東京男声合唱フェスティバルを聴きに行った。
この「男フェス」は、毎年勤労感謝の日(11/23)に開催される。聴きに行くのは、今年で4年連続だ。4年前に大学のグリーOB合唱団で歌っている伯父が出演するというので、はじめて聴きに行った。
若いころから男声合唱には興味があったのだが、その時に「あぁ~、男声合唱っていいなぁ~」と改めて思ったものだ。そんな下地があって、翌年の3月に我が男声合唱団と運命的出会い(?)を果たし、今日の僕がある。そう、この男フェスは、僕の人生の大きなターニングポイントだったんですよ!
さて今年の男フェスは…。朝から晩までやっていて、昼までには行こうと思いながら、洗濯したり整体に寄ったりしているうちに3時近くなってしまった。だからあまり多くの合唱団が聴けずに残念!
でも聴きたかった「お江戸コラリアーズ」や「創価学会しなの合唱団」はちゃんと押えました。
結局22の合唱団を聴いたが、う~~~ん、この2つは秀逸というか、筆舌尽くし難しというか、別格だ。もうあまりにも上手い、というか凄過ぎて参考にならない。(笑い)さすが全国大会金賞の合唱団だ。僕などが評論するのもおこがましい。
そんな中で、若手の合唱団の輝きが印象に残った。
盛岡一高OBの平均年齢19歳(卒業したばっかりってことだろう!)の4人組「Veri Ragazzi」まさにきらきら輝く透明なハーモニーを聴かせてくれた。
宗教曲をやったが、この若々しい透明感がピッタリくる。あたかもヨーロッパの荘厳な教会で少年聖歌隊のミサ曲を聴いているようだ。オジサンは、思わずウルウルしてしまった。
そして「浦和高等学校グリークラブ」50名を超える大合唱団で、これまた若々しく輝かしいハーモニーだ。先ほどのカルテットメンバーが50人集まった感じで、人数が多い分大迫力で完璧にハモる。「最上川舟歌」は良かったなぁ。
これだけ若手の実力を見せつけられる(聴かされる)と、「オジサンも頑張らないと」と心底思う。「オヤジには若者にない味があるんだ」などと、偉そうに言っている場合ではない。(もっともそれぞれが合唱に何を求めるか…なんだけどね)
もちろんオジサンも頑張っていましたよ。「トンペイ・メモリアルズ10」には、相変わらず年輪を重ねた重厚で温かみのあるハーモニーを聴かせていただいた。僕らもこういう合唱団を目指したいと思う。
22の団を聴いただけでも、合唱好きの若者がいっぱいいる。それなのに何で世の合唱団は男声パート不足に悩んでいるんだろう。結局30~40代の働き盛りの時に、合唱などやっている余裕がないのかなぁ。
でも、男声合唱界の将来は決して暗くない、みんなで男声合唱を楽しもう!という明るい前向きな気持ちになりました。