呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

読書感想文「蘇るサバ缶」

2018-06-24 | 本の話
◯「蘇るサバ缶」須田泰成著(廣済堂出版)⭐️⭐️⭐️⭐️
東日本大震災の大津波で甚大な被害を被った「木の屋石巻水産」のサバ缶が汚泥の中から掘り起こされ、ボランティアによって綺麗に洗われて、世田谷・経堂の商店街で22万個も販売された。この売り上げは石巻の復興支援、缶詰工場の再建などの資金に充てられた。

事実に基づくドキュメンタリーだけど、サバの缶詰が繋ぐ被災地と東京の商店街の人々の絆、想い、人情などが読み手に伝わってきます。
いい話です。サバ缶って、前はオカズが少ない時に
追加で開けるかな、程度だったけど、最近はイタリアンの食材などいろいろレシピがあって、とっても美味しいです。サバ缶のアヒージョとか、簡単でとっても美味しい!
今度は木の屋のサバ缶、お取り寄せしてみよう。
本書もオススメです!

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映画「万引き家族」

2018-06-23 | 映画(DVD)の話
◯万引き家族 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️👍
面白かったとか、感動したとか、涙が止まらなかったとかからは一線を画す、淡々とした静かな満足感が胸に広がる作品。
最後の方で、「えっ、そうだったの?」ということがいくつかあるので、中身にはあまり触れないけど、「家族の絆って?血縁って?」と考えさせられます。「そして父になる」や他の作品に共通する「家族とは?」が、これからも是枝作品の核となっていくのでしょうか。

出演者がみんな上手い!良い味出してる!
どうしようもなく冴えない親父のリリー・フランキー、さりげないけど味わい深い樹木希林、なんとも暖ったかい駄菓子屋のオヤジの柄本明、そして圧倒的存在感の安藤サクラ!半端ないです。あとはなんといっても子役二人の演技の見事さ!この映画の見どころです。
やっぱりカンヌ・パルムドール賞、アカデミー賞とはひと味もふた味も違う、見応えのある作品でした。
星、5つ+α、絶対オススメ❣️

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東京いとこ会&亡妻の墓参り

2018-06-16 | 家族のこと
またまたご無沙汰になっておりました。
思い出したようにですが、FB投稿を元に、こちらにも掲載していきます。忘れないでくださいね!


2週間前になりますが、東京でいとこ会@Papa Milano(丸の内)を開催。
3時間飲み放題で、スパークリングもワインもボトルで出してくれるし、料理のボリュームもあり、なかなか良かったです。
全国的に一躍有名になった尾道の向島の叔父夫婦も、東京の孫の顔を見に来るついでに参加してくれるなど、総勢12名が集まりました。仙台からは僕以外にも従妹が参加です。
叔父たちは70代、集まったいとこの中では僕が長兄で、一番下が40代半ば。お互い小さかった頃の思い出話などに花が咲き、とても楽しい会でした。
3年前にも集まり盛り上がりましたが、今後は2年ごとにやろう!次は東京オリンピックが終わった頃だな、と再会を誓い合いました。その前に仙台いとこ会やらないと…

翌日は仙台に帰る前に、亡妻の墓参りに行ってきました。
5月27日が命日で、丸11年が経ちました。いつも書きますが、もう11年、まだ11年…
妻のことを思い起こすと、いろいろ後悔や慚愧の念に堪えないところ多々ありますが、それは置いておきます。
次男のことを報告し、うまくいくよう見守っていてほしい、次男に独りよがりにならず、ちゃんと彼女の意向も尊重して話を進めるよう言い聞かせてほしい、とお願いしました。
来年は十三回忌。その頃には次男の結婚話が良い方向に向かっていることを願うばかりです。(決して頓挫しているということではないんですが…)

妻の病気のこと、闘病や家族の看病のことは、拙ブログ「妻の乳がん闘病記」に詳しく載せています。
もう10年以上放置しているので、バナー広告が入ったり、テキストがgoo指定の素っ気ないものになっていますが、未だに毎日200人近い方が見ていただいているようです。それだけ、世の中には同じ病の方が多いのかと思いますが、ある意味ありがたいことです。
闘病記ですが、結果的には追悼ブログみたいになり、僕でさえ今読むのは辛いです。なので決してお勧めするものではありませんが、「お前は妻の病気とどう向き合ったのか」と興味のある方は、当ブログのリンク先からご覧ください。


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映画「空飛ぶタイヤ」

2018-06-16 | 映画(DVD)の話
◯映画「空飛ぶタイヤ」☀️☀️☀️☀️🌦
このところ、観たい映画が目白押し。一緒に行く相手を待っていると見逃してしまうので、仕事帰りに積極的に観に行こうと思います。職場はTOHOシネマの隣みたいなもんだし…

さて、昨日観たのは、まさに昨日から上映が始まった「空飛ぶタイヤ」
池井戸潤の同名小説の映画化。小説はしばらく前に読んだけど、と~っても面白かった。映画は果たして如何に⁉

大手自動車メーカーの大型トラックのタイヤが外れて、道を歩いていた親子を直撃し、母親が即死した実際の事件を題材にしている。池井戸潤お得意の「小が大を追い詰める」展開で、見ていてまさに胸がすくドラマだ。
しかし単に痛快で面白いだけではなく、三菱自動車のリコール隠し、三菱銀行(いずれも当時)をはじめとする財閥企業グループの庇い合い、もたれ合い体質を鋭く突いている作品。
三菱自動車は、ご存知の通りこの事件に懲りず、つい最近も燃費データー改ざん問題を起こしている。あまりにも懲りない大企業の隠ぺい体質、保身体質…、これがフィクションではなく、現実に起こったこととだと思うと、観ていてうんざりする。
一時期三菱系の企業に身を置いた自分としては、映画でも描かれる隠ぺいを告発する若い社員たちの正義の気概を信じ、更生を願うばかりであります。

PS)
シリアスなドラマなんだけど、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生ら主役連中があまりにもカッコよすぎて、そっちに気を取られて粗筋がちゃんと頭に入ってこないような…。
僕らオヤジでさえそうなんだから、彼ら目当てで観に来たと思われる若い女の子(結構多かった)は尚更でしょう。でも隣の女の子たちが「結構面白かったね」と話していたのは、救いです。(苦笑)
原作ではもっと突っ込んで書かれている、銀行の融資担当者(高橋一生君)の描き方が物足りなかった。映画では仕方がないのかな…

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映画「のみとり侍」

2018-06-15 | 映画(DVD)の話
◯映画「のみとり侍」☀️☀️☀️⛅️
長岡藩の江戸詰エリート藩士が、一言の失言で藩主から「のみとり侍」への左遷を言い渡される。
のみとり侍とは、飼い猫の蚤を取って日銭を得る家業だが、実態は未亡人などを相手にする売春夫。最初に相手をしたおみね(寺島しのぶ)に「下手くそ!」と罵られ、持ち前の生真面目さで「艶」の道に精進していく…

田沼意次時代の混沌とした悪政など、史実に基づいて描かれていたけど、でも観終わった後、何が言いたいの?何を表現したくて作った映画なの?と思ってしまった。そんなこと考えないで素直に楽しめば良いのかな?
題材が題材だけに、Hな場面も満載のコメディー。阿部寛はもちろん、寺島しのぶ、豊川悦司、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子など、みんな良かった。
特に寺島しのぶの艶っぽさったら…、こんなに良い女だったんだ!そして豊川悦司の男の色気、いいねぇ。
まぁ、僕的には映画としては3.5点(5点満点)だけど、個々の役者の個性はたっぷり楽しめました!
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