♪映画「藁の楯」
小説の「藁の楯」を読んだのは既報の通り。元々会社の同僚が映画の話をしていて「結構重くて、観ていて辛かったけど面白かった」と聞いたので、まずは本を読もうと思ったわけで。
いやぁ、よく出来た映画だった思います。小説のキモをうまく映像にしている。脚本もよく、観ていて違和感がない。小説で多少「??」だったラストも、映画ではある意味スッキリ(中身は相当ドロドロで確かに気が重くなる)している。
そして役者がまたいいねぇ。大沢たかお、松嶋菜々子、伊武雅刀、岸谷五郎、そして藤原竜也。みんな良かったねぇ。特に藤原竜也は、人間の屑、誰もが殺したい救いようのない犯人役を好演した。彼がもっと歳をとった時にどんな役者になっていくのかが楽しみだ。
それから、CGが素晴らしい。福岡県警から犯人を護送するため、何十台もの警察車両が高速道路を疾走するシーン(CGじゃない?)。高速道路での大型タンクローリーの大爆発シーン。桜田門の警視庁に犯人が到着するときに皇居周辺に殺到する何百台のパトカー、etc。
お金をかければ、どんなシーンでもまさに本物のように作れるんだろうなー。日本人のテクニックは世界一なんですよ。
小説もお薦め、映画はもっとお薦めです!