに、なんか興味が湧いてきた。それで、Amazon primeで過去の分を全部観終わったので、最終章を観ることにした。
幕末から明治維新を経て新しい日本が誕生するに際しては、ひょっとしたらこんな荒唐無稽なことも実際に起こっていたのではないだろうかと思えてしまうところがある。大河ドラマの「青天を衝け」や少し前の「西郷どん」などとも重なり、やっぱり明治維新前後の日本はとても興味深い。明治維新のストーリーは司馬遼太郎が決めた?などと言われているところもあるが、もっといろいろ知りたいね。
SFXも駆使しているのだろうが、佐藤健のアクションはすごい。武井咲も青木崇高も江口洋介も土屋太鳳も良い。心に深淵で暗黒の沼を持つ剣心が、新しい明治の時代で薫と一緒に安寧に暮らせることを祈念したくなる話だった。
♪「るろうに剣心 最終章 The Beginning」('21-11 21/06/15)
1日のうちに、上記The Finalに続けて、The Beginningも観る。剣心ダブルヘッターDay。
最初、総集編的な話?と思ったが然に非らず。剣心の頬の十字傷の所以、The Finalにも出てきた雪代巴の日記、巴と剣心の関わりなどが明らかになる。んー、なるほど、新政府転覆を企む敵達との死闘が終わった後に、剣心の過去が明らかになるこの作品も、なかなか良く出来ている。剣心と巴の束の間の安らぎと悲しい別れに、オヤジもちょっとウルっとしそうになった。
有村架純、やっぱりこういう心の憂いと儚さ、その奥に秘めた強さを持つ女性の役はぴったりだ。オヤジ的には、若手女優の中ではイチオシです。
今年4本目から8本目までの映画鑑賞記。
♪「ファースト ラブ」('21-04 21/02/27)
北川景子主演のサスペンスミステリーもの。原作は直木賞受賞作品だそうだ。女子大生が実父を殺害して逮捕される。裁判では「動機」が問題となるが、父と娘と母親の確執、娘の複雑な心理などが絡み合い、なかなか動機が浮かび上がってこない。北川景子演じる公認心理士が面会を繰り返し解明しようとするが、感情をむき出しにする娘に手こずり真実は見つからず・・・。
女子大生役の芳根京子が熱演だった。北川景子も良い。謎解きの面白さも加わり、なかなかの秀作だった。は4つかな。
♪「ステージ・マザー」('21-05 21/03/03)
最愛の息子はゲイで、父親との確執で家を飛び出しゲイバーを経営していたが、薬物中毒で急死する。その店とゲイのダンサーたちをどうするか、すったもんだの末、母親はゲイバーの経営とダンサーたちの世話を引き受けることになる。最初は渋っていたが、ゲイボーイたちの才能や人柄にだんだん惹かれ始め、経営やショーのプロデュースにのめり込んでいく。
息子を亡くした悲しみ、息子のことをよく理解していなかった後悔などがよく描かれており、そこから息子の遺志を継いで次第にゲイバー経営に夢中になっていくところは見応えがあった。古今東西、母親の愛は空より広し、海より深し・・・
♪「ドリーム・ランド」('21-06 21/04/11)
1930年代のテキサス。銀行強盗で大怪我をした美人女性を、納屋に匿う17歳の少年。少年は次第に女性に惹かれていき、彼女の方も相手が子供と思いながらも手厚く扱ってくれる少年のことが好きになっていく。一緒にメキシコ国境を超えて逃走し、自由な新天地で暮らすはずだったが・・・
主演女優のマーゴット・ロビーの存在感がたっぷり。少年の初恋?も切なく、なかなか良い作品だった。
♪「いのちの停車場」('21-07 21/06/03)
とってもとっても良い映画だった。終末在宅医療に携わる女医と看護師、助手たちの「いのち」との向き合い方を丁寧に描いている。吉永小百合、西田敏行、広瀬すず、松坂桃李、その他出ている俳優陣が全て良い。
いろいろな事情や思いで、医療機関への入院を選ばず、自宅で最後を迎えようとしている人々。なんか、みんな落ち着いて穏やかに過ごし、そして最後の時を迎える。家庭や家族の状況でみんながみんなこういう最後を迎えるわけにはいかないだろうが、でもこれもありだなぁーと思った。
隣の若い女性2人組が、鼻は啜るは嗚咽は漏らすは、ポップコーンは頬張るはでにぎやかだった(笑)が、でも気持ちは良く分かる。今年前半の観賞作品の中では、「すばらしき世界」と双璧の傑作と思う。5つ+α
♪「HOKUSAI」('21-08 21/06/03)
「いのちの停車場」とともにぜひ観たいと思っていた作品。どうせならとTOHOでダブルヘッター
葛飾北斎のことはもちろん知っているし、作品もそれなりには観ている。でもどういう人だったかはよく分かっていなかった。70歳になってから脳梗塞を患ったがリハビリを重ね、その後諸国を歩き回って有名な「富嶽三十六景」を書き上げた。そして亡くなる90歳まで創作意欲は衰えず、最後まで描き続けたというが、詳細は全く資料が残っていないそうだ。でもすごい人だったことは間違いない。
当時の浮世絵師や版元、戯作者などのお上に楯突く気概が伝わってきて、観ていて胸が熱くなってきた。柳楽優弥、良い役者になったなぁ。将来が楽しみだなぁ。田中泯、舞踏家とは知らなかったが、カッコいいなぁ。午前中に観た「いのちの停車場」でも、迫真の演技で存在感たっぷりだった。
to be continued・・・
2月13日の震度6強の地震で、我が家の庭埋設の温泉配管が破損して、しばらく風呂に入れなかった。それを良いことに、近所の温泉に入りまくり・・・ということもあり、半年で結構いろんなところに出掛けていったなぁ。
手帳とかと付け合わせもしていないので、訪問の順番が違うかもしれないし、抜けがあるような気もするが、まぁいいか。食事や部屋の写真は割愛する。尚、掲載の温泉は全て「掛け流し」です。それと主義として、高級宿には泊まるつもりがないので、どこも1泊2食付きで1万円以下の湯治宿みたいなところばっかりです。
♪最上屋旅館。我が家から車で20分程度の鎌先温泉にある日本秘湯を守る会の宿だ。40℃ぐらいの温めの薄茶色の湯が、とても気持ちが良い。熱くないのでいつまでも浸かっていられる。最近は、こういう温めのお湯が好みだ。熱いお湯は浸かっていられない。
時間で男女湯が入れ替わる。この小さめの湯船と、この倍以上ある湯船と2つある。宮城および近県の方はぜひいらしてください。日帰り入浴もできます。
♪東鳴子の阿部旅館。ここは泉質の違うお湯が2つあり、どちらも自由に入浴できる。男湯・女湯の区別がなく、男が入るときには「男性入浴中」の札を入り口に掛ける仕組み。料亭で修行した若女将の作る食事が最高だ。以前宿泊した時には、殻付きウニが出てきてびっくりした。部屋は湯治宿風で広くはないけど、こんな食事と良いお湯が堪能できて、1泊1万円もしないのは最高。
♪友人たちと、山形の寒河江駅前の「さらや」という焼き鳥(焼き豚)屋にいった時宿泊した「ホテルシンフォニー」の温泉。ここは普通のビジネスホテルながら、ちゃんと掛け流しの温泉だ。これが結構良お湯なんだな。ちょっと離れた「ゆ〜チェリー」には負けるけど・・・。そういえばチェリーパークホテル(ゆ〜チェリー併設)にも泊まったけど、画像なし。
♪雪深い肘折温泉に泊まりたくて、わざわざ2月に行ってきた。ここは日本でも有数の豪雪地帯で、毎年冬には「ドカ雪・大雪キャンペーン」が開催される。この日も一晩の降雪が60cmを超えて、宿泊割引が適応されるはずだったが、安い湯治プランで泊まったので対象外だった。残念!しかし我が4WDのCX-5でも、スタックしないか不安になるような大雪だった。
宿泊は、ゑびす屋。薄濁りの良いお湯だった。
入り口は男女別で、中は1つの混浴。他に男女別のお風呂もある。
温泉には基本連泊することにしている。2日目は、肘折りの共同浴場にいく。ここは古色蒼然とした趣がある浴場だ。日帰りでここに入浴に来るだけでも価値がある。
♪東鳴子の東多賀の湯。ここの硫黄温泉は絶品!絶対のオススメ!但し、真水のシャワーやカランなどが浴室にない。なので、洗髪も硫黄温泉で行う。ここに一泊したら、体から硫黄臭がプンプンだ。でも、それだけ良いお湯です。
でも、今回泊まったら、自炊用炊事場の奥にシャワールームができていた。女将さんに聞いたら、やっぱり最近は女性を中心に真水で体や頭を洗いたいというお客さんが増えているんだそうだ。んー、硫黄温泉に来たんだから、硫黄の匂い(臭い)に包まれて帰りゃよいのにねぇ。
♪GW明けに、蔵王のエコーライン(蔵王刈田岳の頂上を経由して宮城・山形を結ぶ)の冬季通行止解除に合わせて、山形県側の蔵王温泉に行ってきた。宿泊は吉田屋。
これまた硫黄泉の良いお湯なのだが・・・、熱い!めちゃくちゃ熱い!!44〜45℃はありそうだ。上に書いたように、最近熱いお湯が苦手になってきた。なので残念ながら内湯は1度浸かっただけ。あとは歩いて数分の共同浴場に行ってきた。
内湯、熱すぎだぁ〜、1分も浸かっていられない。
で、共同浴場に。蔵王温泉には共同浴場が3つある。上湯、下湯、川原湯。今回は上・下に入浴。共同浴場も熱めだが、それでも吉田屋よりは良い。体感、43℃ぐらい。温泉街に宿泊していると、共同浴場の入浴券がもらえる。
画像では分からないが、浴槽の底に湯の花が沈澱しており、お湯に浸かると下から湯の花がモクモクと沸き上がる感じになる。いあぁ、これは良いお湯だったなぁ。
上にも書いたように、自宅の風呂に入れなかったので、地元の神の湯や小金湯などにもしょっちゅう行っていた。そんなに温泉に行っているの?と云われそうだが、宮城、山形、福島には良い温泉場がたくさんあり、車で数分のところにも安い共同浴場がいくらでもある。それが良くて移住したこともあるわけで、まずはこの半年いろいろ楽しんだ。
これからは暑い季節になるので、温泉巡りには適さないが、また秋になったらいろいろ探そうと思う。皆様、ぜひいらしてくださいね。いつでもお連れします。
またまたお久しぶりの投稿となってしまった。
PCを新しくしたりして、ブログも更新しないとなぁ、でもgooブログのままで良いかなぁ、などといろいろ試行錯誤したが、取り敢えずはこのままgooブログを続けようと思う。それと、ブログとFacebookをどのように関連づけるか、同じ内容で良いのか…など、結構迷いもあってまた前回から時間が経ってしまった。
まぁ、とにかくなるべく間が開かないように継続しようと思う。
で、前回以降本日までの蔵王山麓の様子です。
桜がまだ残る遠刈田温泉松川河岸から望む蔵王連峰の刈田岳方面。ここからの景観はとても良い。
我が家でも随分遅れて山桜が満開になった。仙台市内や遠刈田温泉街と比べると1か月ぐらい遅い開花だ。結構の古木で趣はあるな。
ゴールデンウイークが終わると、刈田岳山頂のお釜経由で宮城と山形を結ぶエコーラインの通行止めが解除になる。高さ10mにも及ぶ雪壁の回廊が有名だけど、なんと僕は初めて通行した。人生60数年でやっと長年の夢が叶った。でも過去のニュース映像などからもっと迫力ある雪壁だと思っていたが、春の気温上昇で雪解けが早かったせいかイマイチ想像したほどではなかった。水面が凍ったお釜を見るのも初めてで、これはちょっと感激だ。
このあと山形側に降りて、蔵王温泉に一泊した。とても良いお湯だったが、その話はまた別途。
我が家から徒歩6〜7分のエコーライン登り口の大鳥居。
初夏になり、我が家の庭も緑が濃くなってきた。庭でお茶したりBBQしたりするために、IKEAでパラソルとテーブルを買ってきた。前から持っていたキャンプ用のチェアも出してきて・・・
今年は車中泊でソロキャンプに行きたいなと思っており、いろいろ道具を揃えている。先日庭でソロキャンプ予行演習をやってみた。野外炊飯用に用意したカセットコンロ(タフまるJr.)とシングルバーナーを使い、メスティンでミネストローネを作り、スキレットで牛ステーキを焼く。自分の庭とはいえ、やっぱり外で食べる食事は美味しいなぁ。
様子を動画で撮影し、初めてiMovieで編集してみた。自画自賛だけど、BGMも入れてなかなか良く出来ていると思う。限定公開のyoutubeにアップしようと思っているので、その時はご案内しますW。
我が家の庭にはヤマツツジが咲き始めた。それと山椒も至るところに生えてきた。近所の空き地にはアヤメも咲いている。
毎日庭に出るのが楽しい。蔵王山麓に移住してからもうすぐ半年。誰にも文句を言われないことを良いことに、未だに引越しの片付けが終わらずお客さんが座るところもない。そろそろ本気で片付けて、友人たちを呼べるようにしないと、と切に思う今日この頃だ。