仕事の関係でピアノの演奏会を聴きに行くことになった。(ようは「お付き合い」です)
地元のセミプロ(?)の演奏会なんて、なんだかなーとも思ったが、まぁお付き合いもあるこだし、それにチラシを見たらソロではなく、ピアノ2台によるデュエットの演奏会らしい。珍しいくてプログラムも面白そう。お付き合いで嫌々ではなく、結構興味を持って聴きに行きました。
◎「二台のピアノによる演奏会」
・日時:2013年3月29日(金)午後7時開演
・場所:イズミティ21小ホール
・出演:杉山とみえ、米山博子
・プログラム
「ピアノと管弦楽のためのロンド」(モーツァルト)
「ハイドンの主題による変奏曲」(ブラームス)
「歌劇魔笛・序曲」(モーツァルト)
「二台のピアノのためのソナタ」(モーツァルト)
アンコール「楽興の時第3番」(シューベルト)、「ラデツキー行進曲(連弾)」(ヨハン・シュトラウス)
お二人共桐朋音大ピアノ科を卒業され、現在は仙台を中心に音大や音楽科の講師などを務めていらっしゃるベテランのピアニスト。そうか、セミプロと言っては失礼で、まさにプロのピアニストでした。
ピアノソロではなく、全編2台のピアノによる演奏会というのは初めて聴く。プログラムも原曲は結構聴きなれた名曲ばかりで、それをピアノ2台のデュオ用にアレンジした演奏で、とても面白かった。
モーツァルトが中心だったが、その中でブラームスはやっぱりブラームスっぽい。魔笛序曲はピアノ2台だとこう弾くのかー。おっ、二台のピアノのためのソナタは、「のだめ」で真一とのだめが弾いていたやつじゃないか…、ということで楽しく聴くことが出来た。
アンコールの最後に弾いた「ラデツキー行進曲」の連弾も良かった。I男声合唱団のピアニスト諸君、ぜひ今度聴かせてちょうだい!
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いつも言っていることだが、やっぱり「食わず嫌い」はダメ、損をする。この演奏会も「地元の年配の(ゴメンなさい!)ピアニストの演奏会なんて」と思って、どうしようか迷っていた。でもまさに付き合いもあるので聴きに行ったわけだが、大正解。
それこそ「お付き合い」のような方々(ご主人の同僚やピアノ教室の子供と父兄など)も多かったけれど、席が7割ぐらいしか埋まっていなかったのは残念。こういうところに思ってもみなかった「掘り出し物」が埋まっている。掘り出し物は掘ってみなければ見つけられない。